会社帰りに久々に鶴舞中央図書館に寄る。
勤務先の最寄り駅のすぐそばであり、便利なことこの上ないわけで、しょっちゅう通っていてもおかしくない筈なのだが、勤務して十数年、寄った回数は数えるほどかも。
最寄り駅のすぐそば、と言っても会社とは反対側にあるんだよなあ。だから、駅を通り過ぎて行く、という感じになる。こうなると、途端に「ついでに寄る」という感じではなくなるのね。
「わざわざ行く」ほど必要性を感じてなかったってことかな。
それでも1年のうち一定の期間、思い出したように通ってみたりすることもあるのだけども。
何か借りようかなあ、とぶらぶらするものの、特になし。家に積ん読も貯まっていることだしなあ。
図書館を出て、鶴舞公園を突っ切り、荒畑まで歩く。
夜に鶴舞公園の中を歩くと、いつも乱歩の『猟奇の果』のことを思い出す。確か、初めの方のシーンでチラと夜のこの公園のシーンが出てきた筈。
うっそうと木立が繁るこの公園は今なお暗いのだが、それでも当時よりはランプの灯りも明るいであろう。勤労会館横のグランド沿いに出れば、さらに照明灯の強い光が照らされているし。
◆
ひさびさにトーマス・ドルビーなんて名前を聞く。これは出世作「彼女はサイエンス」が入ったファースト。アルバムとしてはセカンドの方が好きなんだけど、それはまた次回。