予備知識なしに書店で発見してびっくり。
待たされに待たされまくった前作から1年ぐらいの間隔じゃないの。しかも薄い。
これで現在のところ最終巻かあ。大好きなシリーズだったが、前作から少し毛色が変わってきている。
さらさらっと読める。語り口は相変わらずすばらしく、秀逸な訳だなあとつくづく思う。
最初の三作で感じられた「苦味」は表面にあまり浮かんでこず(底流には流れるのだが、今作だけ読んでるだけではわからないだろう)、軽妙なアクションコメディを観るかのように話は進む。
軽かった前作以上にさらに軽い。この4作5作目が書かれた意味は何なのか。かんぐりたくもなる。
面白くはあるのだが、やはり喰い足りないなあ。
Track Back [1]
- Track Back URL
ドン・ウィンズロウ『砂漠で溺れるわけにはいかない』○
「おまえのためにちょっとした仕事を用意した」二ヶ月後に恋人カレンとの結婚をひかえ... 続きを読む