『犬には普通のこと』がおもしろい。

木曜日。


次女の中学校の合唱会が、職場の近くであったので、ちらりと覗きに行く。
長女の卒業依頼だから4年振りか。
相方と義母も来ている。
次女のクラスの前後のみサクッと見て撤退。

小島慶子キラ☆キラ」木曜オープニング聴きながら帰途。
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/11/20091112.html
祝 聴取率1位!
つまり「大竹まことのゴールデンラジオ」を抜いての首位ということらしい。
いやしかし一年前までは、首都圏のラジオのしかも昼ワイドの聴取率などをこんなに気にすることになろうとは思ってもみなかったな。
さらに、月曜オープニング 美容室で遭遇した美女に嫌な思いをさせられての小島慶子の悪態。「うんこ踏め!」って、キミw。
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/11/2009119.html

『犬には普通のこと』矢作 俊彦+司城志朗、読了。

犬なら普通のこと (ハヤカワ・ミステリワールド)

犬なら普通のこと (ハヤカワ・ミステリワールド)




全然ノーマークだったが、なんとなく手にとってみた。
この著者コンビは浪人時代にカドカワノベルスから出た『暗闇にノーサイド』を友達に借りて読んで、おおいに楽しんだことを覚えている。
いまとなっては内容はまったく覚えていないのだが、しばらく自分の読書生活のオールタイムベストに入れていたぐらいである。
その後の作は追っていなかったが、コンビとしても25年振りの作ということだ。
沖縄が舞台。ヤクザ同士の騙し合い。
溶かした鉛のような熱く重たいうねりを持った話ではあるが、何故かさらっと軽快に読めてしまう。
希望は特にないノワールではあるが、明日なき世界を描くというよりも、一連の出来事が手際よく描写される。淡々とあっけらかんと。
その意味では湿り気のないハードボイルド。
無駄に長くないところもいい。

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