『子どもは判ってくれない』内田樹

子どもは判ってくれない
最近すっかりお気に入りになってしまった内田センセイの旧著の文庫化。
読んでて気持ちいいのは、判りにくいことは無理に判りやすくせずに、それでいてスパリスパリと切り分けて見せてくれるからだろうか。
読むと必ずひとつはなるほどなあ、と思うことがあって、この本ではたとえば「精神年齢の算出法」という章において、「人生五十年」とされた昔に比べて、80歳の寿命がある今の人々の精神年齢を算出する計算式として、「現在の実年齢」に八分の五をかけるというのである。
四十一歳である僕の場合は、二十五?六歳ということになり、これはなんだかとっても個人的に納得出来てしまう数字である。
別にそれぐらい「若い」つもりでいるというわけではなく、それぐらい「ガキ」だなあと常に思っていたのである。
その式で云うと、今の二十歳は十二歳半。
トホホ、と思うが、そんなモンなような気がする。しません?

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