2007年7月のエントリー 一覧

『屠所の羊』A.A.フェア

屠所の羊
ペリー・メイスン物で有名なE.S.ガードナーの別名義でのシリーズ《クール&ラム》物の第1作。
ガードナーは少年時代に好きで何冊か読んだが、こっちのシリーズは初めて。
随分長い間積ん読本となっていたが、速読練習用としてたまたま手に取ってみた。
やっぱ、速く読もうとすると理解度が落ちるね。こんなにリーダビリティが高い作品でも。
というわけで、途中から普通に読む。
いや、なかなかよく出来た作品で、飛ばし読みは失礼だった。
勝手に強面オバサンと軟弱ニイチャンのコンビを想像していたのだけど、ちょっと違うみたいね。
少なくともラム君は、メイスン張りに頭が切れてかなりの行動派である。
これならまたシリーズの別の作品を読んでみてもいいな。

コンピュータ・コネクション (1980年)
うぬぬぬぬ。
これまで何度か挫折した作品である。どうにも読めない。
『ゴーレム100』出版記念として、ずいぶん久しぶりに引っ張り出してなんとか読み通してみたものの、こうして1エントリーにするのもためらわれる読解状態。
どうしてこんなに読めないのか。
状況がまったくイメージ出来なくて、ひどい所は、誰がどこで何をしゃべっているのかすらまったくわからないまま、文字を追うのみ。
情けない話だが、記録として有り体に記しておこう。
それでも、ラスト近辺はちょっとカッコ良かったかな。
こんなことで、『ゴーレム100』が読めるのだろうか。トホホ。

夏その2


午前中、選挙ついでに軽く買い物。
昼は、家で牛カレーつけ麺を作成して食べる。
27時間をチラ見したり、何故か昨日から読み始めた『巨人の星』を続けて読んだりしながら、午後を過ごす。
夕方から、今夜は娘2人が浴衣バージョンで夏祭りへ。
夕食を終えて、残ったメンバーで中京競馬場のサマーフェスティバル恒例の花火を見に行く。
観覧ポイントが年々現場に近づいていっているのだが、来年はいっそスタンドに入っちまおうかしら。
気温はそれなりに高めだったが、風が吹いていて過ごしやすい一日だった。

夏だがや

午前中は、三女を連れて天白プール。
開場時間に行くと、人が少なくて伸び伸びと泳げる。
大人300円小人100円としめて400円で夏を満喫。
昼過ぎまで泳いで、ついでに天白図書館に寄り、サイゼリアで昼食。
三女の大のお気に入りなので、プール帰りはサイゼリアが定着してしまったなあ。
帰って、さらに三女の相手をしてTVゲーム。
少し昼寝をして、夕方からは子供達は町内の夏祭りへ。
夕食を食べてから、夏祭り会場のすぐそばの床屋へ。

いや先日、梅雨が明けたばかりの筈だが、いきなり夏まっただ中。
なんかしらんうちに夏だがや、という感じ。

『罪と罰』ドストエフスキー

罪と罰 (上巻) (新潮文庫)罪と罰 (下巻)
ふうー。やっと読了。
なんか7月になるとドストエフスキーを読んでるような。
昔から名作ものが苦手で、それでも一度は読んでみようと小学生の頃にジュブナイル版を読みかけて挫折したことはよく覚えている。
確か、殺人の場面ぐらいまでは読んだ筈だが、今回読むとその時の記憶のイメージとまったく違うのだが、あれは本当に『罪と罰』だったのだろうか。
ともかく、それがトラウマとなったかどうか、以後いわゆる《名作》ものに手を出すことなく、少年・青春時代を過ごすことになったのかもしれない。
しかし、最後があんな終わり方とは思わなかったな。
いや別に意外な結末、とかそんなことではないんだけどね。
かなり病的なメランコリックな描写に悪酔いしつつも、いささか退屈な場面の合間に時折登場する白熱した対峙シーンには興奮させられたりもして、まあ、山あり谷ありで読み終えた。
また、来年かな、ドストエフスキー。

Thinking Out Loud(初回限定盤)(DVD付)
そんなにひさしぶりって感じはしないんだけど、そうかベスト盤があったし、この1?2年でグッと露出が増えたからかなあ。
”A Perfect Sky”に代表されるキラキラゴージャスなボニピンもいいけども、シブいボニピンも捨てがたいというファン心理を失望させない作りにはなってると思う。
個人的には最新シングルの”water me”が異常に好きです。

contemode V.A.
contemode V.A.
contemode(2)
contemode(2)
NAGISA COSMETIC
NAGISA COSMETIC

音楽雑誌を読まなくなって久しいので、情報に疎くなってることは承知の助ではあったが、それなりに好きでアルバムはずっと追っていた筈のcapsuleの中田ヤスヒコの他プロジェクトについてはほとんどノーマークだったことに気付いてちょっとショック。
彼のレーベルのコンピレーション”contemode”の2枚とNAGISA COSMETICをまとめて聴く。
いやあ、capsuleを聴いて物足りないなあと思っていた部分が全部ここにあった。
いや、capsuleが物足りないというと語弊があるなあ。そうではなくて、先鋭化されすぎちゃってオジサンついていけなくなってる部分が多々出始めちゃってるので、これらの作を聴くとホッとするというか。
といってもこの3作、だいたい3年ぐらい前の作品なのでcapsuleで云うと3、4作目あたりか。そう考えれば、capsuleのみが先鋭化されてるわけでもないのか。
実際、"contemode"の中でcapsuleが出てくると、それなりに和んだりしちゃってるし。

ま、なにはともあれ、3年前の作品に対していまさらですが、この3作イケます!

市民会館にて

午後から、長女の吹奏楽の演奏会を聴きに市民会館へ。
えーと、金山にある「名古屋市民会館」は今、「中京大学文化市民会館」ちゅう名前になっとります。
まー、わしら「市民会館」としか云わんけどね。
しかし市民会館くるのも随分久しぶりだなあ。何のライブ以来だろうか。
今日は名古屋周辺の高校が2日間にわたり集まる大会ということで、規模はでかい。
久々に生音を堪能。

社内で同じ課だけれど場所が離れてしまったグループがあって、連絡取るのに試しにウェブカメラ使ってテレビ電話してみようか、ということになった。
で、3000円ぐらいのウェブカメラ二つ買ってつけてみた。
Mac Tigerとかだと、ichatとかもうそれ用の便利で高機能なソフトがついてるんだけど、Windowsは標準のメッセンジャーとかどうもピンと来ない。
Macも交えてTV電話ということになるとますます選択肢が限られてきて、結局Skypeでやるか、ということになった。
いやまあ、なかなか快適。
ではあるものの、思ったのはやはりヘッドセットでしゃべるのはなんだか慣れないねえ。
傍目的にはPCに向かって突然しゃべりかけてるってのも、どうも我が事ながら落ち着かない。
というか気付いたのは、顔見ながらしゃべるのって電話のしゃべり方とおのずと違ってくるなあ、ということ。
逆に集中できない、というか。
21世紀のラバーズ達のテレフォンライフは、質からして違ってくるのだろうね。

『元アイドル2』吉田豪

元アイドル2
実は『1』の方をまだちゃんと読んでないのだが、先に図書館で見つけてしまったので。
『1』に比べて、登場する元アイドル達が僕にとってあまり思い入れのない人がほとんどなので(松本伊代と伊藤さやか以外)、興味も今ひとつ。
ていうか、さすがに90年代後半以降のアイドルはピンと来ません。
というか後半に行くに従って、アイドルなのかこの人は、といった感想を持つ人も多く、80年代までのアイドルとは質も在り方も変わってしまった事を実感する。
豪ちゃんのノリも心なしか今ひとつのような。
はやく『1』の方を読もうっと。

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