火曜日。
朝から蒸し暑いなあ。
年刊日本SF傑作選『超弦領域』大森望・日下三蔵編、読了。
2008年発表の日本SFの短編の秀作集。
伊藤計劃、円城塔の新鋭ツートップ(片翼がいなくなってしまったのは残念)に法月綸太郎の参戦あたりが目玉ではあろうが、僕が気に入ったベスト3は、津原泰水とBoichi、そして岸本佐知子。
津原泰水「土の枕」はどこがSFなのか、という感じではあるのだが、傑作。とにかくもおかげで津原泰水という作家に出会うことができた。他の作品もチェックチェック。
Boichiは韓国出身のマンガ家。現在のマンガシーンに明るくないので当然これまで知らなかったが、この「モーニング」に掲載されたという「全てはマグロのためだった」は、軽快なテンポでSF的飛躍を存分に発揮させた佳作。
岸本佐知子「分数アパート」は、川上弘美の『椰子・椰子』を彷彿とさせる不思議な感覚の嘘日記。
テイストもよく似てはいるが、独自の個性も光る。
全体としては個人的には前年度の『虚構機関』の方が粒揃いだったように思うが、好みもあるだろう。
夜。
『このへん!トラベラー』(中京テレビ)7/22放映
栄をウロウロ。ほんとにウロウロしてるだけだなあ。
はんにゃ金田が純粋すぎて、ブラマヨの毒と混ざりにくい。