日記ライブラリー
名古屋エレキング倶楽部 開設期の日記 1995〜2002(再構築版)

さらに工事中日記 / 1996年10月

1996年10月6日(日)さらに工事中日記
当座の金に困り(トホホ)、まあ、引越前の整理という意味も含め、手持ちの本を処分することにする。昨日は実家に残してきた本を点検しに行く。むう、ロクでもない本ばかりだ。とりあえず、前回の引っ越しの時に処分しなかったコミック段ボール2箱と、雑本1箱、岩波の全集もの1箱を早速売りに行く。売りに行ったのは植田の真理書房。さーておいくらでしょうか。ななーんと、1万8千円になりました。全集が1万円ぐらいかと聴くと、そんなもんですとの答え。となるとコミックと雑本で8千円か。まずまずだなあ。ま、コミックは手塚治虫全集がかなり混じっていたので、金になったかもしんない。ドラゴンボールとか二束三文だろうなあ。
 ほとんど競馬に勝ったか、パチンコで儲けたかのような気分。味をしめて、さらに売れる本を探す。実家に残してきたSFアドベンチャー段ボール2箱分をなんとか処分したい。が、これは引き取ってもらえるかどうかも怪しい。真理書房では電話で確かめた際、駄目だった。となると海星堂ぐらいしかないかなあ。電話で聴くと、一応引き取りますとのこと。で、ここではたと山城さんのことを思い出す。山城さんは浄心の方の海星堂系列の古本屋の店長をしている名大SF研OBである。店の名前を忘れたので、今朝英樹氏に電話で確かめる。電話番号を調べ、山城さんに連絡を取ると安いけれどもなんとか引き取ってくれるようだ。アドベンチャーだけではなんなので、本の雑誌6~7年分ぐらいと「イズム」と「の本」の揃い、あと、哲学関係の本紙袋1袋分、ハードカバーの雑本紙袋1袋分、ナウシカ、アキラ等の定番コミックや写真集、いろいろな雑誌の創刊号コレクションなど段ボール1箱分を合わせて持っていく。車のトランクと後部座席に積めるだけ積む。
 これまたなんと、1万8千円なり。結構なるなあ。そんなものか。何故しかし1万8千円か。買い取りの上限か。というわけで、この二日で本を運んだだけで、3万6千円の収入である。家計の足しにする。まだまだあるんだけどなあ。しかし実家の小屋に入っている古雑誌達はもう捨てるしかないんだろうなあ。
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1996年10月9日(水)さらに工事中日記
「本を売る」に引き続き「カセットを処分する」である。なんかそこはかとなく悲愴感が漂ってきたなこの日記も。しかしながらカセットが金になる筈もなく、ボーダイな量のカセットの処分に困って、会社の野呂君に引き取ってもらうことにしたというだけのことである。野呂君はまだ21歳の若者。ビートルズ・フリークであるが、いろんな音楽を聴きたいと貪欲だ。いやあ若いからなあ。わしもそうだったとばかり、いろいろカセット貸したりしてたのだが、えいもう面倒くさいカセット処分するから好きなの持ってく? と聴いたら「是非頂きにあがります」てな事で、会社帰りに寄ってもらったのだ。段ボールに4箱ぐらいあるよとあらかじめ言っておいたのだが、見くびっていたようで、実際に目にして驚愕したようだ。ま、なんせかれこれ20年間のテープライブラリーですからなあ。これまで一個も捨てたり上書きしたりしなかったのだもの、1000本近くはあると思う。もっとかな。ま、しかし自分でもあきれる程あるわあるわ、テクノからフォーク・ロック、アニソンから歌謡曲、メジャーからマイナー、20年間のありとあらゆる音源が引っ越し用段ボール何箱にも詰まっている。野呂君も最初は目の色変えて片っ端からあさっていたのだが、そのうちお互い疲れてくる。そんなこんなで結局段ボール1箱分パンパンにして持って帰って行った。よくやった野呂。ハンパな重さじゃない。腰が抜けると思う。
 でもまだ残ってるわけで、引っ越しまでには処分しなきゃなあ。でもあれですよ、かかった費用とか考えると捨てるしかないというのは悲しいよね。テープ代とレンタル代合わせて1本500円と考えると1000本で50万円ですよ。あれ、あんましたいしたことないなあ。変だなあ。20年間で50万円だったら、安い娯楽だなあ。とほほ。
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1996年10月12日(土)さらに工事中日記
今日は娘の運動会であったが、あいにくの雨で延期。夕方からは大学時代の同窓である衛藤と押切と大須で会って飲むことになっていたので出掛ける。今日は名古屋まつりであるわけで、そーなると大須でも大須町人まつりだっけかが繰り広げられている。去年は行かなかったので、2年振りだ。集合時間よりちょっと早めに行って、デジビデカメで大道芸の数々を撮りまくる。液晶VIEWCAMはとても便利であるが、撮影画面を他人に見られてしまうという点が欠点か長所か。人込みの中で高く差し上げて撮ってもモニター出来るのは便利だが、その映像を後ろの方の人がモニター代わりに見て「あ、こっちの方が見えるわ」などと言っているのを聴くと、悔しいやらいいことをしているような気がするやらよくわからん気分になる。
 3人(押切夫人含む)と落ち合って、早速角屋へ。評判の焼き鳥屋である。いつも行こうとして、これまで一辺も入れずにうまそうな煙を嗅ぐだけだったのだが、今日はぎりぎり入れる。とにかく狭い。とにかく注文する。カウンターのおばちゃんが切り盛りしているのだが、注文が3回に1回ぐらいしか通らない。そればかりか注文していないものも焼き上がった端からどんどん皿にのせられていく。ま、要するにきたものを食べる、そーゆールールと解釈すればいいのだ。さすが味はいいです。落ち着いてというわけにはいかないけど、ちょっとひっかけるにはGood Place。
 路上のパフォーマンスなどを冷やかして、期待のギリヤーク尼崎を見に行く。驚異の老ダンスパフォーマーだ。2年前に初めて見たのだが、他の大道芸の方々とはちょっと違った迫力を持っている。固定ファンもいるし、全国的にも有名なようだ。驚くべきことには60を越える70近い年齢の筈なのに、容易にそれが信じられないことだ。演目はほとんど決まっているのだが、ラストの「念仏じょんがら節」などは、観客の輪を飛び出てそこらじゅうかけずり回り、最後はバケツの水をかぶってのたうち回る。それが単なるコケ脅しにとどまっていずちゃんと芸になっている。芸になっているといえば、出し物の間の準備・衣装替えも様式化されてるわけじゃないんだけど、なんかキビキビとカッコいい。スタイリッシュでさえある。じっと見入ってしまう。イッセー尾形もそうだったと思うけど、そこをも見せてしまうのはやはり芸である。
 感嘆して、再度居酒屋でダベる。たらふく喰った筈だけど、ラーメン屋に行きたくなるのは人情ってものか。記念橋にあるうまいサッポロラーメン『八龍』に喰いに行こうと思ったけど、ここは時間が早い。もう閉まっている。仕方なく上前津方面に戻り、『金龍らーめん』にする。ここがひどかった。本店の方は雑誌のらーめん特集の定番ともいえる定評ある店の筈なのだが、めちゃめちゃならーめんだった。麺がふにゃふにゃ、煮麺か冷や麦かと思ったぞ。明らかにのびのびというか、茹ですぎ。なにが「自慢の細麺」だ。親父少し飲んでるようだったからなあ。前に一回入ったときはこんなんではなかった。客全然はいっとらんし。つぶれるぞ、じきに。
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1996年10月15日(火)さらに工事中日記
いやあ、晴れちゃいましたなあ。というわけで、雨天順延の保育園の運動会が無事開催されたわけです。会社を午前有休にしてビデオ撮り係として行って参りました。といってもここに書くようなことは特別何もなく、ま、秋晴れの一日、楽しくほのぼのと過ごしたといったとこですな。そんだけ。
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1996年10月19日(土)さらに工事中日記
こー見えても、毎日サーフィンとかしてるんだよ。ていうかお気に入りサイトの定期チェックが中心だけどもね。大矢さんのページも待望の秋バージョンが公開されてましたな。いつもながらセンスのいいカバーページが今回もパワーアップ。やー、でも3ヵ月は長いですよ。そーゆー方針にしたのかもしんないけど。まあしかしホームページなんかそれぐらいの更新で充分じゃないかという気もしないでもないのですが。やっぱ人間、動きのあるものに目を奪われてしまうというか、更新が頻繁なサイトに注目してしまうよねえ。
 というところで最近のダントツのお勧めは、森さんの「無気力日誌」ですな。こんなに密度の濃い文章を読むのは久し振りである。最近軽い文章に慣れちゃってるからなあ、ま、わしはもともと軽いんだが。密度が濃いといっても重重しいわけではなく、すんなり読める。うまい。文章方面の人というよりお絵かき方面の人の筈だが、下手な文章方面の人(わし)より、よっぽど読ませる。というか読んでしまう。話題は日常生活のことが中心で、MACの話題とか散りばめながら、恐ろしく細密な描写でリアルに再現されている。文章量もかなりヘヴィである。推敲・校正も入念になされているようで、なんか自分の書きなぐりの日記が恥ずかしくなる。ま、森さんとは実際のおつき合いは今まで薄かったとはいえ、書き手の人となりは知ってるわけで、でもそんなこととは関係なく、日記独自としてみてもかなり面白い。大森日記とは違った意味での面白さだ。えー、大矢さんには是非お勧めしておきます。
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このブログについて

名古屋エレキング倶楽部の開設(1995.11.15)からブログ開設前までの日記を、ブログの形に組み直したもの。原典は日記ライブラリー。古い日記から順に読める。曜日は日付から算出した正しい曜日に直してある。

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