いやなんとも「圧」が高い! 画面から繰り出されるパワーをヒシヒシと感じさせられる。 相変わらず説明不足というか語り口は粗雑だが、特に終盤にかけての吸引力は凄まじい。 前半は観てて面白いけどもこれはひょっとして僕の好きな映画ではないかも、と思いかけていたのだが、美津子の家で母(大方斐紗子。圧倒的!)が出てきたあたりからの画面の「圧」にもう強引にねじ伏せられた感じ。 ただ後で冷静に振り返ると、水野美紀の扱いをどう捉えるかで作品の評価がわれるかもという気はした。 僕自身はいささか物足りない。 冨樫真、神楽坂恵の事件と絡んでいるような絡んでいないような、ま、絡んではいるんだけど、もう少しそこの『ツインピークス』でいえばクーパーの物語が観たかったなあ。