いやー、たったいま読み終わった。
評判作だったので読みたかったのだが、なにかと延び延びに。
やはり読んで良かった。実に読み応えがあったなあ。
星新一の生涯を、残された膨大な資料や関係者へのインタビューなど詳細な調査で再構成した労作。
中盤からは、ウン十年前に読み漁った、日本SF創世期について書かれたさまざまなエッセイや日記や評論等々をうっすらと思い出しながら、いささか興奮しつつ読み継いだ。
SFに詳しくない人でも、星新一を読んだことのある人、いや「星新一」を忘れていた人、にはぜひ読んで欲しい作品といえる。
きっと星新一の作品をもう一度読みたくなるに違いない。
先日、NHKでやっていた「星新一 ショートショート劇場」は、やっぱこの影響かなあ。
さらにはETV特集でやってた日本SF特集もそうなのかもしれないね。あ、録画したまままだ見てないや。さっそく見よう。
終盤、ショートショート1001編到達後の晩年の記述に寂寥感を覚えつつ、読了。
『星新一 一〇〇一話をつくった人』最相葉月
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