ということで、むやみに読書熱が高まっているので、なにかPC上でも活字を読みたい、ブログとか以外で、と思い立ち、そんな時にハタと思い出すのがご存じ「青空文庫」。
著作権切れの作品を中心とした電子テキストの総本山である。名だたる文豪の名作群がタダで読めてしまう場所、という言い方もできる。
速読の練習を兼ねたいという欲求もあったので、なにかさらっと読めるものはと探しかけて、ふと『大菩薩峠』があったよなあ、と思い出してしまう。
全41巻にも及ぶ大長編であり、とてもさらっと読めるなんてものではないが、いっちょこれいってみるか、と読み始めた。
まだ、2巻に入ったところだが、これが、想像以上にオモシロイではないか。誤解を恐れずにいえば、もうマンガのようである。
これまでは長さに怖じ気づいて読もうともしていなかったのだが、いや、損をするところであった。
エキスパンドブックファイル形式のものを落として、リーダーを使って読むと快適快適。
この形だと、紙媒体以上に速読にも適しているような気がするなあ。
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並行して、太宰や乱歩や先日買ったyom yomを頭から読んだりしている。
このyom yomがまた、ささっと読むのにちょうどいい字組、造本なんである。
クイック・ジャパンも『やりすぎコージー』特集だし、読むものが溢れておる。
こういう読み方は今までしてないんだけどね。どうしちゃったんだろうか。
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