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『丹下左膳余話 百萬両の壺』(1935)監督:山中貞夫

2011年05月17日 / 好み度Bランク / 元記事

丹下左膳餘話百萬両の壺 [DVD]丹下左膳餘話百萬両の壺 [DVD]
(2011/02/14)
大河内傳次郎、喜代三 他

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名匠と名高い山中貞夫の作品、初体験。 正直、あまりに古すぎて、自分がこの作品を十二分に楽しめるか不安があったのだが、まったくの杞憂であった。 まず、カットの繋ぎ方が実に粋。 時代がゆえか技術的にはブツ切れに近いようなもののだが、意味的タイミング的には絶妙といえる。 そしてその積み重ねがこの希有な作品を支えているようにみえる。 その意味では終盤部に明らかな欠落があるのが残念。 ラスト近くの大立ち回りがバッサリとなくなっているようなのだ。(後に音声を除いてフィルムは発見されているらしいが) しかし大河内左膳、実に格好いいなあ。 この作品自体は左膳にとっては異色作ということになるようだが、それでもモンスターヒーローの極北であることがしっかりと認識できた。