明日は小学校の遠足ということで、天気がどうも良くないらしいが、お菓子を買いに植田の駄菓子カンパニーへ。
いやスゴイ人。
いつも休みともなると、狭い通路を行き来するのも大変なほどの混雑ぶりではあるものの、さらに輪をかけた状態。どこも遠足かなあ。
子供達がかごを片手に20円30円の菓子を物色しまくる。
ひと頃に比べるとこの手の店が増えてきたし、コンビニでも駄菓子のコーナーが出来ているので、そんなに新鮮味はないね。そんなにムチャクチャ安いわけでもないし。
しかしやはり子供達にとっては、この圧倒的な菓子の量と品揃えが魅力ではあるらしい。
ウチは、ここか、豊明にある店に行くことが多いっす。
2007年4月のエントリー 一覧
というわけで法事で四日市。
母と三女と三人であとは留守番。
伊勢湾岸道でスムーズに予想時間内で到着。
東名阪はかなり混んでたみたいだけど、やはり四日市方面行くときはこれに限る。
法事といっても母のみ参加で、三女と近くの伊坂ダムまで遊びに行く。
何度か来たことあるが、今日は駐車場に停めることが出来ないほどの混雑振り。
レンタサイクルでしばし遊ぶ。
かなり暖かい日であったが、高地にあるのでちょうどいい加減の気温。
法事終了の連絡を得て、母を拾い、墓参の後、湯ノ山街道方面に向かい、ずっと宿題だった店をクリア。
公園に寄りつつ、23号で帰名。
これも早い時間帯ということもあり、さほど混んでいなかった。
夕飯後、腹ごなしに次女と徳重三洋堂まで歩く。
おっと今日も更新するのを忘れるところだった。
てなときは書かなきゃいいんだけどね。
GW始まったけども今日は出社の土曜。
帰りにいりなか三洋堂をチラリ。
久々の書店で気になる本は沢山あれど、一冊だけどうしても買うのを躊躇できない本があって購入。
話題の会社についてのルポで、出版タイミング良すぎなんだけど、おそらくオモシロイだろう。
読んだら、また書きます。
明日は四日市方面に法事。
派遣の人が期間終了となって軽く送別会。
笑笑で。
ごく少人数で。
最近、人数が多い宴会が多くなったので、こういうのもいいなあ、と。
で、これにて失礼。
春眠。
眠いですな。本を読んでいると眠くなってしまう。
はかどりません。
まあ、睡眠時間も充分とはいえないしなあ。
昨晩も「やりすぎコージー」見て、さらにウダウダしてたら2時近くになってたし。
てなわけで、zzz。
ゲーテ『若きウェルテルの悩み』なんざ読了。
四十過ぎのおっさんが読む本とも思えんが、初読だし。
前半、たるいなあ、きついなあ、と思って読み進めると、後半になって俄然面白くなる。
特にそこで何が起こるというわけでもなく、ある種の予定調和的に話は進んでいくのだが、話の結末として自殺を決意して、実行するまでが異様に長い。
ありとあらゆる準備をし、ふんだんに未練をふりまきながら死に向かっていくのだ。
これで死ぬのかと思っていると、平気で夜が明けたりしている。
おいおい、まだ死なないのかい、と声をかけたくなって来た頃にやっと実行するのであるが、その時点から息をひきとるまでもかなり長い時間が経っているというオチ。オチなのか!?
時代が時代なんでいちいち大げさといえば大げさなのだが、このある意味潔くなさというか身も蓋もなさ加減は新鮮なものを感じるなあ。
このところ図書館で借りてきた中山康樹の集英社新書『クワタを聴け』を読んで刺激されて、サザンを聴き直している。
中山康樹は全曲解説をしてそれぞれに☆印をつけているが、評価が僕とはちょいちょい異なるのだよなあ。まあ、あたり前だけど。
で、それとは関係なくこの『世に万葉の花が咲くなり』を随分久しぶりに通して聴いた。
全体にじめじめっとした印象があって、これまではけして好きなアルバムではなかったのだけど、今聴くといや、悪くないね。
シングルの織り交ぜ具合を含め、アルバムを通した流れが結構心地よい。
そういえば、この時のツアーは見に行ったんだっけなあ。
考えてみれば、永年ファンをやっていて情けないが、サザンのライブは結局この時1度行ったきりだ。
あとはKUWATA BANDと桑田ソロをそれぞれ1回ずつ。
また行ける時が来るかのう。
長女の買物の付き合いで、栄まで家族で出かける。
池田公園近くのコインパーキングに車を停め、まずはオアシス21までテクテク。
折りしもサン・ジョルディの日ということでブックフェアが開催されていた。そういえば昨日のローカルニュースでやっていたなあ。
長女達がショップで品定めをしている間、三女とスタバへ入ったり、ブックフェアを覗いたり、ポケモンショップをひやかしたりで時間をつぶす。
ブックフェアの実態はしょぼい古本市で、うーむこれだったらスーパーで時折開催される古本市とさほど変わらんねえ。
その後、地下街方面へ移動。
結構時間が経過していたので、中日ビル地下のチャオで昼飯。
あんかけスパを食べるのは久しぶりだなあ。
キングサイズを頼むとレギュラーの2人前近くあるので、これを2皿とピザなど取ってシェアすると、意外とお得であった。見回すと結構そんな家族連れも多かったり。
さらに地下街のショップ、ナディア、松坂屋と廻り、いやあ疲れますな。
幼少の頃は自分の母親がデパート好きだったもので、毎日曜のように栄へ出てあちこち廻っていたものだが、近年郊外型スーパーでほとんど用事が済んでしまうもので、滅多に中心部で買物をすることがない。
小雨降る中、駐車場に戻り、途中石川大橋のサポーレに寄りつつ帰途に着く。
『巨船ベラス・レトラス』筒井康隆
筒井康隆の長編を久々に読んだ気がする。
断筆明け復活後は、実はあまり新作を追いきれていない。『邪眼鳥』の後は、『わたしのグランパ』とか『エンガッツィオ司令塔』ぐらいかな。
それまではヌケはあるけど、ずっと追ってきてはいます。
そんなちょっとサボリ気味の愛読者にとっても、ひさびさにニヤリとさせられる作品。
これまでも折に触れ発表されてきた文学的実験をモチーフにしたメタ文学的実験ともいえる系列なわけだが、安心して読める。というのはこの場合褒め言葉にならないのか?
途中、少し退屈する部分もあるが、やはり筆が走った部分、特にクライマックスで唐突に登場するリアル世界の『北宋社』事件のくだりなどツツイ節の真骨頂ともいえ、ファンとしては堪能できた。
とはいえ...、って感じかな。
『アイの物語』山本 弘
日本SFなんて、ここ数年、いや十数年読んでなかったような気がするのだが、つい先日、飛浩隆の『象られた力』をやっと読んで、こりゃ無視していてすまなんだ、という気分になった。
ちょうど図書館の新刊コーナーに入荷したてのピカピカのこの本を見つけたので早速借りてみた。
2006年の日本SFベストの上位に挙げられている作品であるという知識だけはあったが、作者の山本弘については『トンデモ本』の人としてしかこれまで読んでこなかったので、正直、軽い気持ちで読み始めたのだが、これがグイグイ惹き込まれる。
雑誌等に発表されたバラバラの短編に、ふたつの長めの書き下ろし短編を加え、間にブリッジを挟み、最初と最後にエピソードを加えることで、ひとつの大きなテーマをはっきりさせた一冊の連作短編集となっている。
バラバラに連載された最初の5編は、確かにいささか軽いのではあるが、よく練られた話であるし、読んでいて気持ち悪さはあまり感じない。
その後の書き下ろしである老人介護アンドロイドの話「詩音の来た日」と表題作「アイの物語」の2編が実に読み応えがある。
ストレートに書きたい内容が伝わってきて、身も蓋もない、という気がしないでもないが、それが多くの読み手に「感動した」と云わせている所以であろうか。
自分に関して云えば「感動」ということはなかったのだけれど、しっかり造られたストーリーを久々に読んだなあ、と感心した。
『鴨川ホルモー』万城目 学
これも気になっていた本であったが、図書館で見かけたので借りて読んだ。
京都を舞台とした、「ホルモー」という特異な競技を競うサークルを描いた話である。
どれぐらい特異かというと、それは本を読んでのお楽しみ。
ただ骨格自体はストレートな青春小説で、奇怪な衣を取り去ってしまえば、少し食い足りないなあ、といいう感想を持った。
とはいえ、デビュー作ながらしっかりと読ませる力があり、最近、第2作が出たようなので機会があればそれも読んでみようとは思わせられた。