『眼を開く』マイクル・Z・リューイン

眼を開く―私立探偵アルバート・サムスン
復活アルバート・サムスン。
翻訳は13年ぶりとのことだが、僕が前作『豹の呼ぶ声』を遅れて読んだのが3?4年前。
それぐらいなら程よいインターバルともいえよう。
それでも一読して、この語り口にまた出会えたことが嬉しくて、涙ちょちょ切れる。
読んでいるだけで、しみじみと満足感が味わえるのは何故。
もうほとんどミステリでもないような気もするけど、そんなことはまったくもってどうでもいい感じ。
これがあくまでシリーズの中の一作であるということが唯一の弱点であり、愛読者にとってはこの上ない特典。

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