新潮社の「yom yom」 の第2号、やっぱり買ってしまってちらちら読んでいる。
この手の文芸誌を買って、一冊まるっと読むなんてことは、かってなかったことだが、第1号ではそれをしてしまった。
速読の練習をしていたときに重なったということもあるのだが(結局、速読らしい速読はできていないが)、雑誌全体が割に均質なトーンで作られているし、組版も読みやすさありきで組まれているので、つっかえずにつるつると読める。
手に持った感じもいい。
重さ、頁の開き具合、表紙のつや。
良く考えられていると思う。
1号2号ともに書いている阿川佐和子と大島真寿美がいい。
川上弘美もいつもながらと云いたいところだが、ちょっと新境地っぽい感じでよろしい。
季刊という、少し忘れた頃に出る感じもよい。
680円という値段も申し分なし。
この感じでいってくらさい。