ときたま日記 【1999.11〜2000.6】

 
 

1999年11月17日(水)

 パソコンが欲しいパソコンが欲しいパソコンが欲しいパソコンが欲しい。
 いや、無理だとわかってるんすけどね。もうどうにもこうにも遅いわけよ、なにもかも。特に最近、DreamweaverとかFireworksとかの比較的大きなプログラムを頻繁に立ち上げるようになったら、強く感じるようになったのす。今までは、エディタかブラウザぐらいしか滅多に立ち上げなかったからのう。ここんとこはブラウジングまでも遅く感じる。
 なんせ4年半程前に購入したショップブランドのPentium90のマシンを基本に、途中マザボやグラフィックボードも入れ換え、HDも増設し、CPUも166に交換したものの、RAMは48MHzと中途半端だし、まあこの御時世では既に役目を終えようとしているスペックだよねえ。
 起動も3分ぐらいかかる。大袈裟か。計ってみようか。でもメンドくさいからやめた。電源を落とすにも2分ぐらいかかる。よーな気がする、としておくか。
 とにかくいやんなっちゃうのである。こんなんでは更新意欲も失せるというもの。最新のPCさえあれば、バリバリ更新して「名古屋で生きる」なんかのコンテンツもガンガン増え、TOPページはグルグル動き、カウンターもジャンジャン回る、てなことには、まあ、ならないではあろうが、ま、そんな風に思いたくもなろうというもの。
 最近、安くなったしなあ。とりあえずキューキュッパのものでも、随分と早く感じるだろーし。でもそんな金はなーいッ! タイミング的にもWindows2000を控え、微妙なとこだしなあ。来年あたり、また状況が変わりそうな気もするし。
 ここはグッと堪えて、しばらくは我慢我慢なのであることよ。

 ということで、日記を始める。ということでも何もないわけだが、過去に工事中日記とかガシャ日記とかいうものが、あったような気もするが、ちゃんとした日記はこれが初めてである。どこがちゃんとしてるかというと、コンセプトがない、という所である。日々のよしなしごとをただ垂れ流すのみである。じゃ、今までと一緒じゃん、と思ったあなた! あなたはなかなか飲み込みが早い。きっと出世します。出世と云われても、と困惑するあなたの顔が目に浮かびます。
 しかも、毎日更新する気力は続かないことが分かりきっているので、最初から「ときたま」などとことわっているこの腰抜け振り。まさにelekingの真骨頂である。で、ときたま、なのでスクランブルエッグなのである。それはかきたまではないのか、といったツッコミは一切許可しない!
 ひょっとして、日付が連続していても心配しないように。きっと、ときたま、になります。それはもう最初から決められたことなのであります。(卑怯だぞーッ、の声あり)
 でもホントスゴイと思うす、大矢さん谷山氏飯尾君。最近お休み加減だが水上氏も。毎日更新はネットサーフィンの醍醐味。楽しみにしてるっす。

1999年11月22日(月)

 休日の合間に挟まれた月曜日。それはそれで鬱陶しいよね。ま、天気は可もなく不可もなく、こんなもんでしょ。昨日も9時過ぎに寝てしまったので、朝は快調。そーか、やはり10時間睡眠は体調に良いかのう。でもそんなに寝ておれんよ、何もできんじゃないか。『わらいのじかん』の前回分のビデオもまだ見ておらん。
 昼は、鶴舞高架下の『ゆきちゃんラーメン』まで遠征。鶴舞といっても千早の交差点に近い。ブランズウィックのあたりね。ここは昔、覚王山日泰寺に出ておった屋台のラーメン屋であり、台湾らーめんがオススメ。辛すぎず、日本の味になった台湾らーめんがなかなかいける。前回入った時は麺がノビノビであったものの、スープがうまくて再挑戦してみる気になっていた。今回は「味噌台湾らーめん」にチャレンジ。800円とはチト高いね。味は確かに、プラス味噌って感じ。これはこれでなかなかコクがあって良いぞ。今日は麺も伸びてないし。会社から徒歩10分以上というのがツライが、たまには訪れたい。
 帰ってくると、殊能氏より、絵ハガキが。殊能氏は電話以外の通信手段を遮断しておられるので、ここんとこ近況をこまめに絵ハガキで知らせてくれる。第2作の『●●●』(特に云われたわけじゃないけど、いまんとこタイトルは伏せておくよ)を脱稿されたとのこと。940枚となかなかのボリュームである。タイミングが良ければ年明けてしばらくしたら、読むことが出来るのかなあ。楽しみであることだ。あと、『小説現代』の新年号にコラムが載るらしい。これまでの殊能氏情報としては、もうすぐ出る『ユリイカ』に、小谷真理氏によるインタビューが載るということで、要チェック。それから今出ている『小説推理』に、高城宏氏による長文の『ハサミ男』の評論が載ってます。なかなかの力作で、殊能氏に教えてあげたら、早速本屋に走って読んだらしく、それなりに興味深そうであった。アンビの新年会に来たい旨が書かれてあったので、関係各位は期待せよ。この機会に東京の人々も来名されたし。
 日常行事の娘達風呂入れタイムに差しかかろうかという時、はーちゃんよりTEL。この日記を読んで憐れんで、MMX233のCPUを譲ってくれるらしい。有り難いことじゃ。

1999年11月26日(金)

 定時退社。はーちゃんが会社のそばまで来てくれ、約束の233MMXをもらう。おまけでDr.PEPPERも2本もらう。わしの好物である。もう10年ぐらい飲んでないぞ。
 そのままはーちゃんの車に同乗、同僚のTちゃんを平針まで送った後、メシを喰おうということになり、緑区近辺をウロウロ。わしはラーメンでもという感じであったのだが、ウロウロするうちに二人とも腹が空いてきたらしく、食い放題系の話題に偏ってきている。勢いで滝の水の『海鮮牧場』に飛び込む。1980円のバーベキュー・寿司食い放題である。ここは食い放題にしてはネタがまずまずである。スタミナ太郎とかのつい今しがたまで冷凍してました的な肉ではない。種類も豊富である。植田にある『ビストロ88』と同じ系列だと思う。
 最近、食を細くしているので、それほど気乗りではなかったものの、まあ、あれば喰うわな。とりあえず目一杯喰うだけ喰う。はーちゃんは最後の杏仁豆腐にハマって、かなり苦しそうであった。
 僕のコース的には、肉→野菜→肉→肉→寿司→肉→野菜→海鮮→肉→寿司→肉→メロン→プリン→寿司→寿司といった感じではなかったかと思うのだが、やはりメロン→プリンといってもう終わりかと思わせての寿司→寿司は自分でも浅ましいと思う。もう少し若い時はここからまた肉→肉と行って、周囲を呆れさせていた筈だ。
 家に帰って、風呂に入って早速CPUを交換してみる。作業そのものはあっさり終わる。
 やー、早くなったよ。233といえば、今やもう一世代前のCPUといえばいえるが、ギリギリ現役として通用するクロック。さすがである。感覚的には起動も半分の時間になったよーな気がする。有り難いことである。うーむ、これでバリバリ更新せねばならなくなったというのか。
 メールをチェックすると、谷山氏からダブりガシャ譲りますとのメール。最近全然回してないので有り難く頂戴する。いやあHGルパンとかも気になってるのだけどもね。今気軽に回せる状況にないので。
 そういえば、昨日殊能先生から、2作目の執筆時に愛聴したというテープが送られてくる。その2作目のオリジナルサウンドトラックという構成で、聴いてみるとまさに雰囲気がある。荘厳なオープニングに続き、吉幾三が入っているあたりまさにサントラといった感じが逆説的にするなあ。期待がつのるぞ。
 サーフィンをつらつらしていると、希さんのサイトが久々に更新されている。喜んで読んでみると.....。早速お祝いのメールを送る。

1999年11月27日(土)

 出勤しない土曜日。長女が星ヶ丘の祖母の所に泊りに行くというので、送りがてら久々に藤が丘方面に。長女の冬用のコートを買うんだそうである。昔は生活圏内であったが、今はたまにしか行かない。久々であったが、あまり大きく変わったという印象はない。駅前のミスドが2店舗に分離していたぐらいか。
 所用を済ませ、昼飯に。昨日ラーメンが食べられなかったので、独断でラーメンということにする。こっち方面でもいろいろ選択肢はあるのだが(本郷亭、向日葵、龍龍、大黒天などなど)、京命近くの「たかち屋」にすることにする。子供連れで入っても安心、という情報を得ていたからだ。
 入ると果たしてカウンター席のみで思ったより広くなかったが、赤ん坊用の席も用意されていて、情報に間違いはなかった。長浜風のとんこつラーメンである。ランチメニューで各種ラーメンに200円プラスで餃子とライスがセットになっている。手製のキムチがとり放題である。麺は極細、とんこつとはいえ、あっさり風味。かつおの風味も漂い、うまい。誤解を恐れずいえば、寿がきやのスープと共通するものがある。子供達には大受けであった。
 長女を送り届け、星ヶ丘三越で買い物。少し公園に寄って、夕方前に帰宅。家族を降ろして、そのまま久々にゆっくり本屋に向かう。まずは徳重の三洋堂。隣のアピタにはよく来るが、こちらには久々。VIDEO・CDのレンタルを始めたことは知っていたが、2Fのコーナーに初めて行って驚く。品数が豊富。三洋堂のレンタル、と思って馬鹿にしていたが、TUTAYA等にもひけを取らない品数であった。分野によっては勝っている。しかも安い。なんと190円である。新作・旧作問わず。今年に入ってデッキの調子が悪く、CDレンタルもずっとさぼっているし、VIDEOもテレビ録画がたまっているので、何も借りず。 そのまま潮見が丘の正文館書店へ。一通り棚を眺め、『ユリイカ』12月号、『コミック・フィギュア王』などを購入。
 夜、英樹氏よりTEL。月曜日に巽孝之氏が来名するので会わないかとのこと。いやあ、ほとんど面識ないしなあ。学生時代に手紙を少しやり取りさせてもらって、ダイナコンのゲストの時、車で送迎させてもらった以来だし。「田波さん来ないかなあ」と英樹氏。「既に、行けないと言っておいてくれと釘さされてますよ。町内のハロウィンのカボチャ係で忙しいから、と」と僕。「睦夫、誘おうかなあ。でも、僕と睦夫と巽さんというのもなあ。」「いいじゃないですか、久々に」「いや、僕と睦夫ではなあ....。」まだそんなことを言っているのである。中学高校時代に二人で数々の各地イベントに参加したあの頃を思い出すに、いい機会だと思うのだが。別に思い出したくないか。
 なんにせよ、殊能氏にTELするつもりだったので、早速TEL。「英樹氏、哀願してましたよ」「じゃ、電話かけてくればいいのに」。そーだよなあ。話の内容によっては来ないこともなさそうである。ついでに、ユリイカの感想を述べ、『小説現代』の次号に載るコラム用のニセ著者近影写真の話を聴き、その他もろもろの話をして電話を切る。
 何もない日々が多い中、今日は久々にいろいろあった日であった、日記に書くネタにも事欠かないなあと思いつつネットに繋ぐと、昨日送った希さんへの祝メールに返信が。その内容は、今日あったすべて諸々のことを吹き飛ばす衝撃の事実がつづられていたのであった!
 適当に繋いで寝るかと思っていたが、寝るどころではない。谷やんと、このオドロキを分かちあいたい。このオドロキを正式に享受できるのは彼と僕しかおるまい。イチかバチかでチャットで待機の準備をする。谷やんもこの知らせを受け取ったらしく、愕然のメールが送られてきている。
 チャットに入ると taraさんが来ている。おお、久々にELEKING CHAT成立の瞬間である。間もなく谷やんも現れる。思うことは同じか。taraさんにも簡単に事情を説明し、希さんお祝いチャットが繰り広げられた。
 で、その衝撃の事実とは、何かって? 本人達からあまり騒ぐなと云われているので、今は詳しく書かないが、希さんが来週結婚する相手というのが、僕と谷山氏(そして名大SF研のみんな)がよく知る人物であったのだよ。いやあ、何かとてつもなくHAPPYな気分になって眠りに就く。

1999年11月28日(日)

 のんびり気味の一日。昨日買った『ユリイカ』ミステリ・ルネッサンス特集の続きを読みつつ、クラムチャウダーを作ったりする。
 殊能氏インタビューは期待以上に面白かった。横溝と乱歩の分析が秀逸。そんなにいろいろな評論を読んできているわけではないが、その中でも一番すっきりした分析だったと思う。判りやすい。本格ミステリファン必読。同時掲載の京極夏彦インタビューの内容とも見事に呼応しているのが、まことに興味深い。
 午後遅くに買い物に出掛けるということになり、出来たばかりの荒子川のジャスコに行って見ることにする。ある程度の混雑は予想していたが、近づくに連れ、さらなる接近が不可能と分かる。名古屋競馬場を南に行った交差点の所から延々と駐車場に入る車の列。3000台の大駐車場があるにもかかわらずである。「ここから駐車場へ3時間」などという馬鹿げた標識を見て、これは来るな帰れということだなとあきらめて、東海通りのアピタへ。
 夜、再び英樹氏にTEL。睦夫氏が来ることになったそうである。田波氏に電話するよう伝える。僕は明日の仕事が早くあがったら行くということにしておく。6:00というと微妙な所ではある。
 ああ、これから年末調整の申告書を書かねばならぬ。何が嫌といって毎年これが一番嫌である。何度書いてもよく判らない。面倒くさい。根本的にこうした書類のマスを埋める作業が体質に合わないのではないか。この分では個人事業主などにはきっとなれぬに違いない。青色申告とか、絶対出来そうにないなあ。はあ。

1999年11月29日(月)

 ここんとこ日付が続いているが、安心してはならぬぞ。たまたま書くことがある日が続いているだけで、すぐに題名に偽りナシのページに戻ること請け合い。
 昨日の時点では無理せんどこうかななどと思っていたのだが、東から北から名うてのSFファンが集まるとの思いが、たいしたSFファンでもない僕を落ち着かなくさせ、仕事を適当に切り上げる。6時過ぎに退社してそのまま徒歩でパルコ・ブックセンターへ。6:00〜6:30の間に集合ということだったので、なんとか間に合うであろう。
 上がっていくと既に英樹・睦夫氏と田波氏の姿が。田波氏は前回あったときよりも血色が良くなり、元気そうである。さすが『ハサミ男』4刷になっただけのことはある。しばらく待つと巽さん登場。南山大学の講演のため出張とのことである。クレストン・ホテルに宿泊とのことで、パルコでの待ち合わせとなったようである。そのまま英樹氏の仕切りで西館8Fのレストラン街へ。レッド・ロブスターで談笑。 さまざまなことやまざまざなことを9時ぐらいまで語り尽くす。
 巽先生と別れて、カプセルに泊まることにした田波さんと兄弟でロフト前のオープンテラスへ。入店直後震度4の地震に見舞われるアクシデントがあったものの、一次会で話されていた話題の方が強烈で、何事もないかのように閉店の10時までしゃべり続ける。
 10時過ぎると終バスの心配が生じる。面倒なことである。巽さんからお土産に頂いた『テクスチュアル・ハラスメント訴訟中間報告』を読みつつ、地下鉄を乗り継ぎ終バスで帰宅。11時過ぎ。

1999年12月6日(月)

 午前中は先日の健康診断の再検診で、中日病院。再検診なんて行ったことないのだけども、今回は35歳検診ということで、ちょっと詳しくやったみたいなので折角だからということで。具体的には血圧と血糖値。いやあ中年だよねえ。ま、危険域というわけではないようなのだけど、要注意ということで。血糖は、1時間おきに3回採血をせねばならぬ。ブドウ糖液というかサイダーを飲まされて測るわけである。最低でも2時間以上はかかる勘定。途中はどこにいてもいいので、セントラルパークの丸善とかに遠征したりする。
 終わると11時過ぎ。会社は午後からということにしてあるので、その足で念願の丸の内の『麺なかの』に向かう。中日病院からまっすぐ東に進めば到達するということは下調べ済み。昼前ということで、客は一人。落ち着いた感じの店内である。「中華そば」を注文。小ぶりの鉢になみなみと注がれた上品なスープが魅力。麺もプリプリ、チャーシューもしっかりしたものである。堪能。わしわし食べるラーメンという感じではないが、繊細な丸鶏スープを味わいつくす。
 まだ11時半過ぎなので、勢いづいて、これまた念願の名店『江南』に向かう。こんなときでもないと食べ歩けないのよね。しかし検診で「体重を減らすのが先決ですね」と云われたその足でラーメンを食べ歩くというのもどうかと思うが。まあ最近全体の食べる量は減らしているので、たまにはいいのだ。といいつつ昨日の昼は家族で藤が丘の『向日葵』なんかにも行ったりしているのだが。その前の日の出勤の土曜日は『味味』の台湾ラーメンだったなあ。
  こちらは場所がはっきり判らない。国際センターに2号店というおぼろげな情報を元にそのまま東に歩を進める。国際センタービルをうろつくもそれらしい店舗はナシ。じゃあ1号店があるという柳橋付近をうろつこうと南下。難なく店舗を発見。しかし開いてない。しまった、ここは夜のみの営業であった、と気付いたのはその直後。後で調べると1号店も2号店も目と鼻の先にあったようだ。センタービルにあるわけではなかったらしい。しかもセントラルタワーズへの出店を目前に1号店は16日までの営業のようだ。こりゃまたしばらく食べられんわい。
 とぼとぼと伏見方面に戻る。ここまで来たらと歩いて、白川公園を横断。ヘラルド会館を過ぎればすぐ第2アメ横である。それでは、ということで大須の『赤座』へ。ここは10年程前の開店直後に一度入ったことがあるはずだが、まったく記憶がない。最近何度か入ろうと思っていたがうまくタイミングがあわなかった店である。12時半ぐらいであったが、狭い店内は満席。「しょうゆラーメン」を注文。 『麺なかの』とはうって変わって、とんこつの濁りがあるちょっと粗雑な感じのスープ。臭みはまったくなく、えもいわれぬ甘みのようなものもあり、これはこれでうまい。「味噌」や「しお」が評判のようなので、是非近々に試してみたい。
 というわけですっかりラーメン日記になっている。も少し食べ歩いたら『名古屋で生きる』にラーメンコーナーを設ける予定なのだがね。

1999年12月7日(火)

 うちの3歳の娘も「燃えてるんだーローカー」と唄う今日この頃、郷ひろみはいかがお過ごしでしょうか。しかし先日郷ひろみが出た『ポップジャム』の新聞のTV欄の表示には笑う。
 11:00Sポップジャム「郷アチチ/野猿/プッチモニ.....」
名前か、郷アチチ。
 それはおいといて、わしが先日chatにちょっと書き込んで、掲示板で関係者に物議をかもした件について説明しておく。うちの会社にTVドラマの撮影が来たという話である。
 説明も何も、そのままの話であるのだが、名古屋テレビ制作のクリスマススペシャルドラマの撮影でうちの会社を使わせてくれということになり、先週の金・土の両日、物流センターと印刷課で撮影が行なわれた模様である。しっかり看板も映るらしい。出演は小雪と細川茂樹。放送は25日の昼ということである。多分ローカルだろーな。
 なんでもストーリー的には、占い師を目指す女の子が占いの本を出版することになるが、誤植があることが発覚。 なんとか発送前に印刷が終わったすべての本の誤植箇所に訂正シールを自らの手で貼ろうとクリスマスの夜に印刷会社に詰めるという話なんだそうである。なんのこっちゃ。業界的には泣けてくる話である。うちの上司の話をそのままに書くとそういうことになる。まあ、想像はつくけどね。でも題材的にそんなものでラブストーリー(多分)を作られてもなあ。
 ともあれ、撮影現場にわざわざ立ち会おうという気力もなかったので、詳細は不明であるが、夜シーンのロケではホースで雨まで降らしたらしい。まあ、どう映っているかは放映をお楽しみに。

1999年12月14日(火)

 今日は久々にシステム管理者的な仕事に従事する。大体、今のわしの基本的な仕事はシステム管理、工程管理、オペレートの3つに大別されるのだが、その他にも、事務処理、人事管理、苦情処理、ネットワーク管理、ちょっとしたシステム開発(ホンにちょっとした)、体調管理、宴会顧問、上司に苦情を云う係、どこで昼飯を喰うか決める係、などなど実に多才な仕事をこなしていることに今気付いた。
 で、まあシステム管理に時間を割く余裕はなかなかないのだが、今日は手作業に間が空いたので、朝からそんな作業。まず、階下の部署のパソコンのメインディスクの空き容量が危機的状態になっているのでなんとかせよとの事。パーティーションが切ってあるので、パーティーションをやめれば空き領域は確保できるのだが、領域開放して再フォーマットから再インストールとなると、本来わしがシステムを組んだ所ではないので(はーちゃんの担当部署であった)、UNIXとの接続や特殊なアプリのインストールなどもあり、ちょっと手間取ってしまう。まとまった時間がないと出来ないヨと云って先延ばしにしていたのだ。
 ところが便利ツール発見。その筋の人には有名ソフトなのかもしれないが、『Partition Magic 5.0』というシロモノ。これはその名の通りディスクのパーティションをいろいろ操作管理できるソフトなのだが、ななんとディスク内容をそのままに、隣り合ったパーティションで分けられたドライブを結合できてしまうという。これだこれです、というわけで早速購入。今日試してみたわけであるが、なるほど簡単に出来るぞ。それなりに時間はかかるが、いろいろ勝手にやってくれるので手間要らずである。「Magic」と名乗ることを許すぞ。
 昼飯は、だいけんさんの掲示板で情報を得ていた今日開店の富士見町のラーメン屋の新店へ突撃。歩いて10〜15分ぐらいかかるのだが、なんのそのである。『藤味亭』という名前。店内行列が少し出来て居たものの、10分ほど待っただけ。薬膳系ということでよろしいのでしょうか。まずまずの味。歯ごたえのある大きめのチャーシュー3枚とこれまた歯ごたえのあるシナチク、さらに歯ごたえのある麺があっさりめのスープになかなか良く合っている。も少しコクが合っても良いかなと思ったものの、今後に期待しましょ。だいけんさんも居たのかなあ。多分居たでしょう。しかしながら、開店記念の粗品が白い靴下一足、というのは一体なんのつもりなのであろうか。
 午後は、最近順調なのでほかっておいたNTサーバーをいじる。順調なサーバーは出来ればいじりたくないのだが、Y2Kの絡みもあってやっぱService pack5のパッチを当てとかなきゃならんだろうということで。ついでにNT用のNorton Utilitiesも入れておく。ファイルサーバーなので断片化が凄いことになっとるねえ。speed diskをかけておいて帰ってきたのだが、果たして明日ちゃんと動いてくれるであろうか。
 帰りに『ぴあ東海版』と『このミス』を買って帰る。 ぴあなど買うのは数年振りだが、ラーメン店特集なので買わずにおれまい。『このミス』は、『ハサミ男』第9位。殊能氏から聴いてはいたのだが、改めておめでとございます。

1999年12月29日(水)

 サボって済まぬ。
 さすが、年末ということで何やかや忙しいね。ここに書いておきたかったこともいくつかあるが、まあ、過去のこと。たいしたことでもないし。何が忙しかったといって、まずクリスマス。3人分のプレゼントを用意せねばならないし、それぞれのおばあちゃんのプレゼント用の買い物にも付き合わねばならないし。おかげで、うちはおもちゃまるけである。普段、そんなに買うほうでもないと思うので、年末年始ぐらいはいいのでは。
 23日の日に八事のトイザラスに買出しに行くと、当然凄い人出。ラッキーなことにポケモン金・銀が丁度入荷した時だったようで、長女は両方ゲット。その日の朝まで、ほうぼう探してもなかったのに一安心。で、今、わしは金の方をチョビチョビやっておる。それでも忙しい。
 今日は大掃除で出社。おとといからサーバー機のHDの増設をしたり、簡単なY2K対応をしたりとバタバタ。NTサーバーにはSCSIボードを突っ込み36.4GBの内蔵HDと外付け1.3GBのMOを取り付け。これが予想された通りなかなかあっさりいかない。 まず最近の大容量のSCSI HDにはディップスイッチでターミネータの設定ができないものがあるということが分からなくて悪戦苦闘。次は最初からついていたRAID BOADとのbootの優先順位で悩み、最後はNTに増設SCSIを認識させるのに小苦労。ま、でもそれだけといえばそれだけで、従来の5倍の容量が確保できた。
 掃除も例年になく、結構念入りに出来、昼で解散。課の連中+ゲスト参加(?)のはーちゃん氏とパスタの『ヒロシ』で、昼食。ブランズウィックのゲーセンでプライズ取りに明け暮れた後、タイホーでカラオケ3時間。カラオケのポイントカードでなんとポケモン青をゲットしてもらい、プライズ(たれぱんグッズやミッキーのライト付きキーホルダー等)と合わせて、皆さんのご協力のもと、無事子供達への土産を確保する。はーちゃんに送ってもらって帰宅すると、娘達は大喜びでしたとさ。
 というわけで、多分、今年最後の更新となるかな。明日は、恒例の春日井の親戚宅での餅つき。あさっては大晦日の買出し等と、ポケモン金(笑)で、忙しくなるであろう。今月はまともな更新なしで、済まなかった。来年明けて早々に更新するかな?

2000年1月1日(土)

 おお、今日は土曜日かって感じの元旦でおめでとうござる。
 『紅白』も『爆笑ヒットパレード』もつつがなく進行し、録画ビデオはたまる一方である。年末年始番組の録画を山ほどし、一ヶ月ぐらいかけてそれを消化するというのが、ここのところの例年行事である。だから、その一月の間は、クリスマスと年末と正月が同時に進行し続ける。幕の内をとうに過ぎたあたりで、『いいとも年末特大号』や『オールザッツ漫才』を見るのもなかなかオツなものである。
 それにくわえ、ここ最近はポケモンをやるというのも年末年始行事に組み込まれているようだ。一昨年は「ポケモン緑」、昨年は「ポケモンカードGB」、そして今年は「ポケモン金」である。昔に比べ、ほとんどゲームをやらない人となっているので、これが唯一のゲーム生活である。そーゆー意味でもゲームボーイは手軽でよい。寝っころがってもやれるしのう。
 今日は、9時ごろ起床。昨晩は『紅白』『サザン』を中心に、適当にザッピングしつつ2時ごろ就寝。2000年記念ということか、各局とも年またぎのロングラン番組ばかりで、恒例のCBCの寒いローカル番組とかもやってないし、あまり興味をそそられるものがなかった。で、岡村のマラソンはどうなったの?
 雑煮と今年はごく簡単にした正月料理を食べ、昼過ぎより島田神社で初詣。その足で自由が丘の親戚の家に家族でお呼ばれ。お節を堪能し、ビールを飲んで寝る。7時ぐらいに起きて、8時ぐらいに辞去。小腹が空いたので、やってないだろうと思いつつ、ラーメン屋を求めて、八事から原方面のコースを選択。この道沿いには塩釜口あたりを中心に、ざっと数えても9〜10軒のラーメン屋が軒並みをそろえているのだ。予想通りどこも休み。 しかしながら、一番やってないだろうと思っていた原の「らーめんらあめん」が営業していた。家族を車の中に残し、とびこんでチャーシュー麺。元旦からラーメンを食い、今年のラーメン食い修行に気合を入れる。

2000年1月3日(月)

 6時栄丸善北口集合といえば、恒例のアンビ新年会である。今回は事前に店をチェック。錦の台湾屋台寶蓮にしようかと思っていたのだが、TELが通じず、雑誌でみかけた。煮炊焼(にたきや)GOZAというところに、席の予約を取る。味の程は未確認だったが、写真で見る限り落ち着いた雰囲気のようだったので、話がしやすいかと思ったからだ。
 4時頃、車で家を出て会社に駐車。徒歩で栄に向かう。途中店をチェックがてら、ナディアのヤマギワと紀伊国屋をひやかす。定刻にちょっと遅れて集合場所に。既に、英樹・睦夫・早川・大矢・都築・宗・三輪田の各氏が到着済み。「肝心の先生が来ないよ」と、田波さんがまだ来てない模様。不安が頭をよぎる。大晦日に紅白見ながら日時決定のFAXを送っておいたのだが、直接確認は取れていない。昨日もTELしたのだが、謎の留守電が流れるばかりで、連絡が取れなかった。韓国語のような言葉で女性が低くぼそぼそと語るという留守電メッセージで、初めはまちがいかと思ってかけなおすも、再び同様のメッセージ。これもありか、と思って一応メッセージを残しておいたのだが、謎の組織に誘拐されたのかもしれない。北朝鮮に拉致された、ということもありうる。 公衆電話に駆け込み、在宅がどうか確かめるも、またも同じ留守電。首をかしげながら戻ると、田波さんは遅れて到着済みであった。 ホッ。
 ナディア方面に南下、会場へ。途中既に、田波・都築の黄金の掛け合いが始まっている。
 店は思ったより狭く、掘りごたつ式の座敷に9人が窮々として押し込まれる。しかしながら、全員の話を聴くにはいい広さだったかもしれない。料理はオリジナルおでんをはじめ、まずまず。特別手間がかかっていてうまい!という程でもないが、なんでもないチェーン系大衆居酒屋のメニューよりはずっといい、といった感じ。
 話の内容は、まあ、いつも通りといったところ。大矢さんはじめ、東京方面では磯氏、鵜飼君と、『ミレニアム転職』を試みる方が重なり、その去就が話題となった。そういえば、恒例の今年の抱負は、なかったなあ。あと、英樹氏が実家のそばに、床がトランポリンのSF御殿を建築中との話も。書斎の壁には一面にSF文庫とSFMのバックナンバーが並べられるという。皆さん、来名された折には、是非イチロー御殿と共に訪れてください。
 8時半頃、いったん締め、ナディア南のオープンカフェに移動。10時閉店までしゃべる。その後、すっかり前回気にいったというカプセルホテルに泊まるつもりの田波さんと、岡崎へ帰る終電にまだ間がある都築氏ともう少し話そうということになり、会社のわしの車までぶらぶら戻り、尾頭橋あたりのすかいらーくで、12時少し前まで田波さんの福井生活の話を聴く。終電ギリギリに都築氏を金山駅に送り届け、カプセル求めて名駅、再び栄と移動。田波さんを降ろして、帰路につく。
 で、やっぱりラーメンが食べたいじゃありませんか、そんな時間に一人になったら。だが、まだ三が日ということで、休業中の店も多いはず。気力も残っていなかったので、冒険をせずに、帰宅途中の店を探す。でも、概ねやはり休み。仕方なく、植田の『孫悟空らーめんとり安』に入る。ここは、以前2度ばかり入ってどういう店かわかっているつもりであったが、らーめん単体としては食べたことがなく、確認してみようと思ったのであった。どーゆう店かというと、一言でいうと学生向けのボリューム満点定食提供店である。 そーいえば、睦夫氏と最後に入って、もういいや、と思ったのであった。「猪八戒ラーメン」と名づけられたチャーシュー麺を注文。結果としては、二度と行くまい。それなりのラーメンでもスープを飲みほすこの私が、スープのほとんどを残してしまいましたとさ。 帰宅は一時過ぎ。ああ、『いろもん』特番見逃したぃ。

2000年1月4日(火)

 豊川稲荷へ家族で初詣。緑区に越してきてから、豊明を通って一号線に出やすくなったので、知立・安城・岡崎方面には出かける機会が多くなっている。それを一足伸ばせば豊川である。まずまずの人出。おみくじは吉。正門前の稲荷寿司を買って、近くのぎょぎょ広場へ。水族館とふれあい動物園が併設された無料の公共公園であるが、休館。公園で少し娘供を遊ばせて、豊橋までさらに足を伸ばす。
  豊橋はほとんど駅前周辺ばかりしか行ったことがなく、今回は港の方まで行ってみる。帰りイトーヨーカ堂に寄り、そばにあった『びっくりドンキー』で夕食。基本的にはファミレス嫌いなので、ずっと『びっくりドンキー』を馬鹿にしていたが、前回入った時から少し印象が変わっている。メインのハンバーグも決してまずくなく、他のサイドメニューも結構一味工夫してあり、値段のことを思えば悪くない。ここ、北海道が発祥なんだね。
 ひたすら一号を西進。9時帰宅。

2000年1月7日(金)

 今年の正月はまずまず良い正月であった。天候にも恵まれ、外出と家でのんびりのバランスもうまく取れ、HPの更新以外はやりたいことは、ほぼ出来た。昨日から出社で二日目。
 午後は、3B2というソフトのDEMOが社内で行われ、それでほぼつぶれる。日本語化途中の海外製のDTPソフトなのだが、DTPソフトというか、まるきりのプロユース仕様。TeXやSGMLのデータをそのまま取り込んで吐き出すことができるなど、高機能ではあるが、操作系は敷居が高い。WYSIWYGではあるが、マウス操作ではなく、コマンド方式。電算写植に慣れ親しんだわしらが触るには抵抗ないが、Quarkとかペーメしか触ったことがないオペレータが操るには相当慣れが必要、というか、無理な話かも。
 正月特番のビデオは全然消化出来ていない。昨晩は「おかげ」の「紅白ウラ側」特番を楽しく見る。野猿ボーカルチームが頭を刈らなかった説明が一言もなされなかったや、紅白出場がメンバーに知らされる前にハゲカツラの型を取っていたことの説明もなしであったことも含め、昨今の脱退騒ぎや生放送風を装うなど、確信犯的ヤラセで吉。どーしてこれが良くて「快傑熟女」がダメですか、世の人々。
 今日は「ウリナリ」ダンス部をちらちら見る。いやあ、とんねるずもウンナンも嫌いじゃないし番組も面白く見るのだけど、ダウンタウン程真剣になって見れないのは何故か。DTの番組はオンタイムで見てても録画しときたくなるのだけどもな。

2000年2月3日(木) 【特別編】東京池袋ラーメン巡り

 東海ラーメンMLに流したネタだが、最近ここを更新してないので、手直しして日記としておく。MLメンバーの方すまぬ。かなり手を入れてあるので、別バージョンよ。

 毎年恒例の東京池袋日帰り出張。「PAGE2000」視察である。ついでにどっか回るのが楽しみのひとつ。一昨年は古本屋廻り、昨年はガシャにはまっていたのでフィギュア店巡り、となれば、今年は当然ラーメン屋巡りとなる。

 毎年行っているにもかかわらず、意識してラーメン屋を探したことはない。いや、実はあるのだが、調査をしていなかったので見つけることができなかったのだ。サンシャイン内部で一軒、チェーン店風のそこそこうまい店を 発見したことは前に書いたが、後は「バーガーキング」など名古屋にないファーストフードに入るぐらいが楽しみ。ま、食べることに割く時間もないしね。
 だが、今回はまさに食べることが目的。前夜、とらさんサイ ト初め東京のラーメン情報のサイトを軒並み回って、付け焼刃の予習をする。あるじゃないの、わんさか。池袋も激戦区の一つだったのね。

 食べることが目的といっても、一応出張なわけで、スケジュール的には2、3軒 しか回れそうにない。 候補を絞ることにする。東池袋では、大行列店として名高いらしい「大勝軒」「光麺」「屯ちん」、 西池袋では「麺屋ごとう」「第一旭」(な、なんと)、早稲田の方に廻れれば、「元祖がんこ」、「がんこ十六代」、 新宿に行く時間があれば、激戦区西新宿で「麺屋武蔵」「竈」 などの店を、チェック。ポケット地図に印をつけて準備万端。
 「大勝軒」は、訪問地サンシャインのすぐそば(今まで気づかなかった) ということもあり、超有名店のようで、第一候補だが、2時間待ちはあたりまえ、とのことで無理そ う。 早稲田のがんこ2軒も夜の営業のみということで、帰りのことを思うとスケジュール的に合わなさそ う。 結果として、出張目的前に池袋駅周辺で2店、目的後に西新宿に回って1店ない し2店というおおよその計画を立てる。
  よしよしと満足げにパソコンの前を離れ、明日に備え寝るかとテレビの部屋に入った途端、もろくもその計画は崩れさることになる。
 『トゥナイト2』で、西新宿ラーメン戦争として、候補の2店がばっちり 取り上げられているではないか。その大行列の様子に挫けたのはもちろんのこと、こんなもん放送した翌日にはさらに えらいことになるに決まってるわけで、テレビ朝日をうらみつつ、寝床に入る。まあ、池袋に絞るかな。

 翌朝池袋に到着してすぐ、まずは早めの昼飯として一店入ることにする。東口に出て南に下って西武リブロ横の「光麺」の様子を伺う。 開店前らしいが、店の前に若者中心に10人程の行列。 んー、あとに回そうかな。なんか若者ばかりの列に並ぶのも気が引ける。人通りの多い狭い歩道だし。
  と思い見回すとすぐそばに「ばんかららーめん」、「無敵屋」の看板が。あれ? ここらは毎年リブロやじゅんく堂をチェックしに来てるのだけども全然気付かんかったぞ。 まったくラーメン屋を意識してないわけじゃなかったのになあ、といぶかりつつ、 第2候補として意識していた「屯ちん」に向かう。 ここも既に行列。10人未満のようだし、若者もいるがサラリーマン風も多いので、列に加わる。食券を先に買って渡しておくシステム。 らーめん(中盛り)600円に味玉子100円をトッピング。 並も中盛りも大盛りも同値段、というのはいいよね。
  10分少々で着席。らーめん登場。 「東京とんこつ」のキャッチフレーズだが、豚の臭みがまったくないしょうゆとんこつ。しょうゆだれは、味玉子をつけたパックから丼に入れていた。背脂が表面を覆うものの、どちらかというとあっさり。チャーシュー、めんま入り。麺は平打ち縮れ。見た目はとってもうまそう。期待が高まる。
  で、まあ、うまくはあるのだけど、あまりにあっさりでちょっと拍子抜け。最近、あっさりしょうゆ系を食べることが多く、こってりに飢えていたので余計かも。本郷亭を望んでいたのかな。満腹にはなるが、期待が高すぎてイマイチ。

  時間的にもう一軒を断念し、とりあえずサンシャインへ。展示会なので、中でも歩き回ることになる。人ごみで暑い暑い。これも毎年のこと。 クタクタになり2時半頃、いったん会場を抜け出し、3時終了との「大勝軒」の様子を見 に行く。ほんとに目の前。 高層ビルの間に建つバラック(は言い過ぎだけど)風の古い店構え。とても狭そう。やはり20人以上の行列。これは諦めるしか。
  いつかは食べたいものである。毎年来るところだし。でも、11時−3時の営業で2時間近い行列していたら、出張目的に差し支えおおあり。何しに行っとるんだということになる。無理かな。「つけめん」が売りらしいが、食べたことないぞ。(大学時代、何故か『つけめん大王』の仇名を頂戴していたが)。

 再び目的地に戻り、もう一度ぐるっと会場を廻り4時前に退出。駅前に戻り、再び「光麺」をチェッ ク。行列こそないが、店内に数人待ち人あり。なんかアベック風が多く、やはりおじさんは入りにくいなあ。知らない間に印をつけた筈の地図を落としていたので、リブロで新刊をチェックしつつ、ガイド本を見て「麺屋ごとう」の場所のチェック。「大勝軒」出身で、ほぼ同じ味が楽しめるとある。あの行列を見てしまっては、是非、その味を確かめたい。よく見ると、5時(麺品切れ)終了、とある。30分前だ。ぐずぐずしていられない。急がなくては。

 西口に抜けて、立教大学方面にエッサコラサ。ビルの半地下にある「麺屋ごとう」 は、果たして既に店閉い。がっくし。 店の前には「わざわざ遠くから来てくださったのにすいません」と書かれた黒板が。 わしのことか。わしにあやまっておるのか。「最近は3時頃に品切れになることが多いです」との言葉が書き添えられている。時すでに遅し、だったわけね。
  もう相当歩き疲れていたので、東口に戻るのも面倒臭くなり、電車で移動しよう かとも思ったが、目の前に「柳麺」の看板を発見。よく見ると「ぶしょう 屋」とある。未チェックであったが、なんか聞いたことがあるような気がする。値段も500円と安そう。だが、客があまり入っていないので、隣の古本屋に入ってしばし躊躇。結局、疲労度を考慮してここらで手を打っておくことにする。
 店内はカウンターオンリー、ちょっとしゃれた作り。「柳麺(しょうゆ)」を注文。 出てきた丼には、黒い物体が一面に浮いている。焦げた背脂? 黒ごまペースト?  揚げにんにく? 正解は焦がし葱、であった。苦い。焦がしすぎでは。が、風味があるといえば言える。 チャーシューは薄切り一枚だが、トロトロ系でなかなか。もやしはシャキシャキ。 表面を油が覆い結構アツアツ。ここらへんは「八龍」を彷彿とさせるが、もちろん全然別物。麺は「後藤製麺」という所らしい。縮れ気味だが、表面がつるつる。食感的にはこの手の麺は苦手。 スープは悪くないと思うのだが、焦がし葱の苦さのほうが先にくる。慣れてしまえばクセになるかも。 味噌に合わせるとあまり気にならないかも。卓上に胡椒等一切の調味料がないのは、ポリシーなのか。主人が、見習いらしきちょっとどんくさげな店員 につらくあたっているのが気に障る。雰囲気マイナス3。

 地下鉄丸の内線に乗って、東京駅に移動。八重洲口に向かう。7時半の指定券を買って、ポケモンセンター東京に向かう。娘たちのおみやげ目的である。うーん、全然たいしたことないなあ。思ったより品数が少ないぞ。オリジナルのものもそそるものがない。無理やり、ビニール製のマリル柄ポーチ、オリジナル缶入りお菓子、金仕様トランプ、体洗い用ピカチュウなどを買う。

 時間までにもう一軒とも思ったが、この辺にさしたるラーメン屋はないらしい。銀座の方まで出向く時間はちょっとない。
 地下街にもぐり、大丸等で他のおみやげを買う。新幹線出発前に地下街を右往左往するのもすっかり年中行事。
 少し余裕を持ってホームにあがるも、目的の列車が来ない。あっ、と気付いた時には、既に遅し。ホームを間違えていた。ちょうど到着の列車があり、階段は大混雑。指定した列車が出発する音を空しく聞くはめに。
 仕方なく、次発の自由席に。しかしながら、満席。時間帯的にはしょうがないよね。結局、静岡まで座れず、連結点でビールを立ち飲み。
 帰りの新幹線に座れる前提で歩き回っているので、これはこたえる。 座ったあとは、意識なし。

  名古屋到着。原に10時半着。11時の終バスを待つ間、「らーめんらあめん」に寄って腹いせに一杯。んー、うまい。その日食べた中ではダントツでベスト。なんか、東京へ行ったかいないなあ。
  まあ、大行列店を結果的に避けることになってしまったのが敗因か。店の数とか、店のこだわりとかに関しては、レベルの違いを見せつけられた気はするので、次回に期待しましょ、味の方は。

2000年3月17日(金)

 すっかりときたまを通り越してたまたまの日記に堕落してしまっているが、この時期は例年どうもそうなるねえ。特別編を除くと、1/7以来の日記である。正月以来ということになる。

 で、その間なにをしておったかというと、みなさんうすうすお察しの通り、「ラーメン」である。ラーメン三昧の日々を繰り広げておるわけである。
 そもそもラーメンは好きであったが、昨年春、東海ラーメンMLなるメーリングリストに加入して、この近辺のラーメン屋情報を詳しく得ることができるようになり、少ない機会を見つけては、これぞという所に行ってみたりすることが多くなっていた。最初はROMであったが、年末から発言するようになると、当然熱意も増す。チャットに参加したりして、ディープな情報も得ることができるようになり、休日どっかに出かけると、ラーメン屋を探すようになってきた。ガシャにかぶれた時と一緒の状況である。
 今年に入って、1月15日にそのMLのオフ会が原の「らーめんらあめん」で開かれ、オフとか苦手の体質であったが、地元で開かれるということもあり、恐る恐る顔をだして見ると、いや楽しいのなんの。夕方の4時開始であったが、夜中の12時頃までラーメンの話だけで、大盛り上がり。メンバーと肌が合ってしまったのが最大の原因か。
 以来、そこで盛り上がったメンツ(げそ天師匠、だいけんさん、なるなるさん、Leoさん、LBさん等)とは、オフやミニオフを含め、しばしば顔を合わすようになっている。

 食したラーメンも大変なことになっている。今年に入って、1月が18杯、2月が27杯、3月が今日にいたるまでで13杯。基本的に夕食は帰って家で喰うという生活形態を考えると、とんでもないことである。いったいどうなってしまうのか。

 そんな三昧の日常をお伝えするため、今週の日記をダイジェストでお届けしよう。

  3月13日(月)

 朝、会社でメールをチェックすると、げそ天師匠より「本日ゲリラオフ開催」のメールが。新横浜ラーメン博物館にも出店経験のある旭川の老舗「青葉」が、15日より松坂屋本店の北海道物産展に出店する。先週、旭川出張で「青葉」に行き、ご主人と懇意になったげそ天さんが、準備のため来名したご主人を迎え、今晩「らーめんらあめん」(以下らら)で、いつものメンバーでミニオフを開こうと企画されたわけだ。
 行かねばなるまい。家には適当に言い訳をしておこう。
 8時開始の予定だが、9時頃に繰り下がりそうだという連絡を受け、8時過ぎまで仕事を片付け、いそいそと原に向かう。といっても帰宅ルートであるが。
 到着すると、げそ天さん、だいけんさん、なるなるさんが、既に「青葉」のご主人を交え、ラーメン談義に花を咲かせていた。MLのメンバーでもあるららのご主人も、仕事の合間を見て話しに加わってくる。プロの話をナマで聴けるというのは、有難い。
 ま、ファンダムなんかでもプロ(作家とか)の話をじかに聴けるという機会は今までなんども経験してきているわけではあるが、それとは違い、もっとこう、なんというか、技術的なレベルでの話が聴けるというのが、我々素人にとっては興味深い。
 「青葉」のご主人は、名古屋でも旭川と同等の味を出すことを宣言される。本店を休業してまでスタッフを引き連れ出店しているほどだから、意気込みが違う。デパートの催事場のラーメンのレベルを超えているのかも。
 だいけんさんが、おいしいお酒を振舞ってくれたが、夕食がまだの僕はいきなり「ニクラーメン」を注文。 初めて食べたが、すごい肉の量である。角煮ほどの大きさのチャーシューが4つほどゴロゴロ転がっている。麺とスープをすすったあと、そのチャーシューでお酒を頂く。大満足。終バスで帰ろうと目論む僕は、お先に失礼する前に、試験的新メニューのラーメンをさらにもう一杯頂く。こちらもうまい。が、先のチャーシューが思ったよりお腹にひびいていたようで、なかなかつらかったが、思わず完食。フーフー言いつつ帰宅の途に就く。

  3月14日(火)

 課の女の子のホワイトデーのお返しを買いに、昼休憩時、上前津の「和風瑠」に行く。昨晩のラーメンが響いていたので、今日の昼は軽くすませようかと考えていたのだが、そこまで行ってしまうと、「豚とん@上前津店」がすぐそばである。一緒に行った連中と入ってしまう。
  「地獄ラーメン」を注文。とんこつベースのスープが赤く染まるほどとんがらしが入ったラーメンである。そこそこの辛さは平気な私でも、さすが辛い。でも、食べ進むうちに慣れてしまう。風邪気味であるが、一時的に直ったような感じになり、儲けた気分である。でも、800円なりは高いぞよ。

  3月15日(水)

 松坂屋での「青葉」初日の日である。開催日中に一度は行くつもりではあったが、初日はパスしようと思っていた。ちょっとペースをセーブしたいという気持ちも働いていたし、昼休憩中に行くには少し危険な距離でもある。行っていけないこともないが、行列していたらアウトである。
 午後には、げそ天さんやだいけんさんの食後報告メールが流れてくる。そんなのを眺めていると、ムクムクと気持ちが動く。
 結局、仕事を切り上げ、6時15分頃会社を出る。6時半には会場到着。ウロウロ場所を探していると、Leoさん発見。うーん、いるとは思ったけど。
 醤油ラーメンを注文して席に着くと、すでに食べた後のなるなるさんが。これまたいるとは思ったけど。
 肝心のラーメンは、満足できるものであった。脂がスープを覆ってアツアツである。だが、少しも脂っこくない。材料のバランスの取れた飲んでて飽きないスープである。
 ただ、駆けつけた後だけに、汗がだらだら。僕の後2人ぐらいで、品切れだったようで、ギリギリセーフ。
 Leoさんの車で、会社まで送ってもらう。なるなるさんともう一軒食べに行くようであったが、僕は断念。

 で、昨日はやっと麺休日。
 一日休むと、ムズムズしてくる。これまたガシャかぶれの時と一緒の症状ね。
 昨日あたりからMLで流れていた「名古屋で食べることができる高山ラーメン」のスレッドを追っているうちに、たまらなくなり、昼になって「真砂@東雲橋」に向かう。
 名前は聞いていたが、取材拒否の店ということであまりマスコミの情報がなく、具体的な場所のイメージがなかったのだが、地図で見ると東雲橋は会社から行けない距離ではないようだ。といっても、あくまで「行けない距離ではない」というだけで、そこでラーメンを食って1時までに帰ってくるのに充分な距離とは言い難い。鶴舞と金山の中間である大清水よりさらに南である。急ぎ足で徒歩15分ほどであろうか。
  少し出遅れたが、さほど迷わず「真砂」発見。12時半少し前に入店。
  店内5〜6人待ち。グッと唸るもここまできて引き返すわけにもいかない。おとなしく待つことにする。後から続々と次から次へとお客がやってくる。こんな大人気店だったとは。無視しててすまぬ。 ランチ時のせいか、ご飯をつける人がほとんど。玉子(生かゆでか選べる?)を追加する人も多いよう。
 カウンター10席程に、厨房は初老の夫婦と息子さんという構成か。息子さんの落語家の二つ目あたりを思わせる客あしらいが気持ちいい。
 思ったより早く10分経たぬうちに着席できる。大盛を注文。中華そばが出てくるまでに3分ほど。 一口啜って、うまい。見た目のスープの醤油黒さに比して、醤油辛いばかりではない出汁の効いた味。 縮れた麺にそのスープがよく染み込んでいる。
  大満足で店を出るも、既に12時45分を回っている。早足で会社まで戻ってギリギリセーフ。席に戻って汗ダラダラ。そこまでして喰わないかんか。

 とまあ、こんな日常を送っているわけですな。ラーメンコーナーを作ってしまうことも考えないではないのだけども、しばし様子見であります。材料は少しあるのだけども。

2000年4月23日(日)

 先月末から、我が家は結構大変だった。

 まず、次女の水疱瘡。どうも保育園の説明会の時にうつされてきたらしい。もともと気管支系が弱いので、風邪類にかかると夜中が大変である。
 それが、小康状態になったところで、2歳前の三女の様子がおかしい。うつったかとも思ったが、潜伏期間は2週間あるようで、まだ早い。かかりつけの医者に行くと、次の日が休日なので、大きい病院に入院して点滴を打つことを勧められる。で、平針の記念病院に入院。結局、4日後に退院。
 退院の翌日が次女の保育園の入園式。我々大人もゴホゴホと体調が悪くなっているけど、ぐったりしていられない。
 一週間もしないうちに三女の潜伏期間が終わり、水疱瘡が発症。これはあらかじめ分かっていたこともあり、なんとか軽く済んだ。
 そんな折、慣らし保育を終えて、昼寝をはさんだ保育が始まった次女が、保育園で熱を出して帰ってくる。話を聞くと、昼寝の際、シャツとパンツだけで、寝るという。僕なんかはそんなものか、とも思うのだが、祖母と母親は怒っている。風邪気味なんだから、そんなことでは熱を出してあたりまえだ、というのである。
 かかりつけの医者に行き、次の日保育園を休ませ、土日を過ごすも改善しない。
 結局、月曜日入院・点滴治療を勧められ、また記念病院に。ここで、三女も体調がまた悪くなっており、母親が病院で付き添いをしなければならないということもあり、ダブル入院ということになった。
 双方とも軽い気管支肺炎、ということで、三女は症状が軽いのであるが、再び入院生活が始まる。気になったのは、かかりつけの医者でとったレントゲンを見て、記念病院の医者は、肺炎という診断をくだしたということだ。かかりつけの医者はその同じレントゲンを見て「肺炎ではない」と言い切っていたのに。まあ、よくある話なんだろう。
 しかし、医者にかからずに症状をこじらせるというのなら、親の責任として反省もするが、毎日のように医者にかかっていて最終的に入院、といったところまで症状が悪化するというのも、なんだか腹ただしい。

 で、昨日やっと退院である。今回は6日間。僕はその間、普段あまりできぬ夜の外食(とーぜんラーメン)をしたり、ゆっくり一人で風呂に入ったりと、半独身生活みたいに過ごせた部分もあったのだが、母親はずっと病院で寝泊まりである。途中、有給をとって看護を交代したりもしたのだが、やはり母親でないと駄目な部分もあって、こうした部分、父親はズルいというかラクというかなんだか申し訳ない気分である。

 というわけで、一ヶ月ぐらいバタバタしたが、明日からはほぼ通常の生活にやっと戻れそうな雰囲気である。僕としては、この一ヶ月のほうが変に時間があったりもしたのだが、やはり落ち着かないのでたいしたこともできず、淡々と日々は過ぎていったのであった。

2000年5月3日(水)

 ウチは暦通りの休みなので、GWは本日開幕。とはいえ、5連休は結構長いなあ。
 特別な予定があるわけでもないが、ここのところ病人続きであまり家族で外を回っていないので、公園に遊びに出回ることになるだろう。

 というわけで、初日はウォーミングアップ。昼飯を食った後、近場の大高緑地へ出かける。同じ区内とはいえ、広大な緑区の北と南がゆえ、20分以上は移動にかかる。
 ここは広い敷地の緑豊かな場所ではあるのだが、幼児を遊ばせるとなると遊具のある場所が少ない。敷地のあちこちに芝生広場や交通公園やふれあい動物園などがあるにはあるのだが、各地廻って公園に目が利く者になった我々にとっては、少し物足りない。長年あまり手を加えられていない感じである。小幡緑地や牧野池緑地と並んで名古屋市東部の代表的な憩いの場なんだから、もー少し整備してもいいんじゃないの。
 今回は、野球グランドの脇に観戦しにきた家族向けの小さな公園を発見。そこでしばし時間を過ごす。汗ばむ程でもないが結構な陽気で、緑も目に優しく気持ちいい。

 その後浦里のイトーヨーカドーに向かい買い物。しまった、ヨーカドー・セブンイレブン系列にしか置いてないという、『博多一風堂』と『純連』を再現したという日進のカップラーメンを探すの忘れた。
 パンを買うために、桜本町の「プレスト」へ。先週の『P.S.愛してる』の「シェフダス・パン」で紹介されていた店である。ウチはパンに結構贅沢なので、うまいパンを常に探し求めている。時間が時間なので、ほとんど品物が並んでいない。残っていたパンドミーやバゲットを買って帰る。

2000年5月4日(木)

 星ヶ丘の義母のもとに藤岡に住む義弟の娘二人とその母が遊びに来るというので、一緒に東山動物園にでも行かないか、と昨晩のうちにお誘いがかかっていた。一晩明けると、動物園に行く話自体はお流れになっていたが、とにかくどこか遊びに行こう、ということになった。

 出かける前に、ウチの母親が園芸用の土や苗を買いたいというので、下のチビ二匹とともに、東郷の名鉄ホームセンターに連れて行く。その前に朝飯で食った昨日買った「プレスト」のパンがイマイチ。我が家の好みにはちょっと合わない。塩付通の「プレ・ヴァン」の方が断然良いぞ。
 戻って、庭をいじるという母を降ろし、代わりに長女と妻を乗っけて星ヶ丘に向かう。

  義妹一家がディズニーショップに行きたいというので、港区のベイシティに向かい、その足で戸田川緑地にでも行こうと決める。まあ、ディズニーショップ自体は星ヶ丘三越にもあるのだけれども。
 緑区の我が家からだと、ベイシティまで、東海通を通ってまっすぐ西進すれば、そんなに遠くないけれど、星ヶ丘からだと結構遠い。まあ、名東区に住んでいた頃は、港区はほぼ無縁の土地であったわけだから納得なのだけども、東北部から西南部まで名古屋を縦断することになるからねえ。普段滅多に通ることのない太平通とかを通り、「中華一番」の位置など確認しつつ、品川町へ。

 ディズニーストアで義母の財布を散在させた後、4Fのレストラン街に向かうが、どこも行列。オープン当初の人込みに比べればたいしたことはないが、昼時なので仕方がない。先週金曜日にオープンしたばかりの「厚切りチャーシュー家」というラーメン屋も満席。今日は一人別行動をとるわけにもいかないので、あっさり断念し、外で探すことに。

 戸田川に向かいつつ、結局ロッテリアで食料をゲットし、車中or公園で食事することにする。が、戸田川に着くと手前の交差点から駐車場まで凄い列。当然予想されるべき事態であったが、昼過ぎれば緩和しているだろうと思っていたが甘かった。
 Uターンしてベイシティ脇の荒子川公園に向かう。

 ここは初めてであるが、なかなか。時期もあるのだろうが、花が綺麗だ。良く手入れも行き届いている。人手も多過ぎずなかなかの穴場かも。少し離れているが、遊具もいろいろあり、幼児も遊ばせられる。

 帰宅後"しょうぶ"を買いに、近所の西友にお使い。先週、スガキヤと銀だこが新しくオープンして盛況のようである。スガキヤは「しょうゆ」とか「みそ」のあるバージョン。歩いていける距離にスガキヤが出来るのは喜ばしい。ま、僕自身は実はあまり食べないのだけど。

 夜、ここ数日準備していた新コーナー「ELEKING'S ANTENNA」のコンテンツ作りに着手する。といっても、ネタがない。近年自分のアンテナが歴代最弱になっているにも関わらずのこの企画は、一種の自殺行為でもあるのだが、まあ、自分に刺激を与えようという側面もあるので、無理やり強行する。二、三行の短文で構成していくつもりが、書いていくと長くなってしまう悪癖が。ネタの薄さをボリュームでカバーするような形になってしまって恐縮っす。

2000年5月5日(金)

 子供の日であるわけで、どこも混んでるだろうと予測しつつも家に閉じこもるわけにはいかない。
 朝、しばし熟考の末、海部郡十四山村の海南こどもの国に向かうことにする。ここも気になりつつも今まで行ったことがない。コース的には昨日の戸田川緑地をさらに西進することになる。

 えー、お分かりでしょうが、毎日出かけているとはいえ、基本的にタダの場所ばかりである。この連休中に限らず、土日は結構あちこち出かけることが多いのであるが、入園料のいらないとこばかりしか行かない。なんせ、人数が人数だから、有料施設に行くと大変な出費である。でも、長女を除いて下がまだ小さいので、ジェットコースターとかがあってもしょうがないし、ぶっちゃけて言えばブランコとすべり台があれば、彼女達は大満足なのよ。遠出をするのは、どちらかといえば大人たちの外出欲求のが強いかもしんない。

 途中、桜本町の「多司」でおにぎりを仕入れる。「多司」は最近あちこちに出来てきて喜ばしい限りである。わしの会社の前にもあるぐらいだ。コンビニおにぎりの倍ほどのボリュームで100円。しかもうまい。大人でも三つも食べるという人は大食いの部類に入るであろう。わしは食べるが。

 目的地到着。ウチからだと一時間もかからないかな。ちょうど名古屋の南を端から端へ横断する形になるのだけれども。
 駐車場はほぼ満車だけども、なんとか第1駐車場に止められる。事前にネットで情報を調べたのだが、ここに止められないととんでもなく遠くの第2第3駐車場に回されるという。帰りに公園から大分離れたところで、家族連れが列をなして歩いているのを車から見かけて何があるのだろうと思ったら、その先が第2駐車場であった。確かに、とんでもなく遠い。

 公園の内容には満足。幼児から小学生高学年まで充分遊べる遊具が多数ある。幡豆町の愛知こどもの国のように広すぎることもないので、歩き回って疲れることもなく、のんびり過ごすにはちょうどいい。

 3時過ぎに帰途に着く。途中、土古の「壱番天」に寄り、わしだけラーメンを食す。トンコクと銘打っているが、全体としては「ラーメン福」や「藤一番」の系統に良く似ている。それらより気持ち油が少なめであっさりしているかも。海苔と味付け玉子を乗せることで差別化が図られているが、それで480円とはなかなか安い。「あの味が食べたい」と思わせる力には欠けているが、日常的に食べるには充分なラーメンだろう。

 南アピタにも寄り、買い物後、帰宅。
 夜、娘たちも疲れたか早く眠り、GWのせいかインターネットもあまり動きがなくつまらないので、ごそごそと「本屋に行く」といって出かける。その実、あわよくばラーメンを食おうという魂胆である。

 10時過ぎ、目的地を定めないまま、野並方面へ。時間も遅いしあまり遠出するのもなあ、と思いつつ、そうだ夜のみ営業の「味のえんま」をこの機会に食ってやろうと、突然東区筒井に向かう。
 店の前に着くと若者の列が少し。なんだか待つ気も失せて、そのまま車道の「げんこつ野郎」へ。ここも宿題の店である。しかしなんと休み。定休日でも時間外でもないはずだが。GWで休み?
 目的を失って、うろうろとしつつ、「たかち家」でも行くかと名東区方面に向かう。しかし途中寄った本屋やビデオ屋で時間をつぶし過ぎ、既に閉店。
 この時点で12時過ぎていたので、もう開いているラーメン屋は限られてくる。「昭和」とか「山ちゃん」とか行けばやってるのだろうけど、なんか気分じゃない。まあこの時間に無理やり食わんでもという気分と、折角の夜外出だしという気分の狭間で、あきらめきれずに帰路二、三軒寄り道するもすべて裏切られ、そのまま帰宅。ふてて寝る。

2000年5月6日(土)

 昨日の晩から三女が興奮状態で夜中に起きたり、朝から意味不明に泣き出したり。久々の遠出が続いているので、リズムが狂っているかも知れない。カンの虫という奴もあるかも。しかし、カンの虫って何。

 おかげでこちらも寝不足で、泣き声で起こされ土曜早朝に移ったポンキッキーズを寝ぼけ眼で眺めるも、まもなくダウン。再び布団にもぐる。
 起きると10時。しまった東海『ぴーかんテレビ』を見ないと。磯野貴理子司会はともかく、Don Doko Donのロケが滅法面白い。裏の中京『あっちこっち絶品勝負』は、笑瓶とのコンビが羽賀健二が辞めて石原良純になってから、面白さがパワーダウンしたので、こちらが楽しみ。

 妻は気管支の弱い次女を連れて耳鼻科へ。
 昼飯に焼きそばを食って、そろそろと動き出す。

 母親が園芸用の土を買い足したいというので、近場の公園散策ついでに一家で出かける。三好に大きな園芸用品店があるので、そこで用を足す。
 その後、北進し、三好ヶ丘へ。ここは名古屋と豊田の中間にある新興のベッドタウンで、地図を見ると桜公園というところがあるようなので、そこへ向かう。

 グランドが大半を占めるが、その東側に遊具を集めた遊び場があった。住宅の間を抜けて入るような場所で、遠くからわざわざ人がくるような雰囲気でもないが、なかなか整備されている。

 もう一つの目的としてパン屋探しもあった。新興住宅地あるところにうまそうなパン屋あり、という命題に基づき駅前に向かうが、見当たらない。そのまま、日進駅前に移動する。この近辺も最近開発が進んでいる。

 「パンハウス」という店を発見。ここがなかなかの当たり。イギリス食パン、レーズンパン、あんぱん等々買うがどれもうまい。お気に入り店に加える。

 再び東郷の名鉄ホームセンターと近所の西友で買い物を済まし、帰宅。

2000年5月29日(月)

 今月初めよりスタートした「ELEKING'S ANTENNA」であるが、ちょっと仕切りなおし。ギブアップである。苦し紛れに始めて、当初構想していたのと違う方向に行ってしまったため、後が続かない。即時性のあるネタをほりこんでいこうと思っていたのに、これじゃ駄目である。タイミングを見計らって再スタートするかも。

 ちょっと間が空いたので近況などをちらほら。

 先週、会社のH口君が、PS2を買ったため余っているプレステいらないか、というので預かることにする。
  我が家のゲームテクノロジーはかなり遅れていて、いまだスーファミ・ゲームボーイどまりである。娘達がまだ小さく、あまりゲームをやりたいと言わないことが一因。妻もゲームの趣味はないし、わしはわしで、やるヒマがない。
 今思えば、わしもファミコン時代は結構なゲーマーだった。10年以上前の話ね。「ファミ通」等ゲーム雑誌の熱心な読者で、どんなゲームが出てるか大体把握していたし、話題となったゲームは一通りさわっていたし、かなりマイナーなゲームも割とまめにやっていた。スーファミをすぐに導入しなかったため、スーファミ時代になるとしばらく間が空く。しかし、FFVI前後からスーファミを触る環境ができて、またしばらく小ゲーマーになった。それも結婚すると同時にプッツリ。しばらくして、会社のN野君からいらなくなったスーファミを譲ってもらったが、幾つかの子供のおちゃらかしゲームと、妻の出産時などに「クロノクロス」等2,3のロープレをちょろっとやっただけで、お蔵入りしている状況であった。後は「ポケモン」だけですね。これは例外。
 ま、いずれにしろ、5年ぐらいのブランクがあるわけですね、家庭用ゲーム機に対し。
 で、プレステを預かると同時に幾つかソフトを借りて、つらつらやってみると、これがもう浦島太郎状態。いや当然CMや店頭などで、見かけてはいるわけですよ画面としては。どんなことになってるか、まったく知らなかったわけではない。それが見るとやるとでは大違い。カルチャーショックですねえ。
 週末にFFVIIを借りて少しやってみて、腰を抜かした。(今ごろ遅いっつの)
 ま、でもやっぱやるヒマないっす。まずモニターが空かない。パソコンがビデオキャプチャ積んでるので、そこに繋いでやれないこともないのだけど、そこまではねえ。

 あとは、今週末に「なごめんML」のラーメンオフが開かれるのだが、そこに東京の「つわもの」達がやってくる。「とらさん」で有名なOOSAKI氏をはじめ、TVチャンピオンのラーメン王の方々が、名古屋のラーメン状況を探りにやってみえるのである。土・日で10軒は回ろうという計画のようで、名古屋メンバーはそれを迎え撃つことになる。車を出したりもしなければならぬ。イベントである。DAINACON以来である。モニターは運ばんでもいい筈だが。
 で、相変わらずラーメン屋は順調に回っている。月に20件強というのが、ここんとこのペースになっている。僕にとってはこれが限界であろう。というわけで、ラーメンサイトを立ち上げる準備はちゃくちゃくと整っているのであるが、はてどうなる。

2000年6月2日(金)

 ラーメンページを立ち上げようとしているのだが,なかなか重い腰が上がらない。
 それには理由があって、なんともタイトルが決まらないのである。
 割と何事も形から入るタイプなので、タイトルが決まらないと落ち着いて作業にかかれない。じゃ、決まればすんなり行くかというと、そういうわけでもないのだが、どうにも収まりが悪い。

 つらつら考えるに、ロクなものが出てこない。「名古屋らーめん倶楽部」ではあんまりだし、「名古屋らーめん画報」としたって、画像が載せられるわけでもない。「らーめんを喰らう」ってのもいきなりだし、「ラーメンの冒険」ってのも芸がない。
 いいタイトルを思いつかないのである。

 本棚を眺めながら、苦し紛れにひねりだしてみよう。
 「名古屋の中心でラーメンを食べたけもの」、「ラはラーメンのラ」、「ラーメン・オーヴァ・ドライブ」、「ニューラーメンサー(NEURAMENCER)」、「ラーメン期の終わり」、「麺道の書に捧げるラーメン」、「ラーメン・ゴーホーム」、「麺よ、つどえ!」、「わが愛しき麺たちよ」、「ラーメンの代弁者」、「つぎの麺につづく」、「ラーメン卿の城」、「ラーメンを駆る種族」、「麺よ!麺よ!」、「ラーメンの方程式」、「麺への扉」、「2001麺ラーメンの旅」、「ラーメン惑星、危機一髪!」、「挑戦!嵐のラーメン都市」、「ラーメンはなぜ殺される」、「麺類皆殺し」、「バケツ一杯のラーメン」、「ラーメンという名の麺」、「麺来たる」、 「ラーメン沈没」、「麺狩り」、「ラーメン泥棒」、「ラーメン乞食軍団」、とこれがSF編。え、ふざけるのもいい加減にしろ? そうですか。すいません。でも、結構使えそうなのもあるなあ。

 まあ、もちょっと考えますです。ハイ。

2000年6月13日(月)

 野猿「chiken guys」とともにお送りします「ときたま日記」。(ちなみにBGMは鳴らないので、各自で用意するように)
 やるなあ、後藤次利。ここ一週間のeleking'sヘビーローテである。後藤次利の作品リストを探してるのだけど、どっかにないかなあ。検索には引っかかってこないぞ。ま、膨大なものになるはずなので、作成は大変だと思うが。

 先々週末(6/3・4)の通称「カリスマラーメンオフ」の報告をしてませんでしたね。僕自身は一日目の夜しか参加してないので、あまり詳しいことはいえない。こちらこちらなどで詳細はつかめますので興味のある方はどーぞ。

 とにかくやはり凄かった。カリスマラーメニストの皆さんは。
 一般の皆さんにわかりやすく言えば、TVチャンピオンの前ラーメン王現ラーメン王次ラーメン王候補ラーメン博物館勤務の方ラーメン王選手権の出題者の方がまとめて、名古屋のラーメンを食べ歩いたのである。その数、二日間でなんと16軒。そのほとんどを完食で皆さんクリアしているのである。
 いや決して大食い選手権などではないのですけど。確かにその胃袋にも感心致しましたが、それ以上に印象に残ったのがやはりラーメンに対する情熱、といったものでしょうか。対象がラーメンであるからこそ、それだけ食べられるのだと思います。
 今まで「ラーメン王選手権」を見てきて、こんな人達には到底かなわない(というか競う気持ちもハナから持ち合わせませんが)と感じていましたが、そのことを再認識致しました。まさに敬服、です。
 なんせ、名古屋市内にとどまらずこの二日間の内に、安城・川越(三重)、常滑・一宮までにも足を伸ばしているのである。それに付き合った名古屋メンバーの皆さんも本当にお疲れさまでした。

 僕は初日は次女の保育園の行事があったため、夕方から参加。オフ会場を提供して頂いた「らーめんらあめん」に6時半ごろ到着。先に戦列を離れてきただいけんさんなるなるさんに、昼間の様子を伺う。既に迫力に圧倒されている様子。そうこうするうちに名古屋メンバーも三々五々集まってきて、「一番軒@尾張旭」をクリアした一行が次々と到着します。
 既にその時点で6杯のラーメンを胃袋に納めてきた面々が「らら」のラーメンを次々と試食。なかなか好評でした。土曜日の一番の稼ぎ時にも関わらず、この日のために店を貸切にして頂いた「らら」の奥田さんに感謝。付き合ってきた名古屋メンバーがほとんど何か食べられる状態ではなく、売上が伸びずに申し訳ない。
 2時間ほど歓談した後、名古屋メンバーの車に分乗し、 「ぼんや@安城」に向かう。僕も初食。評判の「塩ラーメン」をほとんどの人が注文。鴨や馬のたてがみの所の脂なども使用したなんとも不思議な味。旨いのですが、なんと形容したらいいものやら。しかしながら、とても意欲的な作品。

 どちらの店もML主催者のげそ天さんの馴染みの店であるため、店主を交えた批評会の側面もあり、最後はカリスマの皆さんを囲んでの記念撮影&サイン会と相成りました。
 その後、間の安城・刈谷・港区にもあるにも関わらず三重県で食べたいとの希望で「横綱@川越」に向かう面々と別れ、名古屋に戻ってきたのは11時半頃。個人的にはまだ2、3杯いけそうな感じもありましたが、同乗のだいけんさんなるなるさんはそんな余裕はないはずなので、おとなしく帰ってきました。

日記ライブラリーメニューへ
HOMEへ