この3月で一年間楽しみにしていたTVプログラムがひとつ終了した。
BSジャパンで放映されていた「酒とつまみと男と女」がそれだ。
進行役を「聞き上手」として春風亭一之輔と山崎樹範が、そしてご意見番として「不良隠居」坂崎重盛、「酔女」倉嶋紀和子がそれぞれ交代でレギュラー。
この二組に「酔客」としてゲストを迎え、毎回ひとつの街を舞台に三~四軒ハシゴ酒する。
吉田類以降、酒場探訪番組は視聴者年齢層が高いと思われるBSを中心にいささか乱立気味ではあるが、この番組は舞台は確かに酒場であるものの、メインはあくまで本気飲みでの出演者達の素性剥き出しのトーク。
その意味では「酒場放浪記」よりも東海テレビ「ヘベレケ」に近いかもしれない。
自分としては当然一之輔目当てで見始めた番組だが、彼が出ない回も含めて大いに楽しませてもらった。
なにより「不良隠居」たる著述業の坂崎重盛の飄々たる言動が番組の大きな魅力のひとつ。
また、ついつい乾杯の前に杯に口をつけてしまう程酒好きな「酔女」編集者倉嶋の酔いっぷりは、酔いつぶれて番組途中で退場した回もあった程。
ゲストで記憶に残っているのは、二度出演した玉袋筋太郎、ブラザートムをはじめ、高橋源一郎、内藤大助、島田雅彦、川上麻衣子、ダイノジ、安齋肇、眞鍋かおり、伊藤まい子、柳家喜多八、伊藤かずえ、諸星和巳、「不良隠居の甥」坂崎幸之助等々。そして最終回には吉田類が登場。
特に諸星和巳に関しては、昨今のテレビ番組の中では彼のキャラクターを一番受け止めきれた番組となったのではなかろうか。
ちなみにこの時の縁で、一之輔のラジオ番組「SUNDAY FLICKERS」に先般、諸星がゲスト出演したのだが、その様子がポッドキャストで聴けるので紹介しておく。
「一之輔のそこがしりたい」
「サンフリコレクション」
また、この「酒つま」の音楽が非常に良かった。耳について離れないテーマ。
番組が始まってこのテーマが流れてくるとしみじみ癒やされた。
どっかで聴けないかね?
もちろん番組自体、パート2希望、である。