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『インセプション』(2010)監督:クリストファー・ノーラン

2010年07月19日 / 好み度Bランク / 元記事

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手間暇かけて作られた重厚な作品で見応えがある、と認めたうえでやっぱ夢の話は難しいよなあ、と。
難しいというのは、いかようにも解釈が可能な上にいわゆる「勝手な」ルールが適用可能なので、そこに乗っかれるか乗っかれないかでかなり印象が違ってくる。
そこの部分で今回僕はノリきれなかったようだ。
トランプゲームをやっていたら、途中から地方ルールをその都度どんどん適用されて「しらねえよ、そんなの...。」とたちまちシラケてしまうような感じ、といっておわかりだろうか?
確かに夢の階層構造がわかりにくいというのもあるけど、そこはそれなりに上手に展開されているので個人的には無問題だったのだが。
それと、これを言っちゃあ、という感じもするけど、夢の中だと聞かされた上でいくら派手なアクションを繰り広げられても、いまいち緊張感に欠ける。だって死なないんでしょ。
と思ってると、とある状況に至ると死に等しい状態に陥ってしまうということが説明されるんだけどね。
あ、また新しいルールが、と憤慨するはめにw。
あと、音楽そのものは悪くないしイメージにも合ってると思うのだけど、気がつくとずーっと鳴ってるので段々ウザくなってきたり。
予告編に出てきたようなイメージがなかなかスゴいものだっただけに、それ以上のものを勝手に求めてしまったのもアレだったかな。
この監督には「ドリームマシン」や「逆転世界」を映画化して欲しかったね。あ、『プレステージ』の監督だったね、見ないと。
でも楽しめるところは多分にあったし、ハマる人がいるのもわかるような気がするんだよなあ。
渡辺謙のハリウッドでの活躍を確認する意味も含めて、見て損はなし。