SFベスト201―SF handbook 伊藤典夫編
ここ数年SFを全然読んでないが、久々に捨て置けない本が出てしまったので、高い本だが珍しく購入。
ちょこっと噂に聞いていた本がこれかあ。
基本的には80年以降に翻訳出版された海外SFの話題作・注目作を年代と逆順に並べ、海外SFの猛者達が1ページずつ解説したもの。
2000年末までの作品が紹介収録されているので、ちょうど前世紀末の20年間に翻訳出版された海外SFガイドということになる。
この手の本にはつきものの、「あの本は」「あの作家は」ということは当然あるわけだが、ざっと一覧を眺めていてさほど違和感は感じない。
それは僕がこの本の紹介者の方々を中心とする世界にほんの少し触れていたからに他ならないんだろうなあ。つまり良きにつけ悪きにつけ影響されたSF読書をおこなってきたということなんだろう。
その割には、ここに紹介されたものの半分も読んでないことに改めて気づいて情けなくなったけども。
やっぱこうしたものを読むとそれなりにSFマインドが活性化されるので、未読の消化に励もうかなあ、という気も起きてくるものだね。