木曜日。連休6日目。
5時起き5時半出発目標だったが、ハッと目覚めたのは5時半過ぎ。いったん夜中に目が覚めたのだが。
普段目覚ましいらずの相方も珍しく起きられなかったらしい。
娘達を起こし、取り急ぎ身支度。でもまあ、慌てることもない。
長野より荷物が少ないこともあり、スムーズに準備完了。
普段出かける支度に時間がかかる長女も、車の中で化粧と割り切っていたし、朝食もパンを道中かじることにしていたし。
6時過ぎに車に乗り込む。
緑区を斜めに横断し、名和を通って東海ICから伊勢湾岸自動車道へ。 ETC積んでないのに、うっかり表示を見誤りETC入口に進入。 慌てたが、インターホンからの係員の声とともに発券機より発券され、ホッとする一幕も。 既にやはり車が多い。この道でこんなに車が走っているのを見るのはひょっとしたら初めてかも。 四日市JCT入るあたりから断続的に渋滞。 東名阪に合流すると、亀山までずっと渋滞。途中、早めに御在所SAでトイレ休憩をしておく。 ipodの曲をどんどん聴きながら運行。昨日買ったカセット接続機器が大活躍。 なんせウチの車、CDすら付いてなかったからね。イマドキ。 亀山からは新名神。 初めて通行する。この区間は概ね快調。 再び甲南PAで休憩。新しく大変キレイなトイレ。 トイレ出口にて液晶パネルによるリアルタイム渋滞情報もゲット。名神は既に20km級の渋滞の様子。 草津で一度名神に合流し、混み合う筈の京都ICを避け、すぐ京滋バイパスへ。 大山崎JCTで名神に再び合流したところから大渋滞。 時折ピタッとも動かなくなるほどのノロノロ運転となる。 ここで車内音楽をクレイジーケンバンドの新譜『Girls! Girls! Girls!』に切り替え、気分をリフレッシュ。

- アーティスト: クレイジーケンバンド,横山剣,濱崎伸洋,菅原愛子,Ken Yokoyama,Masao Onose,Sunaga t Experience
- 出版社/メーカー: ユニバーサル シグマ
- 発売日: 2009/08/12
- メディア: CD
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この時、初聴でさらっと聴いただけだが、なかなかよろしい感じなんじゃないか。
実は個人的には『Zero』がもうひとつ派だっただけに、第一印象は上。
おかげでジリジリとなんとか吹田ICへ。途中ICが一個しかないんだもんなあ。そりゃどうにもならん。
まあ10時過ぎには到着できたので、朝遅れた分を考慮にいれればそれでもほぼ予定通り。
早速、インターからすぐそばの第一目的地万博公園の駐車場にパーキング。
駐車場から既に太陽の塔が見える。カッコイイ! テンション上がるなあ。
橋を渡る前の売店で相方が日傘を忘れてきてたので購入。結構強い日差しの晴天となった。
閉鎖されているエキスポランド(ここにまもなく「パラマウント・リゾート」が出来るわけか)を横目で眺め、券を買って入場。
いきなり太陽の塔が目の前にドカン。

写真を撮りまくる。娘達も興奮気味に携帯でシャッター。
我が家には、僕の幼少時三菱のカラーテレビを買った時の粗品で付いてきた太陽の塔のブロンズ像が健在であり、娘達にもその存在は刷り込まれている。
僕にしてみると、まさに40年ぶりの再会で、おぼろげな記憶ながらも内部にもちゃんと入った筈である。
その後も件のブロンズ像をソフビ人形のゴジラやウルトラマンと戦わせて遊んだほど、幼少時を通じて慣れ親しんだシンボルでもあり、いつか現物に再会したいと思い続けてきたのであった。
万博公園といっても緑は多いが特になにがあるわけでもなさそうである。
児童遊具がある緑地広場の方に廻ってみるが、三女もさすがにその年齢を越したのか遊ぼうとしないので、さらにぐるっと太陽の塔の裏側に回り込む。
いわゆるお祭り広場のあたり。
太陽の塔の背中をバックにまた記念写真を何枚か。
さらに西方面にあるという「ソラード」という空中回廊を目指そうと歩き始めるが、結構距離があることに気付き、強い日差しが体力を奪い始めていたこともあり、この後のことを考え途中で断念。
入場口に引き返し、いったん退場。
駐車場方面に戻り、予定していた大阪ガスのショーホールに併設されている万博記念館を見学することに。
建物も新しく、クーラーもばっちり効いていて涼しい。
2Fの記念館コーナーは当時の出品物や写真で構成されており、こじんまりしたスペースだが、充分に堪能できる。
当時の映像がエンドレスで流れているミニシアターでしばし休憩。
全部の館の当時のスタンプが復刻されているスペースで娘達と全スタンプを押す。
その時は、これが後ほど様々なアクシデントを引き起こす発端となるとは気付かないまま...。
トイレを済ませてから、昼前に館を出て車に乗り込む。
プリントしてきた簡易地図をたよりに大阪市内へ向かう。
おおまかな地図でわかりにくく、最初の時点で取り間違え千里団地方面に行ってしまうが、なんとか道を取り戻し、その後順調に淀川を渡る。
既に時間が昼を廻っていたので、先に昼食を食べようと次に行く予定だった大阪城を後回しにして新世界を目指す。
天神橋筋から松屋町筋をひたすら南下。
通天閣そばにパーキングする予定が満車等でうまく停められずに、結局結構離れた天王寺公園の南側の地下駐車場に回り込んでしまうことに。
とにかく車を停め、公園の中を通り、通天閣方面へ移動。
凄い人出。前回ここへ来たのは、就職する前に学生時代の大阪出身の友人に連れてきてもらった20年ほど前ということになるが、こんなにハデハデしい店があった記憶がまったくない。
昼間から薄ら化粧をして路上でカラオケで唄い踊る路上生活者風のオッチャンオバチャンの姿の印象が強烈で、通天閣を望む道筋には大衆的な串カツ屋が点在しているという程度の記憶だ。通天閣に昇ろうという人も少なく、昇るエレベータの途中から向かいの銭湯の着衣場が丸見えでモンモンの背中のおっちゃんと目が合いそうになってビビったのもいい思い出だ。
まったくイメージが違う。
派手にデコレーションされた大型店舗の串カツ屋が軒を連ね、道筋は人でごった返し、通天閣へ昇るにも長い行列が出来ている。
今回は通天閣を昇るのは最初からパスするつもりだったので、周囲をぐるりと廻ってから適当に店を選んで入ることに。
とにかく串カツを食べると決めていたが、家族連れということもありカウンターのみのディープな(うまそうな)店は避け、ハデハデデコレーションの箱型店舗のひとつ「初代エビス」へ。
串カツを各種30本ぐらい、牛すじネギ焼きそばを大盛りで、それぞれウーロン茶等を注文。
かなり待たされたこともあり、みんな腹が空いていたのか、あっという間に平らげてしまった。
串カツ類はまあ、普通。というか少々不満。
牛すじネギ焼きそばはなかなかうまかった。ソースのドロリ加減と牛すじがマッチ。
わざわざ追加注文した名物というどて焼きはいまひとつ。名古屋の八丁味噌味に慣れてしまっているからかもしれない。
少々物足りなかったので店を出て、たこ焼きを買うことに。
通天閣前の「たこ焼き番長」にて。12個500円と6個300円を購入。
若いお姉ちゃん二人が自分達が昼飯として食べる分の確保を心配しながら焼いており、不安になったが、まあバイトだろう。
あとで調べると昨年オープンしたばかりの店とのこと。
包みを抱えて、また公園を通って駐車場へ戻る。
出発して車の中で食べたけど、なかなか美味。とろり系だね。娘達は満足していた。
北上して大阪城を目指す。
森之宮口の球場そばのタイムズへ停めて、公園内へ。
なかなか城が見えてこない。天守閣へ昇るにはかなり歩かなければならない。
本日ここまでそれなりに歩いているので、結構みんなへばり気味。

頑張って辿り着き、券を買って城へ入場。
先日の松本城とは違い、内部は完全なビル感覚。
エスカレーターでも上れたがとりあえず階段をひいふう言いながら登って天守閣まで。
眺めはいいし、風も涼しいけれど、なんか味気ないなあ。
土産物売り場もあるし。
しかしこの売り場のお姉ちゃんはまさに大阪城の天守閣に住んでるのに匹敵するってことだよなあ、とヘンに感心しつつ、1階ずつ降りながら各階の展示を惰性的に眺める。
最後トイレに入って城外へ出る際、三女が自分の携帯が見あたらないと言い出す。
車に忘れているのだろうと、とりあえず城外へ出て、茶屋でかき氷等を食べて一息つく。
そこへどっかで見た顔が視界に入る。なんと会社の同僚。
名古屋を遠く離れたこんなところでバッタリ会うとはねえ。
再び遠い道をえっちらおっちら駐車場に戻る。
そこへ家で留守番中の母親から相方の携帯へ連絡が。
万博記念館から三女の携帯が落ちていたと家に連絡があったらしい。
どうやらスタンプを押すのに気を取られて、その場に置き去りにしたようだ。
すぐに記念館へ連絡。
5時で展示は終了だが、6時までは人がいるとのこと。
この時すでに5時を廻っていたが、明日は取りに行く時間なぞなく、送ってもらうのもなんだし、なんとか間に合うはずと取りに戻ることに。
この後は、日本橋に取ったホテルに早めにチェックインした後、シャワーでも浴びて、千日前や道頓堀をぶらつこうかと思っていたのだが、まあいいや。落としたことより、見つかっただけでも運がいい、と思うことに。
ホテルにチェックイン時間をずらす連絡をして出発。
ひたすら来た道を戻り、再び吹田方面へ。
予測通り、なんとか6時直前に万博公園へ到着。
まさかもう一度太陽の塔を間近にできるとは。夕陽の太陽の塔を拝む。
携帯を受け取って、同じ道で市内に戻り、難波方面を目指す。千里~大阪間の道に一日で詳しく(笑。
同じ道ではつまらないので、途中から御堂筋へ出る。
観光としては良かったが、道頓堀あたりからやはり渋滞。
日本橋方面に曲がってホテルへ行こうとすると一方通行に阻まれ、難儀する。
それでもやっとホテル前に辿り着くと、駐車場がわからず、相方にフロントへ聞いてきてもらうよう頼むも、安いビジネスホテルだけあって一基しかないエレベーターが混雑していて、2Fのフロントにもなかなか辿り着けない有様。
ここからさらに事態はドタバタの感が増していく。
既に7時を廻っていて、7時半に夕食を予約した店にもすぐ近くではあるが間に合いそうもなく遅れるとTEL。
やっとフロントに場所を聞けたので、人間と荷物を降ろして少し離れた立体駐車場へ。
満車と看板が出ていてビビったが、なんとか停められて、ホテルに戻る。
すると、チェックイン時に予約内容と違うちょっとしたトラブルがあった模様で、フロントは中国人で日本語があまり通じない様子とかで、家族は不安感ありあり。
ま、取るものもとりあえずとにかく夕食へ出発。
お好み焼きの「はつせ」へはホテルから歩いて5分もかからない。
入り口は待ち客で混雑していたが、予約していた甲斐があって当然すぐ座敷に通される。
ここは完全個室制。目の前の鉄板で自分達で焼く仕組みになっている。
注文は備え付けの電話でしろというのだが、受話器を取っても誰も電話にでない。
部屋を出て帳場を見ると、電話に気付かないのか店員が手持ち無沙汰そうにしている。
少し腹を立て注意を喚起すると慌てて注文を取りに来る。その後の対応はまあ悪くなかった。
長女とかもここに来ていろいろあったせいか結構キレ気味になっており、こちらもかなりイラついた状態になり不穏な雰囲気に。
とりあえずそれぞれ注文したお好み焼きを焼く。なかなか焼くのに時間がかかりもどかしい。
想像どおりサイズは小さめだが、それなりに腹が脹れる。
味も悪くはないが、我が母伝来の名古屋風の自家製お好み焼きに親しんだ我々の舌には物足りない部分も残る。
それでも、個室で落ち着いて食事も出来たし、まずはヨシとしよう。
食事が終わったのはほぼ9時。長女と次女が楽しみにしていたアメリカ村へ行くにはもう遅い。
「はつせ」のすぐ裏のNGKをちょっと眺め、よしもとショップをぶらついたりするうちに小雨がパラついてきた。
もう遅いし、雑然とした盛り場の夜の雰囲気に慣れない家族をあちこち引き回すのもなんなので、リクエストがあった、三女がもう落とさないようにと携帯用ストラップや、その他諸々を買おうと道頓堀のドンキホーテだけ目指すことに。
通りがかった千日前や道頓堀はかなりの人混み。

ドンキホーテでストラップを各階、探し回るもなかなか見つからない。
仕方なく、その他の買い物をして1Fのレジへ。そこも混雑。
外を見ると雨が結構激しくなっているので、99円のビニル傘も急遽2本購入。
なんでここに来て雨やねん、夕方から急にツキに見放された感とピークになった疲れでトボトボとホテル方面へ。
しかあし、ツイてないのはこれだけで終わらなかった。
先ほどの「はつせ」を過ぎたあたりで、飲み物でも買っていこうと100円の自販機でジュースを買おうとズボンのポケットを探るも、....サイフがない!
身体のあちこちに手をやるが、どこにもない。
一瞬で青ざめる。
最後にサイフを確認したのはどこか? 焦って記憶を辿る。ホテル出る時に室の暗証番号書いた紙を入れたような。
ということは、持って出た筈...。
「はつせ」で座敷に座った時に落ちたか、と目の前の「はつせ」に飛び込み探してもらうが、ない。
ドンキでスられたかも。とまで考えるが、よくわからない。
これがまた都合良く、千日前の交番が目の前に。
とりあえず遺失物届けをと、飛び込む。相方は取り急ぎクレジットを止めておくと子ども達とホテルへ。
入っている現金はたいしたことがないし諦めもつくが、クレジットカードやら免許証やらのカード類がたくさん入っておりその処理を考えるととてもわずらわしく、がっくりと肩を落としつつ、親切なお巡りさんの質問に答えつつ遺失物届けを出す。
...その途中で、普段履かない短パンの膝下のポケットに、ホテルの部屋の暗証番号の紙が入っているのを発見。
とすると、サイフに入れたというのは記憶違いで、ホテルの部屋へ置き去りにしたか、車に落としたかもしれん、とわずかな希望が湧いてきた。
残りの届出をするのももどかしく、終わると挨拶もそこそこに一目散にホテルへ。
まず、部屋の中にはない。うーむ。じゃ、車をと、時計を見ると11時前。立体駐車場の営業時間ギリギリだ。
再びホテルを出て、走って駐車場に向かい、車を出してもらう。
立体から車が降りてくるのをイライラして待ち、すぐさま運転席側のドアを開けると、シートの尻の部分にサイフがポツリ。
全身の力が抜けるとはこのことか。
助かった。
すぐ相方に電話。家族に不手際を詫びる。
無駄な騒ぎで、夕方来、まったくツイテないことの連続となったが、しかし、遺失届けまで出したサイフがすぐに出てくるとは、やはりこれはむしろツイているというべきなのか。ようわからん。
心底ホッとしてホテル下のローソンでビールを買い、そのままの勢いでフロントにチェックイン時のトラブルをクレーム。
ダメと言われていたことが可能になることをなんとか取り付け、揚々とみんなが集合していた部屋に戻る。
ホッとした表情の面々に、ひとしきりいきさつを話した後、順番に風呂。すっかり遅くなってしまった。
同時に経験者の長女中心で明日のUSJ攻略の計画を簡単に練るが、明確な方針は園を反時計回りにとりあえず廻って行くことと、エキスプレスチケットの使用を午後に廻し、午前中はひたすら並んでチケットで選択しないアトラクションを消化するということぐらい。
明日は混雑が予想され8時過ぎに開場が見込まれるUSJに、当初は1時間前の7時過ぎに到着を考えていたが、どちらにしろ車を停めた立体駐車場が7時にしか開かないことがわかったので出発できない。6時起きの7時過ぎ出発を確認。
宿泊にはバイキング方式の朝食がセットになっていたが、フロントの様子と食堂の広さを見た娘達は消極的な意見が出たので、基本下のローソンで買って行く途中に食べるということに。
そんなこんなで日付が変わる頃、自分も部屋に戻り、シャワーを浴び、『アメトーーク!』の「小杉好き芸人」回を横目で眺めつつビールを飲み、もう一度湯船につかり疲れ切った身体を休め、1時過ぎにベッドに潜り込みぐったり就寝。