水曜日。
栗本薫死去の報。うーん、ちょっとショックだね。
いや、ここ最近、というか20年以上、栗本薫あるいは中島梓にはまったく関わりなく毎日を暮らしていて、その存在すら念頭になかったぐらいだが、中学~高校にかけては割とよく読んでいた作家の一人である。
「ぼくら」シリーズ、伊集院シリーズ、魔界水滸伝、グインサーガ、どれも初期の数冊まではしっかり追いかけていた。
中ではやはり「ぼくら」シリーズが好きで、『猫目石』ぐらいまではちゃんと読んでいたかな。
グインは最初の5巻ぐらいと『七人の魔導師』まで。いや、おもしろかったですよ。
大学に入って、SFに浸かり始めたぐらいでぷっつり読まなくなってしまった。周囲の雑音が多くなったということもあったけど、僕自身の嗜好もやはり変化したのだと思う。
そのあたりから作家性の変質みたいなことも顕著になって...、というような話もよく聞いたけれど、グインのあとがきも書店で立ち読みすることもなくなり、個人的には興味を失ってしまった。
こうやってみると、僕にとってのYA作家だったんだなあ、と。当時はその言葉なかったけども。
だから、つい最近だった、闘病生活を知ったのも。ポプラ文庫から『ガン病棟のピーターラビット』が出てふと手に取った時なので。
それでもこんなに早く亡くなるとは、なんとなく思わなかったんだよなあ。
尽きせぬ泉が湧くように、栗本薫からはいつまでも物語が紡ぎ出されるのだと勝手に思っていた。
合掌。
昼はチャーハン探求シリーズとして、ずっと宿題となっていた『松楽』に行ってみたくなり、大久手までえっちらおっちら。
ここは、ひところ『ぐっさん家』や『げりらっパ』、『PS』などで頻繁にフィーチャーされた老大将が作るパラパラのチャーハンで有名な街の小さな中華料理屋。
吉田病院の斜め前にぽつんとある。ちょうど客が1人出てきたので意を決して入る。
ウワサに聞く狭さ。
扉を開けるとほぼその幅でカウンター席が奥へ連なり、後ろを人が一人通るのもキツイぐらい。
奥に座敷があるようだが、まったく入り口あたりからは確認できない。
中年層以上のサラリーマンがほぼ席を占めている。
メニューボードを見ると、チャーハン+ラーメンは金、土の提供みたいで月~水は日替わりランチとなっているようだ。
チャーハンは次の機会にするとして、ランチ750円を注文。
エビチリ、油淋鶏、玉子炒めの3種が一皿に載ったおかずプレートは、あらかじめまとめて作り置き。
これがいずれもなかなかウマイ。エビはプリプリ、鶏は柔らかく味が染み、玉子は甘めの味付けで親しみ易い味。
これだけでご飯がどんどん進む。
そこにラーメンがまるっと一人前出される。ただ具は一切ナシの潔さ。
麺はゆるいが、そのゆるさがシンプルなスープと相まってなかなかいい感じになっている。麺は硬けりゃいいってもんじゃないな、とつくづく思う。
うん、好きだ。
こりゃ、また来よう。チャーハンも確かめなきゃいかんし。
栗本薫のことが頭を離れず、あれこれ検索かけながら、グイン、伊集院、薫達の「イマ」に思いを馳せる。
うーん、みんなそういう感じになっていたのね。
そこで「温帯」という言葉を初めて目にする。
あー、ますますヒドクなっていたということですか。しかし四半世紀前から云われてることは変わってないような。
『食い逃げされてもバイトは雇うな』山田真哉、読了。
食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
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「いまさらながらベストセラーを100円で読むシリーズ」ということで。
前作の『さおだけ』もちょっと前に読んだけども、被る部分も多いし、なによりちょっと易しすぎないかね?
いやまあ、それがウリなんだろうけど。
久しぶりに思いたってムーンライダースを幾つか聴く。
火の玉ボーイ(1976)
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NOUVELLES VAGUES(1978)
この辺はリアルタイムでは聴いてないんだよね。僕が聴き始めたのは『カメラ=万年筆』のあたりから。
『ガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)5/25名古屋放映分。
佐野元春へ500の質問。
独特だよなあ、この人。いやファンなんですけどね。
HEY!HEY!での絡みも面白かったけど、松ちゃんとの相性はいいと思うので、こうしてたまに取り上げて頂けると(笑。
『爆笑レッドシアター』(フジ系)5/27放映分。
FUJIWARA登場。いつもの彼らのコントをやっていた。寸分の違いもなく。番組の趣旨とかんけーねえ! でも面白いんだよなあ。
はんにゃのコントも非常に他愛のないものだが、表現力で惹きつけられてしまう。勢いがあるねえ。
後半に関しましてはノーコメントで。「天津向 愛の妄想部屋」、これ自体がどうこうではなく。
つーか、番組としてのまとまりに欠けるよね。だったら30分番組でいいじゃんて話だし。