新潮文庫の100冊のアロハブックカバーが欲しかったので買っておいた本のうちの一冊。
もちろん未読で、学生時代はあらすじを読んでまったく興味がわかず、退屈な話に違いないからできれば読まずに済ませたいとまで考えていた作品なのだが、こうしたモノも近年は読んでみようという気持ちになっている。
で、読んでみて、んー、昔の自分の直感は正しかったというべきか。
少なくとも僕にとってはあまり必要のない小説。
ひとつ思ったのは、これ、ラストって「車輪」に押しつぶされた結末なのかね。
それまでの流れとはちょっと違ったオチのつき方で意外だったんだけど。
いや、結末自体は予測通りというか知って読んでたのだけど、そこに至る流れがね。
まあ、いいけど。
訳文のリズムも悪くて、とにかく退屈でした。
『車輪の下』ヘッセ
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