TV WATCHING DIARY 一覧

TV的にはこの春は、いろいろ大きな改編があった。
なかなかチェックが追いつかないのだが、ちょっとずつ。

「おもいッきりDON!」日本テレビ系
第一週を録画してざくざくっとサーチ見してみた。(金曜日のみ録画に失敗)
「ラジかるっ」は名古屋では放映されていなかったので、全国放映された特番でしか実際には見たことがないのだが、某サイトでほとんど毎日の概要は何故かチェックしていた。
なので、かなり「ラジかるっ」テイストが残った仕上がりになっていることは想像できるのだが、これを一部、二部に分けてやる意義があまり理解できないなあ。
芸能ニュースもダブってるし、出演者が変わるわけでもない。
中山秀でやりたいのはわかったので、二部は全然別のスタジオ収録にするとかして、レギュラーも変えてやればいいのに。
予算節減のためってことなのか。

「サプライズ」日本テレビ系
午後7時枠の情報番組...なのか? イマイチ番組の性格づけがよくわからない。
初回を見る限りバラエティとしかいいようがなかったが。
番組内容の説明を見て、昔TBSの7時枠でやっていた「ムーブ」みたいなもんかなあ、ととりあえず結論ずけておく。
なんか同じ運命を辿りそうな気がするが。

初回は月曜MCのくりぃむが回すが、各曜日のMC集合SPということで、爆問太田と大竹に手こずるのが見物。
特に大竹まことは、久々にバラエティで暴れているところが見られて良かったなあ。
えなりの喉へのチョップに見られるような、ほぼKY的なまでの暴走がこの人の真骨頂であるね。
周りが引くのも一切お構いなしという。視聴者も引くんだけど。

顔デカイからや

『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系 2月22日放映[中京テレビ3月16日])

『ガキ』は名古屋での放映時間帯に恵まれず、枠移動を繰り返したり、一時は放映されていなかったりしたこともあったりして、なかなか見る習慣がついていなかったりする。
最近は月曜深夜の1時またぎの時間帯。
とりあえず録画しておいて、興味を惹いた企画以外はさくさくっと早送りしつつ見る程度。

今回はFUJIWARA藤本がNSCの学生の質問に対して30分間ひたすら「顔デカイからや」で返し続けるという企画。
事前に情報仕入れていて、面白そうだったのでしっかり見てみたのだが、やはりツラいものがw。
いや、「顔デカイからや」ネタそのものは、割に好きなんだよなあ。特にアメトーークの時は成功例だったと云えよう。

まったく関係のない事柄について、すべて「俺の顔がデカいから」という自虐的なのかなんなのかもはやわからない事柄のせいであると返し続けるというのがこのネタの肝。
ある意味、ムチャブリの度合いを測るようなところもあって、そのフリとの連携プレーで成り立つネタのような気がする。
だから、吉本芸人の鉄壁のパスリレーの中で最高のパフォーマンスが成立する類の笑いだろう。

今回はNSCの学生からの質問が彼ら独自の発想なのか、作家の台本なのか(おそらく後者とは思うが)わからないが、そのリレーが成立していないのでちょっと苦しい。
(唯一成功していたのが、メガネの男が一人「フジモンとグラビアアイドルの関係について」こだわった質問を何度かはさんできたところだろうが、これはちょっと違う切り口になるね。)
頼みの綱のレギュラー陣も脇でクスクス笑いを堪えるのみで最小限のツッコミしかしないからなあ(これは『ガキ』ではいつものことだが)。

やりたかったことはわからないでもないが、あまり成功しているとは思えないってのは、『ガキ』の他の企画でもよくあることなんだけど。

最強ラーメン伝説2

『最強ラーメン伝説2』(テレビ東京系 3月10日放映)
年末に放映された第1弾は録画してあるはずだが、そういえばまだ見てない。
首都圏の店が対象なので、おいそれと食べに行けない身としては、こういう番組は悔しくて見たくない......ということは特になく、楽しく見ることにしているのだが。
ひところに比べるとラーメン番組は少なくなった。
あの頃は一体なんだったのだろう。2時間3時間の特番がシーズンになると連日のように流されていたものだ。
最近では、『VVV6 東京Vシュラン2』や『裸の少年』等でちょくちょくやっているのが見応えがあるぐらいか。
名古屋の店でいえば、まずは『PS』だが、いやとにかく見ますよ、見ますが一頃の面白さはなくなってしまったねえ。ラーメン特集に限らずだけど。

で、この番組。
山岸御大、佐野実、古谷一郎、石神秀幸の4名プラス高田延彦ないし梅宮辰夫という芸能人1名の計5人が、東京の各地区代表(ランキング1位)の店を訪問し、看板メニューを味わい、それが「伝説」に値するか否かを判定するという企画。
3名以上が「参りました」といえば、「伝説のラーメン」に認定されるという。

これがなかなかね、見せるんですよ。
まず審査員の人選がいい。
芸能人枠はまあ一般人の視点ということで考えて、あとの4人はラーメン界でも折り紙つきの人材。
評価そのものが正しいかどうかはともかく、この4人が認めるということにはそれなりのプレミア感が伴う。
アリキリ石井の淡々としたMCぶりもいいね。

ただ、よくわからない基準のランキングは正直不要。
話題の店が「伝説」の看板取得に挑戦!ってことだけでいいように思うのだが。
ま、その分多くの店が紹介されるという役割を果たしてはいるのだけど。

第一弾は「冬の新作ラーメン」という括りでやったみたいだけど、今回はその店を代表するメニューを判定、ということで、かなりガチ度が高い。
誰も「参りました」といわなければ、店の全否定というイメージにも繋がるからね。
でもこの方がオモシロイ。
第3弾、第4弾を期待する。多分やるだろう。

『やりすぎコージー』「売れっ子芸人の相方は今...?」(テレビ東京系 3月9日放映)
先週分はまだ見てないんだけど、後編になるのかな。
ケンコバの元相方っつったら村越周二に決まってるわけで、それをいざ「探しました!」なんて茶番は、他の番組ならいざ知らず『やりすぎ』に似つかわしくないなあ。
まあ企画フォーマット上、承知の上でやってるとは思うのだが。

先週は友近と小島よしおで、小島にはWAGEのメンバーが出てきたらしい。
そういえば、先日「イエヤス」の録画を整理していたら、WAGEが出ていて若き日の小島よしおの姿を見ることができた。

他に今年に入って野生爆弾がレギュラーになってワンコーナーやってるけど、まあ、物珍しいこともあっていまのところ面白い。
果たしてホントに今年ブレイクするのか?

それと「Quick Japan」最新号の「やりすぎコージー特集」第二弾はしっかり楽しめた。
表紙もいいよね。
クイック・ジャパン82

有吉はただいま無敵

相変わらずバラエティ録画が消化しきれない毎日だが、有吉関係の2本を立て続けに見た。

『リンカーン』「リンカーンが大好きだから 説教先生」(TBS系 3月3日放映)
『アメトーーク』「今年が大事芸人09」(テレビ朝日系 3月5日放映)

どちらも昨年、品川に対する「おしゃべりクソ野郎」に発する毒舌あだ名づけで一気に再ブレイクした(本人曰く「おしゃクソバブル」www)有吉がキーマンとして出演している。
『リンカーン』では、ダウンタウンをはじめとする諸先輩芸人にまったく臆することなく毒舌を浴びせかける。
一方『アメトーーク』では、昨年ブレイクした芸人達に混じって自分のブレイクを冷静に分析しつつ、他のブレイク芸人を自身の過去のどん底経験を元に牽制し、徹底的に揶揄する。
どちらでも「あだ名づけ」そのものはほぼ封印しつつ、それでも充分面白い。

『内村プロデュース』に猫男爵として出ていた頃から感じていたのは、彼が芸人や芸人の世界が本当に好きなんだろうなあということ。
だから猿岩石でのブレイクから転落、どん底を味わい、相方と別れても芸人を続けてきたんだろうなあと思う次第。
彼の今の毒舌芸は、自己卑下の裏返しであり、そうした芸人への深い愛情に裏打ちされたものであろう。
それでも言ってることは失礼極まりないことに違いはないのだが。
表層的にはまったくエクスキューズのない徹底的な失礼さ加減というところがミソであり、それでいて先に述べたような背景が少し垣間見えると安心できる。

『キミハブレイク THE MONOMANE』(TBS系 12月9日放映)
今回はウンナン司会でのモノマネネタ番組。
モノマネネタをショートネタ形式でテンポ良く見せる。
こういう形だとある程度「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権 」と被ってしまうのは致し方ないことかとも思うけども、それでも何組かの新しい発見があった。
特にラジバンダリでお馴染みダブルダッチ西井のフット岩尾や渡辺篤史はなかなか秀逸であった。
他に印象に残ったのは、グラップラーたかしの藤岡弘、とボビーオロゴン。
あと、先週のイロモネアでも存在感を出していたウクレレえいじの佐野元春(笑。
いろんな部門に分かれていたのだが、動物部門が一番何も考えずに大笑いできたかな。

『やりすぎコージー 松竹帝国の逆襲』(テレビ東京系 12月8日放映)
最近勢いに乗ってる松竹芸能芸人の特集。
ますおか、TKO、有野、安田大サーカスの自虐的雛壇トークがMC陣今田東野ジュニアとがっぷり四つに組んで実にオモロイひととき。
松竹芸人特集としてはひとあし先に『アメトーーク』や『ジャイケルマクソン』でもやっており、いくつかネタは被っているものの、鉄板ネタ多し。
若手芸人セレクションでも注目芸人のネタが続々登場。
かみじょうたけし、ビーグル38、アイヒマンスタンダードは既にマイお気に入り芸人だ。
オセロにクリソツのジェシカは今後どんな展開になるやら。
他にだいなお、マッチポンプ、なすなかにし、ダブルダッチ、ドラハッパー、みょーちゃんなど。
ただしカラテカ入江による松竹芸能本社探訪の時間は余分。

『イロモネア』(TBS系 11月8日放映)
コンビ芸人でもピンで挑戦するという企画の「ピンモネア」だそうで、先週のサバイバルSPといい、ちょっと企画イジリすぎでは。
そんなに「イロモネア」形式がまだ飽きられてるとも思えないんだけどなあ。
挑戦者は、バナナマン日村、麒麟川島、TIMレッド、トータル大村、トータル藤田、友近、ホリ。
あんまり記憶に残ってないなあ。友近の相変わらずのハートの強さのみ印象深い。
あと川島の自転車のカギ(笑。

『めちゃイケ』(フジ系 11月8日放映)
「寒イイ話」と「中かま騒ぎ」後編。
両方とも人気番組のパロディで芸人暴露話をするという企画じゃん。
でもこれが面白いんだからしょうがない。
今回は控えめながら、鉄壁吉本フォーメーションの中でも品川のフォローツッコミはやはり光るなあ。フジモンもなくてはならない。

『新しい波16』(フジ系)
「なみいろ」と略すらしい。
名古屋では遅れ放映だと思うけど、初回から2週分まとめて見てみた。
といっても初回は、番組紹介みたいな感じで、『めちゃイケ』を産んだ『波』、『はねトび』を産んだ『波8』の歴史を振り返っていたが、僕は結局両方とも見てないねえ。名古屋でもやっていたのかなあ。
だから『とぶくすり』?『めちゃモテ』?『めちゃイケ』の流れに当初全然ついていけなかったんだよなあ。
『はねトび』はネットのおかげで割と初期に気づけたんだけど。
で、2週目からが本番で、TV初登場という23才のコンビ、バース。
4本のコントがあったが、面白い部分もいくつかはあったけどメリハリに欠け、キャラが弱いのが痛い。
少なくともこの時点では素材のまんまという感じ。
このレベルだと真剣に見続けるのはツライなあ。次回以降はどうだろう。

TBS系でこの秋始まったバラエティ2本が、なかなかスキャンダラスだ。

「キミハブレイク」(火曜19:56?)
90年代初頭の大橋巨泉の『ギミア・ぶれいく』の後継番組とうそぶく2時間バラエティ。
テリー伊藤、鈴木おさむ、加藤シルビアの三人がMC。
毎週違う企画を送る初回は伝家の宝刀「徳川埋蔵金」。2回目はショートネタブームに対抗したロングネタ番組、3回目はダイエットもので、4回目の今週が爆笑問題司会の「失敗者のタメになる話」
企画自体は収録、MCの出演は生放送という構成。
今回の目玉はなんといっても泰葉。
爆問司会の収録部分でも大暴れの上、この時期、タイミングで生放送部分にも出演というハラハラ感。
前者では大竹まこと、後者ではテリー伊藤という泰葉と旧知の間柄の介添役がいて、なんとか救われるかと思われたが、ラストのボロボロの唄と生放送終了間際に「パパー!」と叫んだメッセージを見て、やっぱツライものがあったなあ。
あんまり見ちゃいけない感、が残るのよ。

「悪魔の契約にサイン」(水曜 19:56?)
加藤浩次司会で、マツコ・デラックスと小池栄子が脇を固めるチャレンジバラエティ。
まあ「電波少年」的なノリに「ガチンコ」とかのTBSテイストを振りかけた感じといえばいいのか。
で、今回はデンジャラスのノッチが、最近の持ち芸であるオバマのモノマネ(?)の公認を得に、大統領選挙戦まっただ中のアメリカにオバマ本人に会いに行くという企画。
放映日が、オバマが勝利宣言をした当日ということでまさに絶妙のタイミング。
ロケ内容も、たっぷりの緊迫感を含みながらしっかりと結果を残したものとなっており、なかなか見応えがあった。
いやー、これはノッチ、ブレイクだわ。

TVをまったく見てないわけではないのだけど、TV WATCHING DIARYがなかなか書けないね。
というのも、書くために見るという姿勢に陥りがちなので、それはなんともどうもなあ、と。
ブログのネタのために趣味を続ける、という本末転倒じみた事態は、既にラーメンという例で進行中なので、さらにそうしたことを増やしてもなあと思う。
ま、ラーメンの場合も行き過ぎないように気をつけてはいるのだけどね。

てことで、気が向いたときにボツボツと。
秋の新番組で、いまのところオオッってのがないんだよなあ。
「悪魔の契約にサイン」はちょっと気になるのだが、初回見逃したので、次回は見てみよう。
あと、新番組じゃないけど、浜田と東野の大阪ローカルぶらぶら番組「ごぶごぶ」が突如名古屋でも放送開始。
しかも、大阪では月一回放映の筈だが、初回に遡って毎週水曜深夜枠で放映。
おかげで「あらびき団」が木曜に追い出され、しかも2週遅れとな。
しかしながら「ごぶごぶ」放映開始そのものは歓迎。おもろい。

『やりすぎコージー』(テレビ東京系 10月13日放映)
今週からゴールデンタイム昇格。
え、生なんだこれ。まさか毎週じゃないよね。
最初ちょっと見逃したので後でチェックするけども、ところどころグダグダの展開w。
雛壇に芸人多すぎるし。しかも中堅どころ。
まあ、お祭りだと思って苦笑しておきましょう。
それなりに楽しんだし。
今田の最後の言葉は「2時間すみませんでしたー」w。

『爆笑レッドカーペット 3時間満点コラボ祭り』(フジテレビ系 10月8日放映)
半年間の放映延長決定はまあ、当然でしょう。
ヒットしたから延ばしたということだけじゃなく、ここで打ち切るのはいろんな意味で責任放棄ともいえるんじゃないでしょかね。
あと半年の間に、受け皿を用意してね。(って、『スリーシアター』ってちゃんとした受け皿をまずひとつ作っててエラいのだけど)。

さて番組は、さすが3時間越えは長すぎてなんだか覚えてないですなあ、いろいろ。
フットの人魚ネタは彼らの本来の持ち味が出てて興味深かったなあ。
あとは、ナイツが絶好調であることとか、ザ・パンチはまだいけるってこととか。

そろそろなんだか「中笑い」「大笑い」「満点大笑い」にもう少し正当性を受け取りたくなってきたよ、個人的には。

このページの上部へ

姉妹サイト

シネマエレキング
映画観た記録をだらだらと。

サイト内検索

最近のコメント

Powered by Movable Type 5.12