いや読むタイミングを微妙に逸したね。
安部辞任の直前に出版された本書は、まさに本が世に出るタイミングとしてはこの上もないものであった筈で、読むほうとしてもそのタイミングを逃さず読んでライブ感を共有すべきであったが、ボヤボヤしている間に買い逃して忘れていた。
ある程度妙に沈静化した現在の時点で読んでみると、著者の仕掛けたストーリーが幾分恣意的に過ぎるような感じも受ける。
それはこの手のタイプの書にはある程度はあって然るべきものなんだろうけども、少しわかり易すぎないかい? という気がする。
肝心なところがぼかされている様な少しもどかしい思いを我慢すれば、なかなか面白く読める。
『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』上杉隆
Track Back
- Track Back URL