1999年3月18日(木)ELEKING'S CHOICE / BOOK
ソウヤー『スタープレックス』は、期待違わぬ佳作
ちょっと読んでから間が経ってしまったが、面白かったのでやはり紹介しておこう。
最近のお気に入り作家、ロバート・J・ソウヤーの最新邦訳『スタープレックス』である。「スタープレックス」とは、複数の種族が乗り込む巨大な宇宙探査船の名であり、物語は、主人公の地球人指揮官キースを中心に、宇宙創成にも関わる幾多の謎を巡る、軽快な冒険SFである。
スタトレ好きの方にもお勧め的な評を見かけるが、確かに過去の名作冒険SFの香りも漂わせるが、古臭さは微塵も感じさせない。それなりの厚さはあるものの、スマートな印象でさらっと読める。
基本的に僕は、何を隠そうSFSFしたSFは苦手な方であるのだが、ソウヤーのSFは、まさにSF以外の何物でもない筈なのに、すんなり懐に入ってくる。話のテンポが良いというのもあるし、ホラとストーリーのバランスが丁度良いのであろう、疲れない。そんなバカなと思う前に、科学音痴としては感心させられてしまうようなホラの吹き方であるので、心地よい読後感である。
昨年の話題作『レッドマーズ』が後半、全然駄目だった僕には、これくらいの壮大さと軽快さのバランスのSFが、求めるSFであるようだ。(『レッドマーズ』は、文章から具体的な視覚的イメージを呼び起こすのが苦手な僕には、後半のスペクタクルシーンがイマイチ迫ってこなかったのであります。読んでて辛いぐらいでありました。『火星夜想曲』とかのイメージは、ぐんぐん湧いてきたのになあ。)
最近のお気に入り作家、ロバート・J・ソウヤーの最新邦訳『スタープレックス』である。「スタープレックス」とは、複数の種族が乗り込む巨大な宇宙探査船の名であり、物語は、主人公の地球人指揮官キースを中心に、宇宙創成にも関わる幾多の謎を巡る、軽快な冒険SFである。
スタトレ好きの方にもお勧め的な評を見かけるが、確かに過去の名作冒険SFの香りも漂わせるが、古臭さは微塵も感じさせない。それなりの厚さはあるものの、スマートな印象でさらっと読める。
基本的に僕は、何を隠そうSFSFしたSFは苦手な方であるのだが、ソウヤーのSFは、まさにSF以外の何物でもない筈なのに、すんなり懐に入ってくる。話のテンポが良いというのもあるし、ホラとストーリーのバランスが丁度良いのであろう、疲れない。そんなバカなと思う前に、科学音痴としては感心させられてしまうようなホラの吹き方であるので、心地よい読後感である。
昨年の話題作『レッドマーズ』が後半、全然駄目だった僕には、これくらいの壮大さと軽快さのバランスのSFが、求めるSFであるようだ。(『レッドマーズ』は、文章から具体的な視覚的イメージを呼び起こすのが苦手な僕には、後半のスペクタクルシーンがイマイチ迫ってこなかったのであります。読んでて辛いぐらいでありました。『火星夜想曲』とかのイメージは、ぐんぐん湧いてきたのになあ。)