春と楽器とハンニバル

午前中は通常出社で、午後より入社式。
ウチにとっては10年振りの新卒採用ということで会社もリキが入っている。
思いのほか、早く終ったので急いで上前津の会場から名城線に飛び乗り、市役所で降りて「ウィルあいち」に向かう。
長女の吹奏楽部の演奏会があるのだ。
出番の2時半にドンピシャで間に合う。
会の最後まで聴いて、終ってから会場で合流した義母と家族その1とその4と共に、すぐ隣の市政資料館の桜を眺める。
眺めるだけのつもりが、義母の希望で中にも入ってみることに。
いや、これがなかなか良かった。
旧地方裁判所であった文化遺産ともなっている建築が存分に楽しめる。
法廷や留置場もそのまま残っていて、自由に見学できるのだ。
こんな機会でもなければ、来ることもなかったろうから、いい体験をした。
その後、楽器を搬出しに行った長女を迎えに高校に向かうも、運送トラブルでしばらく学校を離れられないとのこと。
弁当が支給されるというので仕方なく、残りの4人だけで夕食を取りに行く。
三女の希望で、ヒッコリーのハンバーグ。前回で味をしめたらしい。
人気店なのでたっぷり時間がかかったのだが、店を出る頃になっても長女の拘束は解けずで、結局解放されたのは9時過ぎ。
共に残っていた友人と義母をそれぞれ送ってから帰宅。

ハンニバル・ライジング 下巻 (3)
『ハンニバル・ライジング』(下)トマス・ハリス
読了。
うーん、凡作と云わざるを得ないような。
妙なジャパネスク趣味がこそばゆいというのもあるが、展開も単調だし、大きな盛り上がりにも欠ける。
訳者解説では、「人肉嗜好の問題について、その要因が明らかにされてない」と書いてるけど、そうかなあ。ハリスはこれで、答えを出したつもりでいるんじゃないか。
クライマックスで明かされるひとつの仮説に関して、レクターがそれを認識した瞬間に「発現」されるべきと考える必要はないんじゃないだろうか。
それが行われた時点に遡って、意識下に形成されていたという解釈でいいんじゃないかね。
まあ、とにかくスルスルとは読めたが、ちょっと不燃焼気味。

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ハンニバル・ライジング

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