赤木和雄『神キチ』

木曜日。


鶴舞図書館へ。
今日まで10日間ぐらい特別整理休暇で休館だったのでひさびさ。
予約の順番が回ってきた三冊を借り出し。
2Fに上がって、少し前から気になっていた『新潮』先月号に載った赤木和雄『神キチ』をざっと読んでくる。

新潮 2009年 11月号 [雑誌]

新潮 2009年 11月号 [雑誌]




第41回新潮新人賞。面白いと評判だったのだが、読んだ感想はそれほどでも。期待し過ぎると、という例なのだろうが。
審査員の評価も軒並み上々で、笑ったという意見も多数。そうかのお。
ドタバタとリアルの匙加減がいまひとつ、という曖昧な感想でいいかしら。文体にもいまひとつノリきれない。
いや、ノリのある文章だけが良いというつもりは微塵もないのだが、なんかね。
ドタバタといっても、筒井や町田のように非現実な域までは達しない感じ。
そこが匙加減といってしまえばそうで、絶妙な匙加減と捉える人がいてもおかしくないのか。
となると、振り切って欲しいのに振り切れてないところが好みじゃない、というのが個人的な感想となるわけだな。


帰りに、ちょっと前に出来てこれまた気になっていた「名古屋八事麺通団」に寄って、ひやあつ320円ナリをひっかける。
システムとしては「讃岐製麺」とか「はなまるうどん」とかと全然変わらないのね。最後につゆを自分でかけるところは、こちらで云う「どんどん庵」か。
ま、感想としてはたいして感銘を受けなかった。茹でおきだったしね。
安いのか安くないのかよくわからない値段設定だし。

『キラ☆キラ』を聞きながらウォーキング。
小島慶子絶好調である。
月曜OPは姉との確執話。NY短期滞在時編。
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/11/20091123.html
火曜OPは後輩にあげた飴をなめたなめないでのアナウンス室でのやりとり編。
http://www.tbsradio.jp/kirakira/2009/11/20091123.html
個性が良く出たオモシロ話である。

『坊っちゃん』夏目漱石、読了。

坊っちゃん (新潮文庫)

坊っちゃん (新潮文庫)




三十数年振りに読んだが、印象は変わらない。
もちろん細かい所を記憶しているわけではないのだが。
あれ?と思うようなところはなかった。
文章の力を感じる。
小林信彦『うらなり』を読む予習として読み返した。

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