TBS系でこの秋始まったバラエティ2本が、なかなかスキャンダラスだ。
「キミハブレイク」(火曜19:56?)
90年代初頭の大橋巨泉の『ギミア・ぶれいく』の後継番組とうそぶく2時間バラエティ。
テリー伊藤、鈴木おさむ、加藤シルビアの三人がMC。
毎週違う企画を送る初回は伝家の宝刀「徳川埋蔵金」。2回目はショートネタブームに対抗したロングネタ番組、3回目はダイエットもので、4回目の今週が爆笑問題司会の「失敗者のタメになる話」。
企画自体は収録、MCの出演は生放送という構成。
今回の目玉はなんといっても泰葉。
爆問司会の収録部分でも大暴れの上、この時期、タイミングで生放送部分にも出演というハラハラ感。
前者では大竹まこと、後者ではテリー伊藤という泰葉と旧知の間柄の介添役がいて、なんとか救われるかと思われたが、ラストのボロボロの唄と生放送終了間際に「パパー!」と叫んだメッセージを見て、やっぱツライものがあったなあ。
あんまり見ちゃいけない感、が残るのよ。
「悪魔の契約にサイン」(水曜 19:56?)
加藤浩次司会で、マツコ・デラックスと小池栄子が脇を固めるチャレンジバラエティ。
まあ「電波少年」的なノリに「ガチンコ」とかのTBSテイストを振りかけた感じといえばいいのか。
で、今回はデンジャラスのノッチが、最近の持ち芸であるオバマのモノマネ(?)の公認を得に、大統領選挙戦まっただ中のアメリカにオバマ本人に会いに行くという企画。
放映日が、オバマが勝利宣言をした当日ということでまさに絶妙のタイミング。
ロケ内容も、たっぷりの緊迫感を含みながらしっかりと結果を残したものとなっており、なかなか見応えがあった。
いやー、これはノッチ、ブレイクだわ。