前から気にはなってたのだけど、やっと文庫化されたので読んでみた。
...うーん、期待したよりは面白くないなあ。
まあ、それなりに楽しめるのだけど、あまりにも各話がパターンに過ぎる。
いろいろな神経症にかかった患者達が神経科医の変人・伊良部の元を訪れて、治療なのか、おちょくられているのか、天然なのかまったくわからないままに通院を続け、偶然なのか必然なのかその病が解消されていくという基本パターン。
くすぐりのギャグもパターンなので破壊力がない。
いや、パターンが悪いって言ってるんじゃないっすよ。奥行きがないんだよなあ。
映画版やTVドラマ版は未見だけども、映像化したものの方が素直に楽しめるかも。
とりあえず、『空中ブランコ』までは文庫が出たら読んでみますが。
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