書名で惹き付けられるタイプの本で、ほう、どれどれと手に取ってみたくなる。
パラパラめくると「100円ショップ」「ケータイの料金体系」「安売りDVD」等、身近な話題が集められており親しみやすい。
それでいてさほど軽薄でもなさそうな雰囲気につられて買ってしまう。
果たして「コスト」をキーワードに経済の仕組みを説いたマジメな本であった。
それでいて図版含めて極めてわかりやすく書かれており、経済オンチの自分などでも十分楽しめた。
生活に密着したそうした話題はもとより、「所得格差」よりも「資産格差」の方が重大な問題であると主張する「経済格差」に関する考察も非常に興味深かった。
売れてるみたいだし、なかなか良書じゃないでしょーか。
そろそろ進路を考えなければならない長女にも、選択肢の一部として読ませてみたくなったり。
『スタバではグランデを買え! 』吉本 佳生
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Comments [4]
ケダさん
図書館にないので、どうしたものかと考えていましたが、そうですか、おもしろいですか、じゃあ……と思って、コンビニ決済できるからという理由で使っているbk1で検索したら、なぜか出てこないのでした! amazonにはもちろんあるんですが。とりあえず、図書館に行く途中の本屋で立ち読みしてみようっと(あるといいけど)。
elekingさん
図書館だと予約しないとずっと貸出中でしょーかね。
タイトルほど浮ついた感じのない本でしたよ。
一読を。
ケダさん
今日、やっと図書館で『ラーメンの真髄』を借りてきました。わたしの後にも予約が入っていて、2週間しか借りられません(笑)。
スタバでは……は無事、bk1で注文できました。近日中に届くはず。楽しみです。
elekingさん
やっぱベストセラーになっちゃってますね。
タイトルの勝利なんでしょうなあ。
読まれましたら、感想をお聞かせください?。