図書館で借りてきた本。
図書館へ行くと、こうしたオタ本をちょくちょく借りてくるクセがある。
仮面ライダー、ウルトラマン、悪魔くん、サスケ、リボンの騎士、仮面の忍者赤影、超人バロム・1、巨人の星といった昭和40年代に燦然と輝く番組の成立事情や裏話、原作やコミカライズとの差などを少ない紙数ながらなかなか掘り下げた労作。
つくづく思うが、当時のこども達、わしらのことだが、本当にシヤワセだったなあ、と。
とにかく、この手の番組の量が現代とは圧倒的に違う。
あれだけの量の中にはクズもあろうが、やはり光るものも数多い。
そうした番組に常に接していられたのだから。
こうしたオタ本は、たまに非常に好んで読むのだが、ただ特撮やアニメのことが書いてあればいいのではないことに最近ながら気付いた。
どうも、僕は作品の内容そのものを研究したり、評論したりする傾向の本にはあまり興味を持てないようだ。
その番組が作られた制作の過程や背景が語られた内容の本にのみ、激しく反応するようだ。
だから、一時流行った『ウルトラマン研究序説』とかあの系統のやつはほとんど読んでないや。
その意味で、この本はまさにドンピシャの内容。
読んでる間、幸福感につつまれました。