ときたま日記 【2001.4〜2001.8】

 
 

2001年4月3日(火) 近況など

てなわけで、ぼちぼちこっちも再開していくとする。
 何をやろうかと、しばし考えたが、結局日記である。やっぱりね、って感じだけど、ま、良しとしようじゃないの。
 このページ始めて5回目の春を迎えたわけなんだけど、毎年、年明けからこの時期に至るまで、ナンダカンダで更新が停滞するのよね。
 で、更新が止まる前と今とでは、別にあまり状況が変わっているわけでもない。
 相変わらず年末年始に録ったビデオはたまっていて、さらに春の特番もたまり始めている。
 本も週1〜2冊の通勤読書ペースで相変わらず。半年ばかり海外ミステリ一辺倒だったけど、そろそろ別の分野のものに移りはじめている。
 ラーメンは相変わらずのペース。別サイト立ち上げたんで、そっちの方は真面目にぽつぽつと更新している。
 音の方は、MP3サイト様のおかげで、メジャーな邦楽の新譜はアルバム含めて結構聴いておりますね。でも、流し聴き程度。
 2月からつい最近まで、風邪をずーっとひき続けておりましたね。全然治りませんでした。家族含めて総倒れ状態。ようやくここ1週間程で復調。そーいや、コレも毎年恒例だなあ。
 あー、なんか書いててノらないなあ。リハビリ、リハビリ。

2001年4月6日(土) 桜満開

 桜たけなわということで、花見である。
 先週の土日は、義母の招待で三保の松原で一泊、日本平近辺の桜を満喫してきたが、名古屋近辺ではまだ。天気もまずまずで暖かく、なかなかの花見びより。お弁当を作って、始業式であった長女の帰りを待って、出発。
 既に昼近くなっていたので、下の二人のお昼寝タイムのことも考えて、近所で弁当を広げることにした。牧野池辺りが適当なんであろうが、目先を変えて、平針の農業試験場へ。
 意外と穴場なのか、まだ人影が少なく、なかなかのポイントを占領。腹を満たして、少し遊んで、お昼寝タイムを迎えたところで出発。
 どこか遊べる公園へ、というのがいつものパターンであるが、僕には僕で密かな目的があった。
 2月初旬に岐阜市にオープンした「大勝軒」に行きたい行きたいと思いつつ、ずっと果たせないできているのである。ここは、東京では最長の行列店である東池袋の「大勝軒」で修行したお店で、本家と同じ「もりそば(つけめん)」が食べられるのである。当然、ラーメン仲間のうちでも話題になっていて、出遅れた格好になっている。しかし、緑区から岐阜は結構遠い。何とか、家族をダマくらかして、とチャンスを虎視眈々と狙っていたのである。
 とにかく岐阜近郊まで行かなくては、と必死で地図で近郊の公園を漁る。一宮の北の羽島郡川島町に木曽三川公園かさだ広場を発見。とにかく何気なくそこに向かうことにする。
 車内でお昼寝タイムに入った娘達を乗せ、本郷まで北進。東名阪に入り、清洲東ICで降りて、後は22号をひたすら北へ。
 思ったより早く1時間程度で木曽川近辺へ。途中、138タワーパークというところを通り、そこはツインアーチという大きな展望台があって周辺は桜満開で花見で賑わっていた。寄ろうと思ったが、駐車場が満車。後に廻して、かさだ広場へ。
 木曾三川公園とあるので、立田大橋の東海広場のようなものを想像していたのだが、広大な芝生があるのみで、遊具は木製の素朴なものがひっそりとあるのみ。人も少なくあまり時間がつぶせそうにない。それでも芝生は気持ちよく、気候も良いので寝転がったりして過ごす。
 3時近くになったので、そろそろ駐車場にも空きができたのでは、と、さっきのタワーパークに引き返す。イベント等もやっていてまだ賑わっていたが、車を何とか停めることができた。
 子供用の遊具も少しあるので遊ばせて、折角来たからということで、タワーに登ってみることに。入場券を買い、エレベーターで展望台へ。岐阜市内と濃尾平野が一望。花霞みがかかっていて眺望はイマイチだったが、まずまず。
 4時過ぎていたので今から帰ると遅くなるから夕飯を食って行こうと、おもむろに切り出す。まあ、半分バレバレだったが、同意を得て、「大勝軒」を目指す。普段だと、家族を車内に待たせ、一人だけ食べてくるというパターンも多いのだが、ここは座敷席もあると聞いていたし、もりそばがざるそば好きのウチの子供達にもウケるんではないかと睨んでいたので、一緒に食べさせたかったのである。
 再び木曽川を渡り、岐南町から21号に入って西進。多少の道路の混雑もあり、5時頃大勝軒到着。ここの話は「らのとりこ」の領域となる。
 満足して一路名古屋へ。下の道をのらくら辿って、帰宅は8時前。やはり2時間以上かかるのね。そうそうは行けないなあ。
 途中、桜もあちこちで車内見物出来、良好の春の一日であった。

2001年5月2日(水) 90円レンタルで借りたもの

 先週末、近所の三洋堂のレンタルコーナーで全品90円レンタルをやっていたので、最終日に何とか駆けつけ、ドドッと借りる。
 ここ数年はレンタルも滅多にしないので、こういう機会には、普段引っかかっていたものを一気に借りようと思うのだが、そのいちいちを覚えている筈もなく、結局棚を全部眺めて、これと思ったものを引っ張り出していくことになる。もっともそれほど品揃えが豊富な店でもなく、激安レンタルで貸出中も多く、迷うこと1時間。
 結局、次のようなラインナップ。

●山崎まさよし「SHEEP」
 まあ、昔から嫌いじゃないんで、最新アルバム聴いておこうかと。(出たのは結構前だけど)
●ACO「Lady Soul」
 最近のシングルが気に入っていたので、ちょっと聴いてみたかった。
●キリンジ「ペイパードライヴァーズミュージック」
●キリンジ「2in1」

 ずっと気になっていたグループだけど、昨年のシングル「エイリアンズ」を聴いて、好みと決めた。ちゃんと聴くのは初めて。初期の2作がたまたまあった。
●ICE「ICE TRACKS vol.01」
 ベストですね。まだ活動してるんだよねえ。
●MOON CHILD「BEST OF〜」
 解散までの全シングルを集めたもの。惜しいグループでした。
●岡村靖幸「OH! ベスト」
 田波さんが、昔ファンだった岡村ちゃん。復活と云われ続けて何年?
●所ジョージ「史上最大全集しょのいち」
 これまた昔、田波さんに秘蔵のテープを合宿明けの朝に聴かせてもらったことを思い出す。「ムーンライトセレナーデ」が入ってなくてガッカリ。
●Eric Crapton「chronoicles」
●Jamiroquai「TRAVELLING WITHOUT MOVING」

 この二つは奥さん対策。BGMとしては結構好き。
●ABBA「GOLD」
 テープしか持ってないんで、CD-Rに落としておきたかったので。たまに聴くとやっぱ和みます。
●XTC「Apple Venus vol.1」
 うひゃあ、やっと聴いた。1回目聴いた印象では、ガツーンとくる曲が少ないこともあって、それほど。でも、XTCは聴くうちに印象変わってくるからなあ。

 ここ最近のヒット系新譜は結構MP3とかで聴いてるんで、少し前のものばかりですな。洋楽を全然聴いてないんで、なんか耳が退化しちゃってる感じ。

2001年6月10日(日) スランプな日々

 ノラないねえ。全然、書けないっす。全然ネタを思いつかないし、また書いても面白くない気がして、更新意欲が湧かないんです。というか、ネタなんか以前から思いつかなかったけども、無理矢理書いておったわけなんだけどもね。
 春先にマシン環境を新しくして、自作マシンを導入したんだけども、キーボードをケチって980円のものにしたら、キータッチが悪い悪い。ひっかかってすらすら文がタイプできない。それなりにそれまでキーボードにこだわっていただけに、余計である。
 それというのも、金欠のせいである。金欠は何も今に始まったわけではなく、慢性のものではあるが、今月は特にキビしい。多額の借金があるわけでもなく(まあ、人並みなローンはあるけど)、貧乏というには贅沢な暮ししてるじゃねーの、という意見もあろうが、本人としては充分貧乏だと思っている。その日や明日の生活にも困るという程ではないが、長い目で見れば生活に困っているのである。こういう状態を「プチ貧乏」と呼びたい。貧乏を売りにするのもみっともないので、これからは「プチ貧乏」を売りにしたいと思う。って、どこに売るのか。
 普段なら、ここで「プチ貧乏」という言葉を突っ込んで、も少しその定義を敷延していくところであるが、何分スランプなもので、ここでほったらかす。

 ここ一ヶ月ほど何をしておったかというと、ゲームをしとりました。それもロープレ。winな人には一度試してもらいたいが、「マックルストーリー」というフリーソフトにハマった。ドラクエタイプのRPGである。ドラクエタイプというか、ドラクエそのものといってもいい。IからIVぐらいまでの世界観やゲームシステムを巧みに再現したもので、オリジナリティはまったくないが、追体験するにはもってこい。フリーとしては異常なほど良く出来ているし、バランスもいい。スーファミ以前のオヤジゲーマー(俺のこと)にはもってこいである。
 夜、パソコンの前に座っても何の意欲も湧いてこないので、必然このゲームを立ち上げぼんやりとプレイしている。人生、こんな時があってもいいんと違うか。学生時代、レポートや試験勉強をほったらかしてぼんやりとゲームをし続け、学生生活(勉強面)を棒に振った男が言うセリフじゃないが。

 というわけで、スランプは、もすこし続く予定。

2001年7月23日(月) 雪解け間近(7月だけど)

 なんのかんのいって7月も半ばを過ぎ、いやもう暑いのなんの。って、え、もう7月? 前回から一月半振りの更新? いやあ、見事なときたま振りである。
 デザイン変えてから、とか、日記はもう倦きたからと思いつつ、ほったらかしておりました。
 でも、なんか予感がするぞ。また、毎日更新とまではいかなくても、毎日記録の日記が再開される予感が!

 YAHOO BBに申し込んだはいいが、案の上まだ工事日の連絡が来ない。8月の本サービス開始に間に合うんだろうか。あまり期待せずに待つ日々である。
 ASDLにしたいのは、スピードというよりも常時接続の環境を手に入れたいから。やっぱ、ダイヤルアップって結構ストレスたまるもの。HP更新するにも、コンテンツ書いて、接続して、アップロードして、って考えるだけでも既にメンドー。その中の「接続して」っていう手順だけでもはしょりたい気分。
 会社ではISDNながら、半常時接続状態なので余計にそう思う。

 パソコンの環境の方は、この春からボツボツと改造してきて、今はceleron800で、自作ながらさしてハード的なトラブルもなく、まずまず快適な環境になっておる。先日は、TVチューナ付キャプチャカードも導入して、憧れのハードディスク録画も一応出来るようになった。
 モニターが6年ものの14インチなのがタマにキズだが、手に馴染まなかった安物のコンパクトキーボードもうっちゃって、結局以前からのものに戻したので、タイピングにも左程不満はない。

 そんなこんなで更新したい意欲はマンマンなのである。相変わらずネタはないのだが。
 まあ、ともかく、しばし待たれよ!

2001年7月24日(火)
▼ヤマナカに昼飯を漁りに行くと、伊藤ハムの売り出しセールをやっているらしく、テープが延々と回っている。
「お買い上げの方に『ユナイテッド・スタジオ・ジャパン』が当たります!」
って、そんなもん当たってどうする。凄いこと言い切ってるなあ。
 えー、この文句には二つ大きな間違いがあります。『ユナイテッド・スタジオ・ジャパン』が当たるんじゃなくて、チケットが当たるわけだし、「当たる」んじゃなくて「当たるかも知れない」わけでしょ。誇大広告としてJAROに通報すべきかって、ベタなネタですまん。
▼暑いなあ、ホント。ま、日中会社の中にずっといるわけで、基本的に空調の効いた環境ではあるので、カンカン照りの中、外歩きの方はホントご苦労様って感じですが、朝晩の通勤時だけでも充分暑いことアルヨ。
 この時期、デブ歴37年の自分には毎度辛い季節であります。へんッ! こちとら生粋の汗かきっ子でぃ! そんじょそこらの汗かき兄さんとはわけが違わあ。ハンカチ一枚では用が足りまへん。夏のちょっとしたお出かけには、ハンカチは2枚、それとハンドタオルは最低の必須品であーる。て、なんか、暑さで変なテンションの文章になってますけど。
 で、もひとつ必須グッズがあって、数年前、元同僚のはーちゃんに教えてもらったのが、ニチバンから出ている「ブルーキック」っていうメンソール・ボディパウダー。通称『汗取り粉』。メントール、サリチル酸、パラペン、香料からなる青い粉であります。これ塗ると、スーッと汗が引き、しばらくは発汗を抑えてくれるといったスグレモノ。全世界のデブ必携のグッズである。
 これ知った時は永年求めていたものに出会った感激で胸一杯、以来愛用しているわけだが、使用上の注意として、顔面に使う際は、よく擦り込まないと白粉塗ったみたいな白い顔になってしまうということがある。朝出かける前にこれを塗りたくっていくのだが、ウチの子供達に「パパまたお化粧してるッ」と言われております。
▼ここんとこまともな本屋に寄れてないのだが、白夜ムック『笑芸人』のVol.5が出ているね。3号雑誌かと思っていたが、よく続いているなあ。今まで問答無用で買っていたのだが、今号から値上げで2000円。特集はタケちゃんかあ。どうしよっかなあ。


2001年7月25日(水)
▼相変わらず暑いが、今日は日中少し風があった分過ごしやすかったようね。ただ寝苦しい夜には変わりなくって、起きると汗びっしょり、髪の毛ベタベタ状態で、ちょっと髪の毛が長くなっていたこともあり、もうたまらんと会社を定時で切り上げて床屋に行く。
 最近は、会社のそばにある激安理髪チェーンで散髪を済ましている。以前行っていたところは非常に気に入っていたのだが、なんせ4000円取られるので、このご時世覚悟がいる。その点、この店は洗髪なしだと1500円なので気楽。
 これまでも激安の床屋には何店か入ったが、普通の理容組合系理髪店とほぼ内容が変わらないところから、これはちょっと寂しいなあと思うところまでピンキリである。最初から最後まで電動バリカンだけで散髪を終了させるところとかあったなあ。あれには驚いた。それだと理容技術がいらないのかなあとも思ったが、それはそれで難しいんじゃないかという気もするが。
 ここ最近行っているこの店もそうだが、とにかく薄利多売が基本であるわけだから、組合系の理髪店に比べ所要時間が短い。15分ぐらいですべてが終了する。サービスらしいサービスもないわけで、ベルトコンベヤー式に次の工程、次の工程へと送り出され、モノ扱いされているようで、あまりいい気分ではない。洗髪の後など、自分で顔を洗ってくれといわれて最初は驚いた。
 4000円のところだと、微に入り細に入りカットを20〜30分かけて、耳掃除はもちろんマッサージ、各種ヘアケアから美顔まがいのことまでたっぷり1時間はかかっていた。もちろん大事なお客さま扱いされるわけで、気分はいい。
 ただ、結果だけ見るとそう違わないのよね。安いからといって別に虎刈りにされるわけでもない。というわけで、サービスはいらないと割り切って、実を取って今日に至っているわけである。でも、たまにはリラックスできる店にも行きたいよなあ。
▼暫定リニューアル。突貫工事(デザイン・ロゴ作成込で1時間少々)で、トップのみ更新。あとはまあのんびりとやります。

2001年7月26日(木)
▼昼飯は、最近朝飯ついでに作ったサンドイッチを弁当代わりに持たされるので、それ+αで済ましてしまうことが多いのだけど、今日は手ぶらだったので、先日ラ仲間のLBさんに頂いた自転車に乗って颯爽と出撃。
 未食だった「とん丸@荒畑」に向かうも、店内待ち状態。へえ、人気あるんだ、ここ。それなりに遠出になるので時間的に余裕がないし、パスして通りの向かいの「たかみ」へ。
 基本的に好きな味なんだけど、いつも何故かしら満足出来ない。麺のゆで時間が長めで結構待たされる。しまった、硬めを頼むべきだった。やはりクタクタ気味。大盛を頼んでしまったので後悔。
 ここ接客自体はいいんだけど、ご主人と手伝っているお母さんとのやり取りがイマイチ。結果として店の雰囲気を悪くしてしまっている。全くの推測で書くのだが、ご主人は、自分の母親としてお母さんに接しているので遠慮がない物言いになる。しかし客側からしてみれば、同じ店側の人間なわけで、コンビネーションの悪さとして受け取れてしまう。ここら辺、難しいよなあ。
▼当然、自転車の往復で汗だく。今日は曇り気味であったが、涼しいというほどでもないし、そこまでしてラーメン食わなあかんか。
▼ここんとこ帰りが遅めで、娘達を風呂に入れる時間に間に合わない。結果として先に風呂に入ってからメシ、というパターンになり、暑さも手伝って缶ビールの一本でもということになり、満腹感とほろ酔い気分+日中の汗だく自転車往復も手伝って寝てしまう。今日もダウンタウンDXの途中で知らぬ間に寝ておった。汗びっしょりで目覚めると3時半。もう1時間程遅かったら、そのまま朝まで起きていようかとも思うのだが、仕方なくもう一度寝ることに。

2001年7月27日(金)
▼ガードナーの『義眼殺人事件』読了。ペリー・メイスン物って、こんなにつまらなかったっけ。昔、結構よく読んでいて好きだったんだけどなあ。
 今回はハヤカワ文庫版を読んだけども、20ウン年前に確か創元文庫版でこの『義眼殺人事件』読んだ筈なんだけど、全くストーリー覚えてないぞ。
 メイスン物の代表作のひとつになってると思うんだけど、常連のやり取りもさして面白くなく、話はバタバタと進むのみで、最後に仕掛けたメイスンのハッタリだけがヤマ場。やっぱ古いのかなあ。それほど古くさくは感じない話なんだけどね。
 BOOK OFFの100円均一で持ってない分をこないだ結構調達してきたので、ま、しばらくしたら別のを読んでみるか。
▼帰りに、宝島社文庫の『音楽誌が書かないJポップ批評 まるごとモーニング娘。』を買う。鶴岡法斎や藤木TDCが書いてるぞ。
▼24日の日記で、「ユナイテッド・スタジオ・ジャパン」と書いたのは、「ユニバーサル・〜」の間違い。掲示板、メールでの多数のご指摘ありがとうござんす。テープの声もそこまでは間違えてなかった筈。多分。おそらく。きっと。
▼さらに、TOPページのデザインを調整。ちょっと落ち着いたかな。その他の部分はも少し先延ばし。新しい日記のタイトル考えなきゃなあ。

2001年7月28日(土)
▼猛暑も一段落。曇り気味だが過ごしやすい天気。久々に遠出することに。うちにしては珍しく早め(といっても10時半)に行先も決めぬままとりあえず出発。
 次女が自転車に載りたがるので、交通公園風のところを目的地のひとつとする。南へ行くか北へ行くか。普段行きにくい北を目指す。岐阜の各務原公園にそんな施設があるらしいので、天気の様子を見つつじりじりと向かうことに。昼飯や用事の昼寝のタイミングを考えつつスケジュールを組み立てていかねばならない。
 まずは、昼飯を食う場所から逆算して、平和公園を通り、途中の動物愛護センターで犬を見る。その後「さとやん」で、昼飯と思ったが、反対意見が出たので、茶屋が坂の「多司」でおにぎりを仕入れ、途中の公園で食べることに。
 前回行って結構気に入った小牧の桃花台の中央公園にて、昼食。広大な芝生と遊具類も豊富な公園で前回は賑わっていたが、今日はほとんど独占状態。やっぱ真夏だからねえ。ここんとこに比べて過ごしやすいとは言え、曇り空越しの日差しがじりじりと暑い。
 しばし遊んで、天気が崩れる様子がないため、さらに北を目指す。ここで車中お昼寝タイムとなるのだが、思ったより早く各務原に到着。次女はまだグッスリ。時間をつぶそうと思うも、その辺で思いつくラーメン屋もなく、そのまま公園へ。後で良く考えたら、「遊民」は夜営業のみで駄目にしても、「めんりゅう」とかがすぐそばにあったんだけど、やはり市街地ラ情報に弱いなあ。惜しいことをした。
 各務原公園も人手は少なく、というかここもやはりほぼ独占状態。交通公園もショボく、小学生以下は自転車には乗れずゴーカートしか駄目とか、一人何周までとか、ゴミは持ち帰れだの、スケボー等持ち込み禁止だの、禁煙だの、土足厳禁(施設)だの、やたら禁止事項の立て札が多いところ。わざわざ来るようなところでもなかったなあ。
 帰りは再び犬山・小牧を通り南下。昼飯のおにぎりをわざわざ控えめにしていたので、どっかラーメン屋に寄ろうと目論むもなかなか思いつかない。小牧駅周辺で「しなき」の小牧店を見かけた覚えがあったのだが、何故か今回見当たらないし。時間帯的にも4時頃で中休み時間。「さとやん」の前を通るもやはり中休み。中休みのない新守山の「トンチン館」を目指す。近くの公園に家族を遊ばせて入店。中途半端な時間&暑い時期のせいか、いつも満員の店内もまばら。
 夕飯もどこかで食って行くということになり、まだ家族で行ったことのない「らーめんらあめん」へ行っても良いとの家族会議のお達し。なら、わざわざ「トンチン館」寄らんでも良かったのに。時間がまだあったので、以前住んでいた地域の「メイトピア」(ダイエー系)で、衣料品を買い出し。
 その後、「らら」で夕飯。さすが土曜の夜は混んでますね。満足して家路に着く。
 夜は風呂入って、野球を眺めるうちに寝てしまう。

2001年7月29日(日)
▼午後、妻と長女が子供会の行事で家を空けるため、残りのメンバーで「メイトピア」に昨日買ったズボンの丈直しを取りに行くことに。
 夕方出発。覚王山でサマーフェスティバルなる催しをやってるらしいので、ちらと覗くことに。幼少のみぎりに暮らしていた日泰寺参道では毎月弘法さんなるじいさんばあさんが多数集まる市が立つのだが、同じ場所で最近若い世代中心のイベント&マーケットがたびたび開かれているようで、今回のもその系統。
 さすがに雰囲気が全然違って、じいさんばあさんの姿は見えず、若者&家族連れ中心。でもかなりの人出。あの狭い参道に店がぎっしり。今日も過ごしやすい天気だったので良かったが、猛暑だったら人死にが出るんじゃなかろうか。
 「多古八」で夕食用の串カツを買って、同様に幼き頃に親しんでいたお好み焼きの「およし」でかき氷。母親は、いまや名物おばあちゃんとなったおよしさんと懐かしそうに話をしていた。もう81歳とのことだが、かなりの元気。
 メイトピアで家族を降ろし、ついでに自分はそばにある「うま屋」へ寄る。夕飯前だっつうの。家族を拾って帰宅。串カツで夕食。やはりウマイのう。
▼「鉄腕DASH!」を久々にゆっくり見るが、なんか趣旨変わってますね。DASH村ばかりだったからか。スタジオ部分はもうやってないの? まあ、前からいらないとは思ってたんだけど。

2001年7月30日(月)
▼『愛の貧乏脱出大作戦』2回に渡った春日井のうどん店「ふじや」の讃岐修行編。番組史上最大のダメ店主との惹句は伊達じゃない。思わず目を覆ってしまいたくなる場面の連続。2ch方面では実況板も盛況だったようで、罵詈雑言・阿鼻叫喚の嵐。でも、麺喰いの人々の中では既に行った人も多く、いい時はまずまずのものを出しているらしい。でも、あの番組見た後では、行く気にならない人も多いんでは。
 見逃した人は、こちらをどうぞ。
▼先日買った『音楽誌が書かないJポップ批評 まるごとモーニング娘。』を読む。割と全方位的な編集ではあるが、もちょっとデータ部分もしっかり欲しいね。宝泉薫がいっぱい書いているだけあって「みんなの歌謡曲」調を逃れ出ていない記事も多かったし。でも、昔ほど「思い入れたっぷりのアイドル論」って感じのはやっぱ流行らなくなったようではあるね。モー娘。というユニットがそれを拒絶する部分もあるしね。

2001年7月31日(火)
▼ウィルスがまたぞろ猛威を奮っているようで、CODEREDが新聞を賑わしているが、ここんとこSircumという奴も活発らしい。これにいったん罹ると、マイドキュメントの中のファイルを勝手に添付して、アドレス帳やキャッシュなどにあるメアドに無作為にメールを送りつけるといった症状等が出る。
 実は今朝、このSircumのウィルスメールがrimのメアドにジャンジャンやってきた。どれぐらいジャンジャンかというと、3時間半の間に26通。全部同じところから送られてきているようだったが、添付ファイル名が幸か不幸か文字化けしていたため、何のファイルかはわからなかった。でも「納品書」とか「○○予定表」なんていったファイル名のものが送られて来る可能性もあるわけで、ビジネスユーザーはうっかり開けてしまう事態も考えられる。
 わしのドキュメントファイルが勝手に送られても、「ラーメン屋一覧.xls」とか「SAS全曲リスト.xls」とか「選手データ案.xls」とかなので、こちらとしては何の実害もないが、送られた方は迷惑千万であろう。万一の可能性で同好の士が見つかるかもしれんが。
 なんにせよ、添付ファイルのサイズがでかい場合、これだけ送られて来るとほとんどメールボム状態。最近ちょくちょくウィルスメール自体は見かけてはいたのだけど、ここまで一度に大量に来たのは初めてで、ちょっと面食らった。わけのわからない添付ファイルが送られてきたら、即刻削除・抹消は常識だね。
▼やっとこさ、掲示板をレンタルから引き上げ、自前の掲示板に移行することにする。アイコンボードなんていらないなあ、と思っていたのだが、丁度いいのが他になかったので、折角なのでアイコンを探してきて遊んでみる。ちょっとエグいですか? 前の掲示板の過去ログはそのうちまとめたいとは思っているのだが、いつになることやら。その前にLINKページ復活と過去ページの整理をしないと。

2001年8月1日(水)
▼記録的な暑さだったそうで、昼ちょっと外に出たらアスファルトの照り返しと相まって、サウナというかいっそぬるめの風呂につかっているかのような感じ。ああまで暑いと潔いね。こちとら室内での仕事なんでいいですが、外回りの人はホント大変だと思います。
▼今日もSircumのメールが同じとこからやってくる。やんなっちゃうなあ。なんとかしてくれ〜、HAKOZAKIさん! あんたんとこウィルスにやられてるよ。
▼夜、ひょんなことから「らら」でちょっとしたオフ会に。随分いろんな方とお目にかかりました。
▼山田風太郎が亡くなったようで。
 一番最初に読んだのは、高校時代に『魔界転生』。角川での映画化の前後あたりだったと思うんだけど丁度テスト週間だったのに、読むの止められなかったのを覚えてますな。それからまとめて読んだのは割と最近、改めて手に入りやすくなったここ数年かな。忍法帖では割とネアカなものが好きですね。『江戸忍法帖』とか、ベタな趣味ですが『柳生忍法帖』。同様に角川版『伊賀の聴恋器』収録あたりのバカな短編も好きです。『妖異金瓶梅』『妖説太閤記』も大好き。明治物はあまり手をつけてないんですが、『幻燈辻馬車』や『明治断頭台』にはノックアウトされました。推理系では『太陽黒点』『棺の中の悦楽』より『十三角関係』が好きかな。『誰にでもできる殺人』や『天国荘奇譚』あたりも楽しんで読んだ。『戦中派不戦日記』もちゃんと読んだし。総じてこれまで読んだ中では、読んで損したと思わせる物はなかったです。まだまだ膨大な未読があるんで、亡くなったとはいえこれからも楽しませて頂きます。合掌。

2001年8月2日(木)
▼昨日に比べればずっと過ごしやすく感じたけど、それでも暑いんだよね。帰ってくると「うたばん」も終わってるし。またモー娘。の新曲を見逃した。まだTVでちゃんと見てないのよ。曲自体は散々聴かされてんだけど。「おかげ」をチラと見つつ飯を喰い、風呂に入ってそのまま寝てしまう。「DX」も「いろもん」も見逃した。でも、寝苦しくて目が覚めると「CDTV」で『ザ☆ピ〜ス!』やってたので、やっと見られる。前メイン安部と現メイン後藤が、新メイン石川の周りで踊るというような全体のダンスの流れ。恐ろしいなあ、やっぱモー娘。

2001年8月3日(金)
▼吹上で印刷関連の機材展が開かれているので、自転車で出かける。ジリ貧の業界を反映して年々規模が縮小しているが、ホント見るもんがない。抽選会の景品もショボイ。ショボ過ぎる。以前ははずれでも何かもらえたと思うが、はずれはなんにもなし。10回回して2個赤玉が出て、何かと思ったらウェットティッシュだって。
▼昼時だったので、ついでに飯を喰おうと吹上ホールを出て自転車を漕ぎ出すが、とにかく暑い。こんなに暑いとさすがにラーメンも食べたくないなあ、と思いつつ、やはりラーメン屋に向かっている俺って。しかも御器所まで。汗だくで店に入り、熱いラーメンをすすりつつ、これは何かの罰ゲームなんじゃないかと思ったが、ちょっと自分でも呆れる瞬間であったね。
▼エド・マクベインの八七分署シリーズ初期の『ハートの刺青』読了。前半少し退屈に思ったが、カットバックを多用したクライマックスに至って、先日読んだ『通り魔』よりは楽しめた。そこら辺の盛り上げ方はディーヴァー等の原点らしきものも感じたが、それらに比べて書き込みが物足りなく感じたのはやはり束のせいか。最近の厚い本に比べて圧倒的に薄いしなあ。でも、これって慣れの問題かも。

2001年8月4日(土)
▼祖母の四十九日で、風邪気味の長女、子供会の盆踊り準備に行かねばならぬ妻を残し、四日市へ。四ッ谷から高速に乗ったが早いねえ。
▼帰りに富田に出来たイオン・ジャスコに寄ってから、下道でのんびり帰ってくる。熱波の中、港区の「桜家」に寄ってラーメンをすするのも忘れない。
▼夜は学区の盆踊りへ。昼の暑さを考えれば涼しくなっている方か。西友の駐車場を借りて地域の各組合主催で毎年行われている。夜店もテキヤを入れずに組合ごとに出していて、妻も子供会の役員の一人としておもちゃくじの店を任されたというわけだ。仕入れから何から今日までに大分労力と時間を使わされている。
 人出は割と多いのだが、毎年もう一つ盛り上がりにかける。やぐらの周りで踊ろうとする人がほとんどいなかったり、テキヤの不在やスーパーの駐車場というロケーションにいまひとつ風情がない。まあ、そんなに古い土地でもないし仕方ないのかもしれんが。
 そのイマイチ盛り上がりにかける部分を補おうとしたのか、今年は盆踊りに加えて、パラパラが導入された。ミッキーマウスのパラパラマーチや浜崎あゆみの曲に合わせて、地区のダンスの先生が振り付けを考案、子供を中心に踊らせるというものだったが、これまた盛り上がらなさに拍車をかけただけのような気がする。

2001年8月5日(日)
▼昨日、結構浴衣を着てやって来ていた子が多かったため、長女も着て行くと言い出す。日中はその裾あげやチビ達の甚平の選定で、女性陣はあれやこれや。それを横目で見つつ、昼食にジャガイモのカルボナーラ風を作るが、生クリームが足りなくて失敗。パスタも茹でて、即席のたらこペーストが足りなかったので、シャケフレークと少量のマヨネーズを足して混ぜ合わせると、こちらはまずまず。
▼浴衣用の帯を持ってきてくれた義母とともに、夜、盆踊りに繰り出す。昨日よりもさらに涼しい。今日とて何かめぼしいものがあるわけもなく、1時間程で、友達とパラパラを踊らされる長女と店番の妻を残し、退散。
▼ASAYANにモー娘。復帰って、意味あんの? オーディションを追うわけでもなさそうだし。MUSIXに移行ってことでもういいんじゃないの。浜崎あゆみオーディションが終わったんで視聴率対策だろーけど。

2001年8月6日(月)
▼随分前の日記にも書いたのだが、帰りのバスで、ある時間帯になると決まってオモシロイおねえちゃんと乗り合わせる。おねえちゃんといっても年齢不詳、見ようによっては性別不詳ともいえるが、まあ、つぶやき系のキャラである。つぶやくネタはほとんどTV・芸能ネタで、何年か前のネタだと、中日が優勝を逃した年の秋、「チャゲアスがツアーの名古屋ドームで『燃えよ!ドラゴンズ』をアンコールで歌おうとしたけど自粛したんだって」なんてファンクラブの人間しか知らないようなネタをつぶやいていたり、最近ではモー娘。ネタがお気に入りで、「中沢の裕ちゃんがリーダーやめちゃって、その代わりがカオリン。飯田香織がリーダーになりたいんだって」という適任とされない新リーダーへの悪意丸出しのつぶやきとか、もの凄い狭い範囲の濃い情報をバスの中で誰にともなく話しかけている。是非、TV WATCH BOARDの常連となって頂きたい。
 今日つぶやいていたネタは「シンディー・ローパー、日本に来るときはカツラ」。
 そんなミニ知識いらん。(笑) おまえははみだしブロスか。

2001年8月7日(火)
▼エアチェックというのも、ほぼ死語に近いが、それを始めたのがもう四半世紀も前の事なのね、とこの間気付いた。当然、現在はそんな悠長なことはしてられないわけだが、二十歳過ぎの頃までは、エアチェックの鬼であった。狭い部屋の片隅にはその捨てられない80年代の洋楽・邦楽を中心とするテープが山のように眠っている。そろそろ処分でもするかなあ。
 折角思い出したんだから聴きましょう、という事で寝る前に久々にラジカセに一番古いものからテープを入れる。アバ、ビレッジ・ピープル、クイーン、ジンギスカン、グロリア・ゲイナー、ドナ・サマー、マーティ・バリン....。やっぱ捨てられないなあ。

2001年8月8日(水)
▼会社での使用マシンを3年振りに買い換えることになった。PIIの333でずっと使ってきたが、最近のDTP作業等には少し重くなってきていたのでありがたい。昼過ぎにそのマシンが到着。Athlon1.4GHz、メモリも目一杯積んでバリバリだぜ。今回からOSをWindows2000にした。まともに触るのは初めてだが、いつものようにカンに頼ってネットワーク接続他セットアップを終える。なんか発売当初は不安要素ばかり聞こえてきて少しビビっていたが、いいんじゃない2000。NTよりもやっぱ扱い易くなってるし、いろんな面で。でもそう言ってるうちにまもなくXPとか出ちゃったりするんだけど。
▼サザン解散の噂がネットを飛び交っているのにやっと気付く。先週土曜のFMの桑田の番組での「来週はサザンから皆さんに重大な発表があります」とかの穏やかならざる告知が、波紋を呼んでいるらしい。こーゆー時は、と早速2ちゃんに見に行って、事の流れを大体掴む。
 2ちゃんねる等の匿名掲示板には賛否両論あって、僕自身はどちらかというと以前は嫌いであったのだが、最近は好き嫌いを別にして認める立場かな。認めるというと偉そうだな、要するにアリだと思っておるということ。玉石混交とはいうものの、玉はごく少なく石どころかゴミ発言ばかりが目立ち、「便所の落書き」等の批判も的外れではないのだが、真偽不明の情報を取捨選択して再構築する作業はそれなりにオモシロイ。まあ、時間の無駄になる場合が圧倒的に多いので、あくまでヒマつぶし的にではあるが。
 今回の場合も音楽板あたりで、未確認情報や憶測、単なる中傷、巧妙なネタ、にぎやかしに冷やかし等が乱れ飛ぶ中、真実が見えてくるとは云わない、この話題を取り巻く流れがウスぼんやりと見えてくるのだ。真か偽かはもはや問題ではなく、云ってみれば何だかわからない情報だけがそこにある。その何だかわからない圧倒的な量の情報から、何かが見えてくる(...ような気がする)時はゾクゾクと面白い。あるいは、無価値なものに勝手に価値を見いだすと言い換えてもいい。
 うーん、これが「情報の海を渡る」とやらの醍醐味なのかね。

2001年8月9日(木)
▼昼、がんこ亭でランチ。ランチメニューがコロコロ変わるなあ、ここ。焼き肉ランチメインではあるものの、少し前は天丼やそばのメニューがあったり、唐揚げ定食があったりようわからん。現在は、780円の曜日代わり焼き肉ランチメニューがメインとなってる模様。焼き肉喰いたいと思って行ったのだが、魔が差してカルビラーメン580円也+ライスを頼んでしまう。カルビはかけらのようなものしか入ってないわ、夏辛風メニューなのにちっとも辛くないわ、量は少ないわ、麺はやわやわだわ、ええ加減にせいって感じ。ま、ちょっとでも期待したあたしが大バカでござんした。

2001年8月10日(金)
▼NHKでやったいた平井堅が「大きなのっぽの古時計〜」の唄のルーツを尋ねて、作者ヘンリー・C・ワークを巡りアメリカを探訪するという番組を、興味深く見る。同じヘンリーのもう一つの代表作『〜への行進』を聴いて、あ、これはドリフのパイのパイのパイでは! と叫んだ人がTVの前で何人いたか。
▼トニー・ケンリックの『リリアンと悪党ども』読了。面白い。単に軽快なコメディとしてだけでなく、よく考えられたプロットはさすが。考えられすぎていてクライマックスがわかりづらく、文章よりも映像向きか。そのほかキャラの活かし方等、幾つか不満点はあるものの、誘拐犯に仕立てあげられる小悪党をめぐる繰り返しギャグを始め、小ネタもピリリと利いて小気味いい。

2001年8月11日(土)
▼連休といえど、取り立てて計画はない。初日もまったりとスタート。長女は義母ら数人で科学館へ。残った人間で昼過ぎから行動開始。牧野池緑地へ行ってみるが、子供達も暑さでものの十数分でギブアップ。そもそもほとんど人が来ていない。長久手アピタに移動。人出はまあまあ。みんな遠出してるのかなあ。
▼桑田圭祐のFMワンダーランドで「大森脱退」の報を聴く。概ね取捨選択した情報通り。まあ、大森の存在が足枷になっていようがいまいが、それ以上にサザンというグループは既に巨大空母となってしまっているため、動かすだけでもかなりのエネルギーを必要とする一大プロジェクトである。それが例えシークレットライブという形をとったとしても、その事実に変りはない。今回も来年末ぐらいまで実質活動休止となるわけだが、いざ再始動となったときにそのエネルギーがうまく集結できるかが不安。「波乗りジョニー」で、サザンじゃなくてもサザンをやってしまうという禁を犯してしまった今となっては尚更。

2001年8月12日(日)
▼午前中に義母を連れて、八事霊園に義父の墓参り。向かう途中、一時的な凄い雨。墓に近づいた時点で幸い小やみになったので、無事目的完遂。
▼そのまま、東浦町に先月末出来たイオンショッピングセンターに出かける。ここのところのジャスコの出店攻勢は凄まじいなあ。この近辺だけでもこのジャスコ+専門店街+シネコンといったタイプの店が、港・三好・岡崎・四日市北と続いてここ1〜2年の間にジャンジャン出来ている。ま、金のないわしらのような家族にとってはヒマつぶしの格好の場所ともなるんだけど、小銭はそれなりに吸い取られていくのよね。

2001年8月13日(月)
▼叔父の一周忌ということでまたも四日市方面へ。母を降ろして我々は遊びに出かける。霞ヶ浦公園は万博のオーストラリア館が移設されているのみでなんもない。幼き頃は確かまだここ泳げた筈なんだけどなあ。四日市コンビナートが立ち並ぶ今となってはその面影もなし。地図等を調べて、伊坂ダムというところでサイクルパークがあるようなので行ってみる。レンタサイクルを借りて、わっぱ付の自転車にやっと乗れるようになった次女の練習がてらダムの周りをサイクリング。変り自転車を借りられるところもあって、2時間ほど楽しむ。暑かったけど、山の谷間から吹く風が涼しく気持ち良い。
▼帰りに富田に出来たイオンショッピングセンターに寄る。ってまたかい。作り自体はほぼ同じ。専門店街レストラン街がちょっと貧弱かな。スガキヤで久々にラーメン。ていうか、ラーメン自体久々。喰わなかった事にしたがんこ亭のカルビラーメンを抜きにすれば、1週間以上ラーメンを食べてなかった事になる。暑いからっていうわけでもないんだけど、いろいろタイミングが合わなくって。

2001年8月14日(火)
▼三女の誕生日。もう三歳だって。三好アイモールのトイざラスへ行っておもちゃのプレゼント。ま、ここも基本的にイオンショッピングセンターなんですがって、ジャスコ通い詰め。ケーキの代わりにサーティーワンでアイスクリーム買って帰る。
▼夜は、保育園の盆踊り。保育園のっていうか、保育園を経営しているお寺主催の子供盆踊りなんだけど、ほとんど保育園の行事のノリ。寺の境内で太鼓の周りで輪になって「ポケモン音頭」や「クレしん音頭」を延々と踊るのみ。次女が大ノリで踊りまくる。出店も何もあるわけでなくある意味ひっそりと行われているんだけど、先日の学区の盆踊りより、ある意味盆踊りらしいかも。少なくとも踊り主体だし。裏には墓地があるし。

2001年8月15日(水)
▼連休最後の日は夕方までぐだぐだ。チビ達が昼寝から目覚めた頃を見計らって行動開始。名駅の中経ビル地下にハロー・プロジェクト・オフィシャル・ショップが出来たというので、長女サービスで覗きに行く。モー娘。グッズが溢れかえる店内を予想していくも、なんか展示コーナー見たいなノリ。壁一面に生写真が張られ、シートに番号を書いて購入する仕組み。生写真メインで他のグッズはほとんどない。モー娘。や各ユニット、メロン記念日やシェキドル等の写真は当然だが、つんくの生写真まであって理解に苦しむ。客層はどう見ても高校生以上いや二十歳以上と思える男どもばかり。そんなにムサくもオタクっぽくもないフツーの子達が多いけど、やっぱなんか気持ち悪いなあ。そっかー、もっと小学生とか多いと思ったんだけど全然いませんでしたね。1枚150円もする生写真を長女は慎重に何枚か選んでいたが、わしは昔からこのアイドルの「生写真」ってものの意義がわからない。レアっぽい感じがするということなのか。ラフっぽいショットばかりで、チャンと撮影されたプロマイド風のものの方がずっとかいいと思うんだけど、価値観が違うのかねえ。
▼ついでに高島屋によって、ささやかなパン道楽。B1の「フォション」、B2の「ポンパドウル」で山ほどパンを買い込み帰る。

2001年8月16日(木)
▼今日から出勤。頭はぼやけてはおりますが、まあじわりじわりと。やっぱ5日間ぐらいだと、まだなんとかなるけど、1週間休みがあると、ほとんどいろんな事忘れちゃったりするからねえ。基本的に自分があまり興味ないことは早く忘れるタイプの人なんで。(笑)
▼長女が宿題で調べものがあるといっていたので、帰り際に鶴舞まで呼び寄せ、改札口で待ち合わせ、鶴舞図書館に。いや、デートですよデート。児童書コーナーで米に関する参考書を探し、自分も久々にハードカバー本を何冊か借りてくる。なんかこの時期になると思い出したように図書館に行く自分がいるんだけど、これってやっぱ学生時代の刷り込みかなあ。手つないで地下鉄乗って帰る。
▼うたばんでの中沢裕子・安住アナ・中居の三角関係ネタが面白い。ちょっと特殊な番組のノリになってきたなあ、最近どんどん。ある意味TBSっぽいんだけど。バラエティ下手のTBSのグズグズの部分が活かされてるっていうか。

2001年8月17日(金)
▼ずっと来ていたワームメールが休みに入った途端パタッと来なくなった。その前の土日も来てなかったから、きっとビジネスユーザーのマシンからだったと思うのだけども、そーか、君んとこは休み長いのねって感じ。月曜になったらまたワンサカ来るのだろーか。
▼日記は貯めるなというのが父の遺言だけど(嘘)、知らず知らずのうちにどんどん貯まる。いや貯めてもいいんだけど、長く書けなくなるからねえ。ま、夏休み期間中ぐらいは毎日記録続けようと思ってるんですが、どーですかお客さん。というかもうかなり青息吐息で桃色吐息で金色夜叉なんだけど。

2001年8月18日(土)
▼出社の土曜日。一旦帰宅して所要を済ませ、栄に出る。住吉の山ちゃんで、ら関係の集まりである。普段お会いしない方にも沢山会えて、大変盛況な会であった。1次会終了後、ここでお別れの方達と隣のがまおやじで一杯すすった後、2次会場のららに向かう。どうせ帰り道だから、僕にとっては有り難い。帰宅は1時半過ぎ。24時間の「深夜もヒッパレ」を少し眺めて、寝る。

2001年8月19日(日)
▼遅めに起きて、ぐだぐだ。24時間TVはモー娘。が出ている関係上、TVに映っているが、特に見るべきものもなし。ガッツ石松の復帰戦とやらは、思った程は茶番ではなかったけども。昼過ぎに少しイトーヨーカドー等に出かけた他は、どこにも行かず、うとうとしたり。久々の休みらしい休みといった感じ。
▼hitomiのミディアムテンポの曲って、どれも一緒に聞こえるんだけど、アレンジャーのせい? 声質のせい? 新曲の「IS IT YOU?」も「君にKISS」と区別がつかない。
▼EE JUMPのユウキ休業ってニュース、心配な半分、何だか微笑ましい感じがするのは俺だけか。ちゃんと戻って来られるかなあ。折角いい味出てきたのに。

2001年8月20日(月)
▼昼に久々に藤味亭に行くと、宗に出会う。先日もここでバッタリ会ったが、他にもチャンピオン飯店とかでも会ったことがあるなあ。上前津の勤めだから、飯喰うところが少しかぶるよね。カウンターの隣が空いたので、少し話をする。ずっと昔に彼の会社から買った椅子が次々と壊れてるという話をすると、後でどうもその椅子がメーカーの不具合対象品となってるらしいという連絡をくれる。部品交換条件に製造年月日の点でピタリとは当てはまらないんだけど、様子を見に営業を差し向けてくれるらしい。有り難いことである。
▼「談志百選」読了。週刊現代連載時にポツポツ拾い読みはしていたものの、まとめて読むと、談志の芸人評というよりも、やはり談志自身の芸談となっていると改めて思う。ここに紹介されている芸人達の芸を見たいと思うより、談志自体の芸を見たいと思わせられてしまうのである。もっとも惚れ惚れするような山藤画伯の似顔絵と相まって、それぞれの芸人達に対する愛情や思い入れは充分に伝わってはくるのだが。

▼そーいえば、殊能先生が四作目を脱稿した模様。脱稿したと同時にPCがぶっ壊れたという奇跡の新作の情報はサイトのbooksをチェック!

2001年8月21日(火)
▼台風がやってくるというので、昨年の東海豪雨の教訓を活かし、会社も神経質になっていて定時前で一斉退社することに。でも、のろのろ台風のせいで、結局30分早く切り上げたのみ。夜半になってものろのろは変わらず、台風情報をちらちら見続けるも、名古屋においでになるのがほとんど朝方だと判り、寝てしまう。

2001年8月22日(水)
▼起きると、台風は丁度過ぎた後あたり。急に速度早めやがって。通勤の交通機関のさしたる混乱もなく、会社は何事もなく定時開始。昼から空は晴れ渡り、自転車で東新町方面まで遠出して「よしき」でラーメン。

2001年8月23日(木)
▼江戸川乱歩『孤島の鬼』読了。実は乱歩の長編って、ほとんどちゃんと読んでない。子供の頃、ポプラ社の児童向きリライトものをすべて読んでいたので、大人向けのものは短編以外、なかなか読もうという気になれなかったのである。その分、横溝に走ってしまったということもいえるのだけども、児童向けにリライトされていない『パノラマ島』や『陰獣』やこの『孤島の鬼』等の代表作まで、未読のままでここまで来てしまっていたのだ。
読んでみると、これを現代の視点で評価するのはキツイ部分があるなあと思う部分も多々あって、ちょっと自分としても斜に構えて読んでいたつもりなんだけども、実はクライマックスを読んでいて、地下鉄の降りる駅を乗り過ごしてしまった。しかも二駅も。こんなことは初めて。

2001年8月24日(金)
▼明日、会社の同僚達と毎年恒例の「海辺で花火大会」が執り行われる予定なので、会社帰りに大須まで花火を物色しにいく。観音横の「だるまや」というおもちゃ屋で選び始めると、そこのバーサンにあれこれ売りつけられそうになる。まあ夏も終わるんで、在庫一掃を目論む意図が見え見えなんだが、それを適当にかわしつつ、おまけを勝ち取ったりもしたのだが、なんか結局バーサンの勝ちだったような気もするなあ。
▼夜は、保育園の経営元のお寺で地蔵盆の祭。今回は子供盆踊りだけでなく、テキヤの店も数多く立ち並び、凄い人出。そもそもが狭い境内と狭い路地なのだが、もう容易に身動きが取れない程。こないだとはエライ違いだが、こんな盛況な祭が毎年執り行われていたとは知らなかった。

2001年8月25日(土)
▼ということで、「海辺で花火大会」。今年も昨年と同じく知多の大野海岸でやることに。同僚達は会社集合だが、家族参加のわしらは現地集合ということで。午前中までバタバタとしてその家族参加が危ぶまれたのだが、結局義妹親子も同行することになり、夕方、一路大野海岸へ。ほとんど独占状態の浜辺でのんびり過ごしつつ、バーベキュー。でも実は今年からバーベキュー禁止だった模様。昨年までそんな立て看なかったのになあ。まあ、用意しちゃったんでということで、管理の人も大目に見てくれた感じ。日が暮れてから膨大な数の花火をせっせと打ち上げる。大きなゴミ袋2杯分パンパンになるほどの量だったが、あっけないものよのう。

2001年8月26日(日)
▼長女は昨日そのまま義妹の所に泊まりに行っていて、妻と次女が午前中美容院に行ったので、ぐだぐだと過ごす。その後、妻の用事に付き合って新瑞方面に。ついでに昼飯食べることにして、今日ぐらい妻の食べたいもの優先でと思っていたが、思いつかない様子。結局、妻も知人から聞いていて興味を持っていたらしい塩釜の山ちゃんラーメンで。
▼夕方から、アンビ夏の例会&英樹邸訪問。ちくさ正文館で、東京から帰省している都筑氏と福井から骨休めにきた田波さんと集合。車に載せ、4人スマップの公演が行われているナゴヤドームを横目に、一路高蔵寺へ。
高蔵寺駅集合後、「春日井SF秘宝館」(by都筑氏)こと、英樹邸に向かう。外見は至極まっとうな(当たり前)一軒家である。車中話していたように、上から空撮すると「SF」という字の形になってるとかそういうこともなさそうだ。
奥さんとワンちゃんがお出迎え。はっ、この犬は、と咄嗟に身構えるも、伝説の「飼い主の手を噛む」犬、アトムではなかった。
邸内を案内される。立派な家である。まだ新しいということもあるが、無駄なく使いやすそうな間取りであった。1Fの応接間には、画集等、一般人を欺く用の本棚が置かれ、ここが「SF秘宝館」であるという素振りを見せない。
階段を上り2Fに上っていくと、じゃーん、踊り場の壁一面に作られた本棚に、ハヤカワ&創元のSF文庫全冊揃いが整然と納められている。これはなかなか他では見られない光景。ここに並べられた文庫の一冊一冊自体は、ちょっと古手のSFファンならば左程珍しくもないとは思うが、番号順に一斉に並べられた姿はやはり圧巻である。しかし参加者の中には、英樹氏の棚にグインやローダンやターザンブックス等が並べられているのを見て、目にうっすら涙を浮かべている者すらいた。
しかし、それはこの恐るべき「秘宝館」のほんの序章に過ぎなかった。英樹氏の書斎には、SFマガジン完全揃い他、さらに何本かの本棚が置かれているのだが、そこには「火星の砂」が4冊を初めとして、ダブり本すらもが整然と並べられていたのである。さらにパソコンに納められたスキャンした表紙画像をスライドショーで見せられるに至って興奮は極みに達した。「夏への扉」の表紙違い4連チャン。ずっと同じ表紙絵が使われているので違いに気付かなかったが、微妙にタイトルの書体等が変化している! まるでGIFアニメのようなその映像に、驚くやら呆れるやら。
▼1時間程で邸を辞し、再び高蔵寺駅に戻って、2次会からの参加者と合流し、「白木屋」で宴会。リンク集整理中につき、補完をかねて参加者を記しておこう。英樹睦夫・原科・大矢・早川・田波・都筑・三輪田・朝子とその長男・わし(以上敬称略)の総勢11名。話の内容は、まあいつも通り。
終了後、春日井組を除き、全員を最寄りの駅もしくはお宅まで送り届け、締めに都筑氏と「けん坊」でラーメン喰って別れる。

2001年8月27日(月)
▼昨晩、帰ってからビデオに撮っておいた「モー娘。新メンバー決定」の番組を見る。いきなりみのもんたが出てきて驚く。オーディションの結果そのものは、まあ、なんていうか、多分一杯増えるんだろうと思ってたので、4人といわれても驚かない。番組自体はちょっと手抜きなんじゃないの。VTR構成の部分を含めても。しかし、女性アイドルという存在がモー娘。という形に一本化されてしまったなあということを強烈に感じましたね。「アイドルになりたい」じゃなくて「モー娘。になりたい」ってことなんでしょ。ハロープロジェクトという枠内だけで、『スター誕生』が成立しているんだもんなあ。
▼所要で一宮方面に。睦夫氏が住んでた時以来だから、実に久しぶり。でもあんまし様子は変わってないね。「牛骨ラーメン テキサス」にも寄る。「万楽」の脂多めバージョンね。

2001年8月28日(火)
▼おお、もう夏休みもそろそろ終わりじゃないの。この毎日記録日記も「夏休み絵日記」のつもりで付け始めたので、後半貯まってまとめ書きが大変。9月に入ったら、ときたま日記に戻ろうかと思ってるんですが。「らのとりこ」の更新も再開したいし、別の新企画もやりたいことあるし。

2001年8月29日(水)
▼日本Gatewayがぶっつぶれてしまった。会社で初めて自分の主導で導入したマシンが日本法人が出来立ての頃のGatewayだったんで、感慨もひと塩。以降は選択のたびに候補に上るものの、何かひとつ決め手に欠けて、DellやEndevorばかり導入してきた。その決め手に欠ける部分がこうした事態を招いたのか。同時に資材関連でウチと関係のある会社も自己破産を申請したとのニュースも飛び込んできて、うすら寒い世の中よのお。
▼帰り、また長女と待ち合わせて鶴舞図書館。近くにあるんだからもっと利用すればいいじゃないか、と行くたびに思うのだけども、なかなか。ちょっと回り道になるしなあ。

2001年8月30日(木)
▼図書館で借りてきた赤塚不二夫対談集「これでいいのだ。」を読む。タモリ・たけし・談志・松本・アラーキーと柳美里とダニエル・カールが謎な以外はストレートでビッグな人選。「これでいいのだ。」というタイトルの割に、赤塚先生、状況に結構怒ってらっしゃる。最近の酔いどれ先生のイメージしかなかったので、グダグダな対談を予想していたのだが、どの対談も期待以上に読みごたえがあった。さすがわしの原点の大先生である。
特に印象に残ったのが、松本人志との対談での赤塚先生の「……それで今の若い人たちが送ってくるストーリー漫画とかギャグ漫画を見ると、みんな似てるのね、絵が。これはね、漫画から漫画を勉強してるからそうなるんですよ。それと同じで、テレビ観たってね、お笑い連中なんてみんな似たり寄ったりでしょ、あれってのはお笑いからお笑いを学んでるからそうなるんですよ。」という発言。まあ、「広く教養を得て……」というお説教と取れなくもないが、個性の喪失の原因を指摘した端的な論評と受け止めたい。
小説の世界に目を転じても、SFしか読んでないSF作家やミステリしか読んでないミステリ作家に、僕がイマイチ興味が持てないのはそこの所があるのかも。それはメタSFとかメタミステリとかってこととは、当然別問題でしょうに。だから同人系の大半は……(以下略)。

2001年8月31日(金)
▼会社帰りに、とある駅で降りて、とあるラーメン屋を目指していたところ、古本屋を発見。発見というか以前からそこに古本屋があることは知っていたのだが、いつも車で通り過ぎるのみだったのでちょっと入ってみることに。マンガ主体の店かと思っていたのだが、入ってびっくり。中央の棚に手に入りにくい文庫本がぎっしり。ハヤカワ・創元・サンリオなんかもしっかり並んでいるし、その他もマイ・ターゲットの品揃え。ターザンブックスの揃い1万2千円なんてのもあるが、他はそれほど無茶な価格設定というわけでもない。安くはないけど、欲しい人にとっては妥当な値段なんでしょう。ここ有名な店なんでしょうか? それともどこかの店が移転してきたのかなあ。挨拶代わりに、手に入りにくかった色川武大の文庫を一冊だけ買って帰る。

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