『エドガー賞全集―1990-2007』ローレンス・ブロック他

エドガー賞全集―1990-2007 (ハヤカワ・ミステリ文庫 エ 6-1)
『エドガー賞全集―1990-2007』ローレンス・ブロック他

現代ミステリ短編を読むのは久しぶりかも。ミステリマガジンとかもちゃんと追ってないしね。昔はこれでも「EQ」とか買ってたんだがなあ。
で、これは権威あるアメリカ探偵作家クラブ賞であるエドガー賞の1990年以降の最優秀短編賞受賞作を収録したお得な一冊。
冒頭のウェストレイクで、個人的には久々にドートマンダーに再会。
気分良くなってちょこちょこ読み進める。

一番読み応えがあるのは、おそらくトム・フランクリン「密猟者たち」(1999)だろうね。
マイ・ベストはジェイムズ・W・ホール「隠れた条件」(2006)かな。メリハリの効いた話だ。
チャールズ・アルダイ「銃後の守り」(2007)もありがちながら、余韻が残る。
ブロックのケラーもの2作は、さすがのリーダビリティ。

まあ、好き嫌いはあれど、1000円ならオトクといえる内容でしょう。

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