小林克也のこと その5

さて、ちょっと間が空いた。

このように80年代前半には、日常的に小林克也に接していたわけだが、ベストヒットUSAが終了し、ラジオもあまり聴かなくなった80年代後半には、あまり接触がなくなる。
再び彼が目の前に現れるのは、90年代に入って93年、名古屋にZIP-FMが開局してからだった。
当初確か日曜夜8時か9時の1時間番組を担当していたと思うが(多分、録音)、しばらくして日曜午後の看板番組「ZIP HOT 100」を生で担当するようになる。
さまざまなコーナーを差し挟みながら、洋楽・邦楽問わずカウントダウンしていく番組だが、豊富な知識とウィット、スネークマン的なくすぐりや毒舌等、小林克也の魅力をあますところなく活かした名番組であり、名古屋エリアでこの番組が聴ける幸せをずっと噛み締めてきた。
これと前後して、名古屋テレビ(現メーテレ)で、大東めぐみと組んだ「気分はビビデバビデブ」という土曜朝の情報生番組を一時担当しており、名古屋の週末の顔となっていたとさえ言ってよいだろう。
関東でも金曜・土曜と連続してラジオのワイド番組を持っているようだが、土曜夜の『スマステ』のナレーションをはさんで、さらに日曜の名古屋での生、ととにかく凄いバイタリティを感じる。還暦過ぎてるんですが。
それまで僕自身家でラジオを聴く習慣は失っていたものの、日曜午後は車に乗る機会が多く、「ZIP HOT 100」はほぼ毎週のように聴いてきた。日曜日には欠かせない番組になっており、すっかり日常に溶け込んでいた。

なのに。

と、書かなくてはいけない事態に少しビックリしている。
2?3日前に以前紹介したHPで知ったのだが、この3月で「ZIP HOT 100」を降りることになったらしい。今日の放送でもはっきり本人が言っていた。
この「小林克也のこと」を書き始めたときには知る由もなかったことだが、虫が知らせたというべきか。
これまでもちょくちょく休んではいたけれど(代理はここ最近は大体デイル)、これからずっと小林克也の声が聴こえない日曜を過ごさなければならないとは、ちょっと想像ができない。
今回でこの記事をまとめるつもりでいたのだけど、ちょっと整理つかないです。

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Comments [2]

ああとうとうこの日が来ましたか。
数年前から降板の噂は絶えなかったので、
覚悟はしてたんですが・・・私もとっても残念です。

「好きですか?嫌いですか?」

リスナーにこう聞けちゃうのは業界広しと言えども
彼だけだと思う。あー私も辛いー。

やっぱそんな噂あったのですか。んー。
レギュラーでなくても特番でたまに来てくれることを切に願います。

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