おお、ひさびさの【今日の一枚】。
ま、今日、というかこのところのヘビーローテ。ま、当然そうなるわな。
期待以上の出来であり、肩の力が適度に抜けたそれでいてパワフルな一枚。
奥田民生の個性は強烈であるわけだが、それをも内包しユニコーンというバンドとして成立しているところが、桑田佳祐とサザンの関係と決定的に違うね。
シングルカットされた「WAO!」は相当素晴らしいし、それが奥田民生の曲でなく、阿部Bの曲であるというところに頼もしさを感じる。
さらにTVでも何度か見かけたラストの「HELLO」もかなり良い。
新たなる名曲の予感。
実はちょっとうっかり彼らの新作から距離を置いてしまっていた。
前作をいまだ聴いていないし、その前のソロ活動作も未チェックである。
ファーストから3ぐらいにかけてのアルバムを繰り返し聴いていた頃に比べると、この5年ぐらいの活動にはちょっと興味を失いかけていたといっていいだろう。
一曲目のホーンが軽快に鳴り響くイントロがゾクッとさせてくれる今作は、そのままの勢いでいっきに聴かせてくれる佳作揃い。
メロディラインの耳に残り度が、初期作ぐらいの吸引力がある。
やっぱひと味違うな、彼らは。
うむ、冷たくしていて済まなんだ。
追っかけ直すとしようか。
このところ音楽のエントリーを書いてなかったのだが、別に何も聴いてなかったわけではない。
でもここ2?3ヶ月は古いROCKやFUNKを中心という久々の洋楽モードに入っていた。
邦楽の新譜に面白いモノが出てこなかったってのもある。
やっと4月に入ってボツボツと興味を引く盤が出てきたので少しずつ聴いている。
まずは、これ。
評判が良すぎて、改めて取り上げるのもなんだかなあ、という気もするのだが、これは想像以上に良い出来。
Perfumeも昨年後半から露出が増え、ここに来て一気に盛り上がっているのは何より。
でもどういうわけか、TVに出るといまだに「ポリリズム」ばかり唄ってるのだが。
先日は『ミュージックフェア』だったかで「チョコレイト・ディスコ」唄ってるのをやっと見かけたけど。
アルバムとしては、popularな部分と中田ヤスタカがやりたい音(を少しわかりやすくした音)の部分のバランスがなかなかによろしいんじゃないでしょうか。
capsuleの名曲「music controller」をカバーして欲しいところだが、あの曲はこしじまとしこの声があってこそかも、と思い直したり。
- 今日の一枚
つことで、ユニコーン・トリビュートの方。
こちらは若手・中堅が多い陣容。
モンパチの「大迷惑」は、沖縄風アレンジがハマっていてなかなかイイ感じ。
CHEMISTRYの「自転車泥棒」は、もう彼らのオリジナルではないかと思わせる出来。
フジファブリックの「開店休業」には、原曲をあまり壊していないにも関わらずオリジナリティを感じる。
星グランマニエの「SUGAR BOY」もマル。
あとは及第点かなー。
あまり斬新な解釈とかはなかった感じですな。
個人的には「奥田民生・カバーズ」の方が面白かったかな。
混ぜて1枚分にすると傑作になったかも。
- 今日の一枚
奥田民生ソロとユニコーンそれぞれのトリビュート盤が同時に出ている。
両方とも2枚組で二つ合わせると結構なボリュームである。
ユニコーンも奥田民生も基本的に好きでずっと聴いてきているので、早速聴いてみた。
こちらは奥田民生ソロのトリビュートの方。
井上陽水からHAL CALIまで、まあ多彩といえば多彩な顔ぶれ。
いくつかピックアップ。
木村カエラの「マシマロ」は、最近の彼女のアグレッシブな感じが出ていてトップバッターとしてなかなか。
スピッツの「さすらい」もGOING UNDER GROUNDの「イージュー★ライダー」も、ほとんど原曲を崩してないんだけど、これらの大名曲をよく消化出来ていてオリジナルといっても通るぐらい。
チャットモンチーの「息子」、ミスマッチのようなマッチのような妙に気に入った。
GALYの「野ばら」、まったく期待していなかったのだけど、何故にこんなにハマっているのだろう(笑。率直にイイと思う。
中孝介の「手紙」。島唄の歌い手による新解釈であるが、集中、ベストトラックではないだろうか。かなり耳に残る出来。
ウルフルズ、PUFFYの民夫一派による2曲もらしい出来。
コレクターズ「花になる」は、骨太なバックに加藤ひさしのちょっとネチっこいボーカルというコレクターズ節全開。
井上陽水「The STANDARD」は、あららというほど陽水印に染まりきっちゃってます。
てなわけで、次はユニコーン・カバーズの方。
- 今日の一枚
最近のお気に入り盤の一枚。
このユニットのことはつい最近までまったく知らなくて、MAXIシングルの”HARMONY”を偶然聴いて気に入ったので、この最新アルバムを聴いてみたというわけ。
ま、クラブミュージックという括りになってますが、いわゆる聴いて心地よい系の曲が詰まっていて、この種の音楽を必要とする人とそうでない人がいると思うのだけど、個人的にはラクに聴けるので重宝している。
- 今日の一枚
ありゃこんなもんが出てたのね。
YMOの三人のいずれかが、なんらかの形で実際に関わったいわゆる「テクノ歌謡」のコンピ。
このラインでもっとも有名なのは、やはり「ハイスクールララバイ」イモ欽トリオなんであろう。
同じイモ欽の「ティーンエイジ・イーグルス」まで入っていて泣けてくる。
たっぷり三枚組であるにも関わらず、もちろんこの手の企画にはあれが入っていないこれが入っていないというのがつきまとうのだが、松田聖子や安田成美の有名曲からキララとウララやアゴ&キンゾーの珍品までしっかり詰まっていてとりあえずは堪能する。
個人的には、マナの「Yellow Magic Carnival」をおそらく四半世紀振りに聴けたのに感激。
あと、郷ひろみの『比呂魅卿の犯罪』収録曲を初めて聴けたのは収穫。ヒロミ・ゴーの歌唱を乗っ取ってしまうアッコちゃんのバックボーカルは圧巻(笑。
渋谷系、いまやネオ渋谷系なんて言葉もあるぐらいで、懐かしい響きになってしまっているねえ。
全盛期だった90年代初頭、僕は古めの洋楽に入れ込んでいた時代であまりこの渋谷系に入り込まなかった覚えがある。
というものの、ここにも収録されているフリッパーズ、オリジナルラブ、ピチカートという代表格御三家はそれなりにというか、ほぼ聴いているのだが。
ラヴ・タンバリンズにも結構ハマって、タワーへ行ってはその周辺の棚とか漁って、SNAPSHOTなんてバンドを見つけて贔屓にしたり。
Oh! Penelopeなんかも好きだったなあ。
逆にあまり聴く機会がなかったのが、カヒミ・カリィやカジヒデキ。les 5-4-3-2-1なんかも興味はあったのだけど聴きそびれてきた。
というわけで、そこら辺の方々をまとめて聴けるコンピレーション。小西康陽監修ということで重みがありますなあ。ただこれがザ・ベスト・オブ・渋谷系なのかは不明。
いかにも渋谷系な音が並ぶDISC1より、個人的には応用編・派生編といった感じのDISC2の方が面白かったかな。
さて、購入から2週間ほど経過してもう十分に聴いたはずではあるものの、まだなにか聴き足りない、しっくりきてないような気がしている。
発売直前に書いたような試聴した時に感じた危惧は、半分杞憂で半分はあたっていたような。
前作”GALAXY”の時に感じた、毎日好きな曲がくるくる変わっていくような興奮気味の感覚はちょっと控えめ。
ワクワク感がないっていうのかなあ。
なんか否定的な言辞ばかり並べているようだけど、ほとんど毎日のように聴いていて飽きないのだから、非常に気に入ってる筈なのだが。
こちらがハードルを勝手にあげちゃってるような気がしないでもない。しかも盲目的な段階で。
とりあえず好きなのは「プレイボーイ革命」「路面電車」「SUNSHINE888」「バンコクの休日」「SUMMER TIME」「生きる。」...あれ、全部好きだなあ(笑。
実は10月1日の愛知厚生年金会館に行けることになった。ホールツアー「SOUL電波2K7」である。
誕生月だからってことで長女がチケットを取ってくれていたのだ。
ライブ初参戦。うー、楽しみである。
そんなにひさしぶりって感じはしないんだけど、そうかベスト盤があったし、この1?2年でグッと露出が増えたからかなあ。
”A Perfect Sky”に代表されるキラキラゴージャスなボニピンもいいけども、シブいボニピンも捨てがたいというファン心理を失望させない作りにはなってると思う。
個人的には最新シングルの”water me”が異常に好きです。