『僕の読書感想文』と『ヘヴン』

月曜日。


トラブル対処がまだ少し続く。ホントに大変なのは直接の現場なのだけども。これからが本番。

昼に久々にどん兵衛きつねを食べる。
ありゃあ、なんだかうまく感じるなあ。いや、「べっぴんうどん」になって初めてというわけじゃない筈だけど。
そういや、もうすぐ麺が2倍ぐらいに太くなる、という記事をどっかで見かけたなあ。
それはそれで楽しみ。


退社後、鶴舞図書館(閉館日)に本返却後、『キラ☆キラ』月オープニング、『タマフル』しまおまほぼんやり情報局聴きながら御器所までウォーキング。
最近の宇多丸はしまおさんにイラついてないかい? いやそりゃわかるけど。あまりのことにってなるよね。でもそこがいいんだし。
帰宅して夕食、風呂後、10時半頃まで軽くねむねむ。

僕の読書感想文』近田春夫、読了。

僕の読書感想文

僕の読書感想文




10年に渡り「家庭画報」に連載した短い書評が収録されているのだが、ごく初期のものに特にハッとするような光る表現が多い。
曰く、
「古本屋へ行くと、どの本も表情がおだやかである。」
「堀内さんが編集室のなかを移動されると、それにつれて部屋の重心がそちらに移動していくような気配はいつも感じていた。」
「山田正紀という人は、私の印象では、ポツンとひとりそこにいる作家である。…….山田正紀は出版のブームの中でいつも損をしてきたんじゃないか?……この人の文章に、何か「やり場のなさ」が漂っているからで、SFだろうと推理だろうと、筆にかすかな「くたびれ」と「いかり」がこもっている。」
etc。
後半に行くに従って、割と平凡な表現で平凡な内容の書評が続く。
確かに『考えるヒット』でも初期の頃と比べると最近はちょっとあんまし...、のような。
いずれにせよ、対象を深く切り込んだり、詳細に分析するタイプの書評ではなく、その手触りや肌触りを端的な語彙で示してくれる書評であり、それはそれで僕の好きな感じではある。

ヘヴン』川上未映子、読了。


ヘヴン

ヘヴン




昨晩3分の1ほど読んで、今日も途中までで辞めようと思いつつ、ついつい最後まで読んでしまう。
それだけぐいぐい読まされたということでもあるのだろうけど、なんだか感想がうまくまとまらない。
理路整然と語る中学生達にはいささか戸惑ったものの、全作までとはうって変わって余計な装飾をそぎおとした文体を駆使して長編と感じさせぬ程に一気読みさせる筆力には感服。
「いじめ」を扱っており、途中かなりイタイ描写もあって、個人的には苦手な題材なのだが、そこを通した何かを描こうとしており、その迫力は伝わってくる。
ニーチェ、なのかなあ。うーむ。なんかいずれにせよ、いろいろ戸惑う。


音楽寅さん』(フジ系)9/14放映分
政権交代ネタ。政治ネタ好きだねえ。
でもこういうデフォルメ・パロディって結構最近TVであまり見かけないような気がするのだが。それも自主規制?

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