今更ながらに読了。
表題作は、ディレイニーと思って身構えて読まなくても楽しめる宇宙SF。割と好きだな。
ベイリーは、数学なのでやはり苦手。こちらがワハハと笑って読める才能に欠けている。
ロバーツは、らしい静謐感に溢れつつ、緊迫したサスペンスにも富んだ良作。
エリスンは、思ったよりまっとうな(フツーな)一編ですな。勝手にもっとぶっ飛んでいるのかと思ってた。
カウパーは、実は一番期待せずに読んだのだけど、一番楽しめたかも知れない。ウェルズやワーロック等のタームなしでも十分楽しめる。
ウェルズは、実は初めて読んだかも。じゃあ『タイムマシン』でも読んでみるか。
〈ニューウェーブ短編集〉というには、あまりニューウェーブニューウェーブしてないなあ。編者の独特のニューウェーブ感が照射されてる感じ。それはそれでいいとは思うけど。